市区町村の教育委員会の例として、川越市を選んだ。行ったことのある市という理由であって他意はない。
「川越市教育委員会の定義」 ◇教育委員会 |
問題点は県教育委員会と同様であるので、解説は省略する。 |
「川越市教育委員会事務委任規則」 (事務の委任) |
「川越市教育委員会の組織及び主な事務」 教育委員会事務局 |
教育課程規準は県教育委員会に向く仕事である。高校は県立で小・中学校は市立という分担が影響している。 | |
学習指導の指導・助言だけでは適切ではない。県教育委員会から指導要領規準の制定の仕事を移管しないと中途半端な存在になりかねない。 |
「川越市立小・中学校管理規則」 (教育課程の編成、届出) |
教育委員会が学校を管理するための上位規則である。それに対して教育委員会自身が定義すべきことが規則になっていないことが問題である。 | |
施行型の規則なのだから、「学校は」ではなくて「校長は」である。教育課程の制定は校長の仕事であろう。(起案は部下にまかせるとしても) | |
年度報告は教育実施報告が向いている。実施前は教育課程の改定ごとに報告する程度がよいと思う。 | |
指導要領の制定は校長の仕事にせずに、教頭又は教科担当管理職の仕事にしてよいと思われる。 | |
県教育委員会は教育課程の規準の制定(8割程度の中核科目編成と時数の規定)、学校長は教育課程の完成(全科目編成と時数の確定)という分担は明確になっているか。文部科学省の教育課程に関する仕事を減らせる力量はあるか? |