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『いま「記憶の証言」送ります あの日8月15日』 |
編集 自分史かわら版編集室
発行者 永野和宏
発行所 株式会社飛鳥 出版室
発行年月 昭和63年7月7日
印刷 株式会社飛鳥
265頁
本体価格 980円
ISBN 488255−004−0 |
目次
発刊にあたって 永野和宏
さようなら、北朝鮮 北村ゆり
「ノンちゃんの夢」と私 広谷喜十郎
悲しみとひもじさの記憶 吉良川文張
入道雲のもとで 小椋克己
宇佐から越知まで歩く 田村和子
十代、わが青春 坂本美智子
佐川高女の生徒と私 坂口智恵
戦時中の通勤 明神住衛
「わが心の記」 甲藤将恵
戦中、戦後の一風景 大井滝男
「四坪の小屋」の生活 山崎梅猪
戦争中の私のくらし 山崎良子
ニューギニヤで戦死した従弟の話 刈谷静木
私達の終戦記念日 松下花子
思いでの生活 安岡清子
私の青春 青木修子
食糧不足に苦しむ 植 季重
「生と死」からの叫び 盛田盛行
オホーツク海の見える丘 高崎元尚
野戦、暗戦の記憶 藤田常義
生地獄の引揚列車 坂東 充
二等兵の陣中日記 松山豊茂
まぶしく見えた安芸の町 佐藤省三
戦争が終わったらしい 高橋祥一郎
死線を踏みしめて 井上孝子
戦争は絶対に許さんぜよ 小松幸子
編集を終えて 飛鳥出版室
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私の書評
26人の方の昭和20年8月15日がどんな意味をもち、そしてどんな人生を歩んだのかという自分史をまとめたものです。あの時代を生きた皆さんの体験記は、戦争は戦場だけではなかったんだという声そのものです。家族の大黒柱である夫が軍隊にとられ、小さな子供や年の多い両親を抱えて生活を支えてきた妻達の悲痛な叫びがここにはあります。ある人は終戦を境に夫と別れ、ある人は終戦後の厳しい生活の中で夫を失うというさまざまな人生模様が切々と綴られています。そして当時青春時代を迎えた若き人達の率直な気持ちも貴重な証言だと思います。8月15日とは、当時の人達にとってどういう日だったのでしょうか? その日を知らない私達世代にとってその記録は、どういう意義があるのでしょうか。決して無駄にしてはいけない記録(証言)なのです。私達が今平和な生活をおくれるのは、あの戦争で亡くなった人達の尊い犠牲と、どん底の生活のなかで生きてきた人達の血のにじむ努力によってあるのだと思います。それを念頭にして平和という言葉を語らなくてはならないと思います。二度と過ちは繰り返してはならないのです。
私は戦争の真実の記録は、永遠に残していかなければいけないと思います。
最後にこの本を編集された飛鳥出版室さんの ”編集を終えて” の中から次の言葉を引用させて頂きます。
「ここに収録致しました26編の貴重な戦争体験記が、子や孫に継がれ、再び戦争を起こさせないための平和の灯となることを願ってやみません。』 |
本の帯の解説よりあの惨事、戦争。いま『記憶の証言』として26人が自分を裸にして「あの日8月15日」を切々と綴る。もう秘密にしておけなくなった。 |
申込先
株式会社飛鳥 ホームページ http://www.frontier-kochi.or.jp/asuka/
〒780−0945
高知県高知市本宮町65番地6 ソフトウェア団地内
TEL 0888−50−0588 FAX 0888−50−0599
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