こちらは、個人の方の御協力を頂いて収集した戦争体験記集及び
私自身が調べ、収集した自費出版・共同出版等関連の戦争体験記です。
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『千人針』 |
著者 |
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森 南海子 |
発行者 |
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冨田耕作 |
発行所 |
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株式会社情報センター出版局 |
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東京都新宿区四谷 |
印刷 |
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萩原印刷所 |
発行日 |
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昭和60年9月7日第1刷発行 |
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価格 |
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定価980円(発行当時) |
頁数 |
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254頁 |
装丁 |
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亀海昌次 |
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目次 |
まえがき |
十八歳の針目 |
密告 |
黙約 |
ある空白 |
農夫 |
8月15日の風景 |
お父さん |
夢 |
自衛隊 |
母の遺言 |
透明な女の言葉 |
男たち@―故郷 |
男たちA―逃亡 |
千人針ノート
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貴重なお話をありがとうございます |
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ご近所の方にもお世話になりました |
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わざわざお持ちくださいまして・・・ |
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千人針もいろいろでした |
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「私の持っている千人針は・・・」のお話は・・・ |
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千人針に「祈り」を託した方々からは |
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今は母の心、母の形見の千人針 |
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”お願い”をきいてください |
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各地の各新聞社の方々へ |
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あとがきにかえて |
*注意
1.
こちらの本は、私が古書店にて購入して手に入れたものです。
内容は
表表紙の折裏より著者の言葉
『兵士たちは国によって送り出されましたが、国は彼らの無事生還をどれほどに祈ったというのでしょうか。国は靖国神社で彼らの”還り”を待った・・・・私にはそんな気がしてならぬのです。
無事を念じたのは故郷の人々であったのです。
ただ「生還」を念じに念じた針目が千人針であったのです。
千人針―それは縫ってはならぬ一針一針であったのです。』
著者は服飾デザイナーです。彼女がなぜ、戦争中の千人針にこだわり、収集を始めたのでしょうか?はじめは単なるコレクターであったものが、何枚もの千人針に触れていくことにより、彼女はその針目の中に感じるものがあることに気が付きました。そして、千人針を持っていた人びとに会い、話を聞くことによってあの戦争の実態を浮かび上がらせようとしたのではないでしょうか。
著者は本書の「まえがき」内にこう記しています。
『(前略)昭和40年代後半、やっと私は私なりの形で自分を振り返る時間を得たのです。私は先人の手仕事を訪ね、古い野良着の持つ情愛のこもった一針一針に心をとめはじめたのです。―そして、千人針に出会うのです。それもはじめは各地の風習のちがいを調べようとしたのです。ですからはじめは千人針コレクターであったのです。(中略) しかし、一枚一枚の千人針に手で触れ、眺め、感じ、今日まで残されねばならなかったその理由をさぐりはじめましたとき、私はその針目の中に、女たちの男への囁き、誓い、約束といった”言葉”が縫い綴られているのを感じはじめたのです。その針目の中に宿されている女の想いは容易ならざる重さを持っているらしい―そのことに気づきました私は、同時に、それを贈られた男たちのかなしみや淋しさにも触れたのでした。千人針の針目は布と布をつなぐためのものではなく「祈り」でした。それなら女たちは何を祈り、男たちはそれをどう受け止めたかを解き明かさねばなりません。 以下略。』
こうして、森さんの全国・そしてバンコックへの旅がはじまりました。
(文責 管理人)
2.
こちらのものは、私の資料として集めた物です。
だいぶ以前の発行ですので、お求めは難しいと思います。図書館や古書店にお問い合わせください。
3.
今後出来る限り上記の資料の本文をご紹介できるようにしていきたいと思います。それには発行者・著者の方の許可が不可欠ですので、すべては無理かもしれませんが可能な限り、許可を頂いたものを載せていこうと思います。
4.
本の内容紹介で本の表紙を掲載しておりますが、これは私が皆様に情報提供する場合に、少しでも詳しく知っていただくために私の所蔵しております本の表紙から写しております。本来なら全ての発行者及び著者の方に許可を頂かなければいけないと思いますが、出来る限り本の詳しい情報をお伝えしたいという私の考えから現在のところ許可を頂かずに掲載をしております。但し、本の発行所・発行者・編集者・著者・印刷所・発行年月・ページ数・表紙題字揮毫者・イラスト作者等その本に関してわかる限りのデーターを掲載するように注意しております。本の表紙写真のみの掲載はしておりません。
もし、著作権等の問題で表紙写真の掲載は不可の作品がございましたら、ご連絡いただければ対応いたします。
自費出版及びそれに近い発行の本のため、通常情報をなかなか得られない事が多いので、どんなものであるかを視覚的にもお伝えしたいと私は考えております。関係者様各位のご了解・ご協力をいただければ幸いです。
戦争関連の自費出版、手記の情報を求めています。
どんな事でも良いです。
ご連絡ください。
こちらへ take916@ca.thn.ne.jpどうぞ
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