『ビルマ反乱軍からの脱出』
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著者名 武田 裕
発行社(者) しんふくい出版
印刷所名 ワープロセンターホープ
サイズ 四六判 ページ数 243
発行年月 1998年8月15日 分類: (02)
定価 2000円 税別 送料 実費
申込先 武田 裕
申込先住所 874-0947 別府市浜脇1丁目7-13
申込先電話 0977-25-8933 FAX
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<内容紹介>
部隊は屍を残しながら前進するので、それを道しるべにたどれば迷うことはない。自爆した死体のはみだした内臓にハエ・ウジが群がっている。白骨化したもの、腐敗を始めたもの、積み重なっているのは戦友がしたのではない。死に場所を求めて自らが群がったのだ。
道端に座っている者、寝ている者のそばを通ると、細い声で「何か食べ物をください」という。彼らの体からは生きながら死臭が漂った。全山、屍の山といっても言い過ぎではなかった。死体は三日で白骨になる。彼らもやがては人間の姿ではなくなる。しかし、私にはなんの感情も湧かなかった。
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*本記事は「自費出版ホームページ」(http://www.mmjp.or.jp/JSHOME/)さんの
分類02 個人誌部門 book0699より転載しております。
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