のたうつ皇軍の末路 |
先陣の果てる日 |
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詔書かデマか、生の否定、”国賊”とは何か、終止符、2万人の熱涙 |
蓮の離宮 |
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揺れる蓮の花、兵だけの時間、白面の青年下士官、解かれた警戒心、軟禁の悲哀、情報盲目の集団、出発命令 |
歴史はめぐる |
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長谷川隊長の指揮下で、ずぶぬれの露営、日本人は紙の体か、その名も平泉、老爺(ラオイエ) |
軍規よみがえる |
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貨車輸送、無気味な予感、病死、埋葬、堕落した階級日本 |
貨車は北へ行く |
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衰弱、絶望、軍足の白米、草むす屍、鉄のカーテンをくぐる、モンゴルへの入国、 |
赤い勇士の絆 |
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駱駝の悲哀、モンゴルの首都、美食と自治、体力と権力の復活、就労準備、 |
生きて虜囚の身となる |
ノルマへの道 |
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コンビナート収容所、ほのぼのとした長谷川隊、見習い労働、帰国は絶望か、 |
しのびよる飢えと過労 |
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食糧不足、ノルマ地獄、 |
吉村隊長の登場 |
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再び現れた吉村、硬骨漢・吉村、民主的な吉村隊、ヤポン・サムライ、ノルマ優先の思想、 |
君子豹変 |
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モンゴルの悪代官、古武士・長谷川、救いのない情報、人間愛に泣く、最初の抵抗、ショロンのはじまり、処罰権の乱用、悪徳の伝播、吉村の試練、孤独という危機、転向、ひび割れる断層、 |
筏は流れる |
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釣り餌、無理難題、第二の抵抗、 |
防波堤は崩れた |
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圧迫、同朋を売る?分裂統治、小豆ばかりで三か月、第三の抵抗、惨めな分裂、悪者に権力、権力者の恥知らず、対抗好みの民族性、 |
モンゴルのあだ花と吉村天皇 |
独裁者を育てる |
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純粋というもろさ、欲望に限界はない、じゃま者は去ったが・・・・・、独裁者への道、安易な妥協、 |
さらし罰 |
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逃亡者、死の恐怖、親分子分の原型、”生への決断”、連座式屋外留置、飢え迫れば鬼気迫る、”蒙古スルメ”、 |
赤軍の垢 |
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天の救い、独善の論理、 |
弱い善人と側近 |
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サイン・アジル(よき労働)、労働者の国、野外作業はじまる、民族の恥、幸福は長く続かない、誰のための勇気か、勇名の報い、善人の追求、 |
危機 |
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自律自治のできる文明人?、独善の論理、 |
民族の中の断層 |
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吉村天皇、分裂した思想、正月興行、民族の十字架、 |
独裁命令”暁に祈る” |
処罰”屋外留置” |
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小ナポレオン、進言、屋外留置、 |
死の三月ノルマ |
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所長と隊長、作戦命令の感覚、山形改まる、暁に祈った人々、 |
夏再びめぐり来る |
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逆説法、ヒューマニズム、小康と慣れ、 |
火の手 |
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面従腹背、権力の末路、 |
帰国命令 |
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回国(ホイクオ)、別離、バイャルッタイ(ごきげんよう)、 |
回想 |
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生きていた人々、開発途上の秘境?、 |
力にたよる民族の宿業 |
シベリアの荒神山 |
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あいさつに来い!、顔を貸せ!、果たし状、荒神山・ヤポン、 |
力は交替する |
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仕返し・ヤポン、対等の人間関係、人民裁判、詰問、 |
函館の山 |
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日本海の塩水、法治国の喜び、生きていた役得ニッポン、 |
変わった祖国・変わらぬ祖国 |
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いやな日本人、拍手を忘れた感激、人権は守った、冷たい祖国、 |
喚問と裁判 |
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参議院の喚問、死の抗議、民族の恥部、 |
思想の吉村隊 |
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新聞の批判、まつろわぬ者、好朋友(ハオポンヨウ)、 |
あとがき |