ブログ小説 妙なこと 第八話(11)

修二が居間で寝ていると、
「しゅうじー!起きなさいよ!!。」
「ご飯のしたくが出来たわよー!?。」
と言って、美津子が来たのでした。
「もうそんな時間??!」
と、修二が言うと、
「何言ってるのー!?いつもなら、腹減ったって言うくせにー!!?。」
と、美津子が言ったのです。

修二は、目をこすりこすり起き上がると、台所に行ったのです。
半分寝ぼけながら椅子に座り、
「きょうは疲れてるから、そんなにご飯いらないよー!?」
と言うと、
「珍しいわねえー!??。」
「そんなに泳いだの??!」
と、美津子が言ったのです。

「うーん??!そうでもないけど、海はやっぱり違うよー!」
「潮の流れがあるから、思ったより進まないし!?」
「プールでこのくらいの距離泳いでも、こんなに疲れないよー!??。」
と、修二が言うと、
「じゃあー!ご飯食べたら、お風呂入って寝なさい!?」
「あしたからまた、図書館に通うんでしょ!??」
と、美津子が言ったのでした。

夕飯を食べながら、
「あっ!??。お母さーん!?居間のエアコンのスイッチ、消すの忘れたあ!」
と言って、
「居間だけに今、思い出した!?。」
と、修二がくだらないシャレを言ったのです。
すると美津子が、
「エアコンはわたしが切ってくるから!?。」
「疲れてるから、シャレも疲れてるみたいねえー!?」
と、少し笑いながら言ったのでした。

修二はガクッとなると、
「風呂に入って寝るー!?」
「ご馳走さんでした!。」
と言うと、自分の部屋に着替えを取りに行って、
それから風呂場に行き、風呂に入ったのでした。
「いてえー!!?」「しみるー!!?」
と言う、大きな修二の声が、台所にいる、美津子に聞こえたのです。
「やっぱりね!!?。」
と、美津子が、少し笑みを浮かべ、言ったのでした。

しばらくすると、美加が帰って来たのです。
「ただいまー!?」
「きょうは、開いてたねえー!?。」
と、美加が言うと、
「美加!きょうも閉まっていたのよー!??。」
「修二が来たときに!!?。」
と、美津子が言ったのです。
「ほんとー??!」
「どうなっちゃってるのかしらねえー!??。」
「うちの鍵??!。」
と、美加が不思議そうな顔をして、言ったのでした。

美加はそれから洗面所に行き、手を洗いうがいをすると、
「おねえちゃーん!??」
「今帰ってきたの?!。」
と、修二が風呂場から声をかけたのです。
「お風呂、修二に先に、入られちゃったかあー!?」
「この時間じゃあーね!?。」
と、美加が言ったのです。すると、
「もう出るところだよー!?。」
「俺のヌード見たいー?!。」
と、修二が言うと、
「何言ってんのよー!?、ばかっ!!?。」
と、美加は言うと、急いで洗面所を出たのでした。

美加は台所に来ると、
「修二、もう出るって!?。」
「わたし、ご飯食べたらお風呂に入るから!?」
と、茶碗にご飯をよそりながら言ったのです。
味噌汁をよそると、夕飯を食べ始めたのでした。
「どうせきょうも、お父さん遅いだろうから!?」
「わたしも食べちゃうわ!?。」
と、美津子は言うと、
ご飯と味噌汁をよそうと、夕飯を食べ始めたのです。

修二は疲れたらしく、風呂を出ると、
そのまま自分の部屋に行き、寝てしまったのでした。
美加は夕飯を済ませると、自分の部屋に着替えを取りに行き、
それからゆっくり、風呂に入ったのです。
美津子は夕飯を食べ終わると、洗い物を済ませ、
家計簿をつけながら、義雄の帰るのを待ったのでした。
すると、義雄から電話があり、帰宅が遅くなリ、
夕飯はいらないという、連絡だったのです。

美津子は家計簿をつけ終わると、美加が風呂から出るのを待って、
着替えを部屋に取りに行き、風呂に入ったのでした。
風呂から上がると、久しぶりに美加とふたりで、
居間でテレビを見ていると、チャイムが鳴ったのです。
「わたし出るわ!?。」
と、美加は言うと、玄関に行ったのでした。
「はーい!?。」「どなた?!」
「開いて!?」と言って、すぐに、
「閉まってる!!??。」「なんでー??!。」
と、言ったのです。

「おかあーさーん!!?」「すぐ来て!!?」
と、大きな声で言ったのです。
美津子がすぐに玄関に来たのです。
「どうしたの美加!!??。」
と、美津子が言うと、
「あれ!。鍵が閉まってる!!?」
と、美加は言うと、ドアを指差したのでした。

美津子はドアの鍵を開けると、
「お父さんでしょ!?」
「鍵、開けましたからいいですよ!?。」
と、言ったのです。
しかしドアは開けられませんでした。
「お父さんじゃないの??!。」
「誰??!!。」
と、美津子が言うと、ドアがひとりでに開き、
白い物体が居間を通って、隣の家の方に行ったのでした。

それを見たふたりは、一斉に、
「ぎゃー!!!?」「しゅうじー!!!?」
と、大きな声で叫んだのです。
しかし修二は、その時爆睡していたとさ!!。

これで、お。し。ま。い。

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