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『嗚呼シベリア抑留記 平和への祈りを込めて』
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著者 廣瀬英美さん
和歌山県日高郡龍神村柳瀬1156
TEL0739−78−0936
発行 平成10年6月
印刷 紀伊民報社
和歌山県田辺市秋津町100
TEL0739−22−7171
本体価格 1200円
131頁
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目次
発刊にあたって 龍神村長 古久保治一さん
シベリアの空の下で
敗戦余話牡丹江哀愁
吹雪の夜の脱走
続・シベリアの空の下で
シベリア荒野の痛恨
地獄の走馬灯
食料倉庫のネズミの味
忍耐と望郷の日々
死霊の門
母の手紙
キノコ中毒生死の境をさまよう
東京ダモイ
あとがき
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最近、シベリア抑留体験記を2冊読む機会がありました。その内の1冊が本書です。
そしてどちらも苦難の連続の中で、ただ日本に帰りたい一心で1日1日を生きて行く
という、読んでいても目頭が熱くなる場面ばかりでした。
私のように日本で、しかも比較的温暖な静岡県に生まれてからずっと暮らしている
ものにとっては、想像できない寒さと飢えの記録は、戦争が引き起こした悲惨な出来
事の中でもひどい方だと思います。
日本人と日本人、日本人とロシア人という関係からさまざまな出来事があったはず
です。それを一つ一つ記していく著者の感慨やいかにと思います。ダモイを信じなが
ら死んでいった戦友達の悲哀を切々と述べています。本当に胸が痛くなります。ぜひ
若い方に読んで欲しいと思います。
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注意
1.こちらは、自費出版センターBOOKギャラリー上六さんより『本の渡り鳥』システ
ムにより送って頂いた冊子の紹介です。
自費出版センターBOOKギャラリー上六
〒543−0021
大阪市天王寺区東高津町5−17
TEL06−6768−4600 FAX06−6768−4354
2.こちらの本は、廣瀬英美さんが自費出版した物です。
もしどうしても読んでみたい方は、上記の自費出版センターさんか紀伊民報社
さんにお問合せください。
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