目次 |
巻頭写真
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避難民村命名、ポスターによる宣伝活動、コレヒドールを攻撃する日本軍、日本軍陣地の砲列、破壊された高射機関砲の残骸、歓声にわくマニラ在留邦人、尾崎士郎氏と石坂洋次郎氏、エスコルタ街近くの街頭にて、筆者の誕生日を祝うサンチャゴ一家、炎上するマニラ市、小休止する米比軍の捕虜、コレヒドール陥落後の日本軍と捕虜 |
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”太平洋戦争”開戦近し
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戦争の前夜祭、徴用令書の甲・乙・丙・丁、井伏鱒二の楽観説、言外に洩らす訣別の心、妙な区長の挨拶、打って変わった表情、うまく逃れたハッちゃん、封じられた徴用忌避、無蓋トラックに乗せられて、凍った折詰弁当、一喜一憂の表情、やっと電話連絡を、いよいよ出発命令、”私役”に口惜しがる今ちゃん、誤って青春に伍す、囚人列車さながらの車で、列車には西に進むが・・・・、雪隠の中の奇蹟、思わぬ盛んな訣別の酒宴 |
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出征航路
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宇品港から鹿島立ち、徴用船とは、上等兵に叱られる、たのしい『兵隊演芸大会』、眸に残る少年航空兵、寺内大将にあわせろ!、基隆に上陸して、客膳でたのしい一杯、命はもらった、ジャンクを眺めて、陰鬱な洋上生活 |
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宣戦布告
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宣戦の朝、正攻法作戦によって、田中・菅野先遣支隊の勇戦、戦機・愈々熟して、酒罎が”奇蹟”となる、大輸送船団は進む |
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リンガエン湾・敵前上陸
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リンガエン湾に上陸、バウアンの第一夜、最初の宣撫行、椰子の水、旌を眺めて、戦局は有利に展開、ビナロナンでの年の瀬、大晦日の夜、陣中の元旦、元旦の朝ホーデンくらべ、マニラへマニラへ!、ベビューホテルを宿舎に、土橋兵団の転用と暗影、物価の安いマニラ、ジョニー・ウォーカーの山 |
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戦雲たなびくバタアン半島
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バタアン戦線に出動する、デナルピアンにて、ヘルモサの戦線にて塹壕の中で莨一服、塹壕の詩、サンフェルナンド野戦病院にて、病床と前線、マニラに後送される、平岡兵站病院に入院、幽かな「戦陣訓」の声、また別の患者について、勝屋報道部長の見舞、比島赤十字会婦人の見舞、突如退院を許される、退院の祝杯を、アルハンブラ・ホテルで、パサイのとある酒場へ、望月少尉と大塚准尉のこと、第二次徴用員が来る、葦平ビフテキをパクつく、コレヒドール攻撃激化する |
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バタアン総攻撃
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バタアン総攻撃の準備なる、マッカーサー豪州に脱出す、待望の”総攻撃”の火蓋切られる!、バタアンの激戦、尾崎士郎の名即興句、形容できぬ凄愴な白兵戦、破竹の進撃をする各部隊、迷路難行、バタアン遂に落つ、”死の行進”とは・・・・・、不安に包まれた俘虜輸送、本間中将の救助方配慮、美しい本間雅晴の眸、和製オート・ミールをつくる、一見平穏をとりもどした町 |
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魔の島・コレヒドール島
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魔の島・コレヒドール島、コレヒドール島を仰ぎて、”敵前上陸”の命令下る!、敵前上陸・敢行す、「勅語」が下る、バタアン・コレヒドール攻略祝賀観兵式 |
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一応、小康状態を保つ比島
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寺内大将比島に来る、天佑神慮ではありませんか?、ホーデンをしばられる、尾崎士郎の”道オンチ”、異国の友情、松竹慰問団の来比、帰還の希望がわく、いろんな現象が起こる、勝屋部長に転任命令、士郎マニラを去る、ベビュー・ホテルの窓から、ノンキな生活をしながら、美女を救う一幕 |
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故国日本へ
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輸送司令官を命じられる、マニラ港を出帆す、突如、潜水艦現る、高雄に入港する、故国日本へ、博多で第一夜を迎える、神戸港へ、東京駅頭にて、船団やっと日本へ |
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戦後の友情
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ああ・懐かしいサンチャゴ一家よ、「日比友愛の碑」建立について |
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むすびのことば |