戦争体験記　「玉砕しなかった兵士の手記」　横田正平著

表紙写真を追加しました。

『玉砕しなかった兵士の手記』

著者	横田正平
装幀者	平野甲賀
発行者	加瀬昌男
発行日	１９８８年７月３１日　第１刷発行
	１９８８年８月２０日　第３刷発行
発行所	株式会社　草思社
	東京都渋谷区神宮前４－２６－２６（発行当時）
印刷所	壮光舎
製本所	大口製本
ページ	３５７ページ
本体価格	定価１８００円
ＩＳＢＮ	４－７９４２－０３１２－８

※グアム島で師団の総攻撃を前に米軍に投降した一兵士の沈着な眼が描き出した、激戦地における日本軍の定見なき戦闘と兵士の生活。（帯の解説より）

満州

落馬、現地除隊、馬から開放される、九九式小銃、防諜週間、防諜検査、動員演習、私物整理、畏友・森岡昌利、将校当番も千鳥足で兵営を出ていった、黄金のお花畑、釜山には故国のにおいがあった

黒い海

蚕棚、どろぼう市、初年兵「水田」、南の地図、対潜警戒、崎戸丸、２月２９日退船、醤油樽、ああ、堂々の輸送船……、弱いものから順に死ぬのだ、将校だろうがなんだろうが、軍旗、銃を捨てろ、輸送船一撃沈、駆逐艦はどこに？、駆逐艦は行ってしまった、友の屍と二人いる静けさ、縄梯子、、まだ海に一人いた、おれの金を取ったろう

サイパン

裸足で上るサイパンの港、チャランカ国民学校、もう始まった、びんた、将校室のさつま芋、邦人のもてなし、タロホホへ軽便移動、高原の別荘、民家訪問、バナナは色付いたが・・・・・・、２４時間制の時計、「かんぶし」、ターザンは姉のほうさ、タピオカ婆さん、とうがらしの赤さ、夜盗命令、煙草と飯、（揚陸作業、）、歩兵さんはうぶだよ、地下足袋が泳いでいる、サイパンの砂糖をサイパンに揚げる、お便所へでもいらっしゃるのかしら、貴公子現る、８月になれば中尉だ、軍歌演習、炊事、空襲警報、送金、まだしぶとく生きている、最後の晩餐淡白中隊宣言、また海を渡らなくてはならない、３立方メートルと３メートル立法、救命胴衣

大宮島（グアム島）

赤児の寝台、６月１５日敵艦隊現る、記念品、われに２７０００機あり、幹部の酒宴、サイパン逆上陸、太平洋の防波堤、腐った魚のように、ぜひサイパンへ行かせていただきたい、白浜の別荘、色あせた紅しょうが、業務としての艦砲射撃、鶏舎の建造、サイパン玉砕を聞く、敵は上陸すまい、牛殺し、最後の酒はそうして消えた、掘る移るまた掘る、弾と米は分散された、米軍上陸前夜、監視哨、

青葉山

青葉山へ早く行け、はじめて見る皇軍敗走の跡、砲のない砲兵、死ぬなら水のほとりで、その日から米がない、ひとつ御馳走してくれんか、藁の小屋がけ、戦場の迷子、マリアナは見捨てられたのだ、誰のために？、おれが死んだあとは？、戦後の世界、二人は壁をとび越えた、捕虜、殺すだろうか？、殺されてももともとだ、脱出計画、友軍の位置、踏みきれない、脱走、夜が白んできた、チャムロと日本兵捕虜、山奥で殺すのだろう、敵の本性、中隊の兵隊が入ってきた、Pain？No　Pain、胸焼けする捕虜、クェゼリン、ツー・マッチ・イート、友軍の潜水艦、サンシャイン、

ハワイ　

ツラギ・キャムプ、番兵、煙草、働く

あとがき

太平洋戦争年表紙・マリアナ攻防戦関係年表

注意
１．こちらの本は、古書店で私が買い求めたものです。
また、書籍情報も当時のものをそのまま掲載しておりますので、ご注意ください。

２．
こちらのものは、私の資料として集めた物です。

３．
今後出来る限り上記の資料の本文をご紹介できるようにしていきたいと思います。それには発行者・著者の方の許可が不可欠ですので、すべては無理かもしれませんが可能な限り、許可を頂いたものを載せていこうと思います。

４．
本の内容紹介で本の表紙を掲載しておりますが、これは私が皆様に情報提供する場合に、少しでも詳しく知っていただくために私の所蔵しております本の表紙から写しております。本来なら全ての発行者及び著者の方に許可を頂かなければいけないと思いますが、出来る限り本の詳しい情報をお伝えしたいという私の考えから現在のところ許可を頂かずに掲載をしております。但し、本の発行所・発行者・編集者・著者・印刷所・発行年月・ページ数・表紙題字揮毫者・イラスト作者等その本に関してわかる限りのデーターを掲載するように注意しております。本の表紙写真のみの掲載はしておりません。
もし、著作権等の問題で表紙写真の掲載は不可の作品がございましたら、ご連絡いただければ対応いたします。
通常情報をなかなか得られない事が多いので、どんなものであるかを視覚的にもお伝えしたいと私は考えております。関係者様各位のご了解・ご協力をいただければ幸いです。