ブログ小説 妙なこと 第七話(10)

「なんちゃって!。」
「修二!。気にしない。気にしない!。」
「合うのを捜せばいいんだよ!。」
「わたし今から、紅茶と、コーヒーしたくしてくるからね!。」
「じゃあ!。食堂で待ってるから!。」
「勉強がんばってね!。」と、笑顔で言うと、
急いで、食堂に向かったのでした。

「まったく!。調子いいんだから!?。」
「あれでいつもごまかされちゃうんだよー!?。」
と言って、修二は苦笑いをしたのです。
「いいよなあ?!。お姉さん!。気転が利いて!。」
「やっぱり、頭いいんだよなあー?!。」
と、健介は感心して言ったのでした。
「要領がいいだけだよ!。」
「まったくー!。」修二はそう言うと、つい笑ってしまったのです。

美加は、隠し持っていた自分の下着を持って、
洗濯機のところに行ったのでした。
風呂場に向って、
「おかあさーん!?。下着どうせ洗うんでしょ?!。」
と、訊くと、
「ええ!。洗うけど、なに?!。」
と美津子が言ったので、
「わたしのもついでに、洗ってね?!。」
「修二たちのはもう終わったから、出しとくからね!?。」
と言うと、洗濯物を干す専用のカゴに、入れたのでした。

それが済むと、自分の下着を洗濯機に入れたのです。
「よし!。」と言うと、洗面所で手を洗い、
台所に戻ったのでした。
それから美加は、コーヒーと紅茶のしたくを、四人分したのです。
そして気になったので、冷蔵庫を開け、
スイーツの箱の隙間から、中をちょっこと覗くと、
みんなでお遊戯していたのです。いいえ!。そんなことはありません!!。
(けっして、スイーツがお遊戯しているのを想像しないでくださいネ。)

おいしそうなスイーツが、ほんの少し、見えたのでした。
「おいしそうだわ?!。」
「でも修二、よくお金があったわねえ?!。」
などと思っていたら、修二の声が聞こえたので、
急いで、しかし音を立てずに、冷蔵庫を閉めたのです。そして、
さりげなく、修二と健介が来るほうに、歩いて行ったのでした。
「今、したくが出来たから、知らせに行こうとしたの?!。」
と、ニコニコしながら言うと、
「お姉ちゃん!?。」
と、修二は言って、顔を近づけると、
「見た?!。」と、言ったのです。

「なにを?!。」と、美加が言うと、
「決まってるよ!。スイーツさっ!。」
と修二が言うと、
「なんだー!?。」
「したくしてて、そんな時間なかったわよー!。」
と、少し笑みを浮かべて、美加は言ったのでした。
「いけない!。お母さんに言うの忘れた!?。」
美加はそう言うと、風呂場に行ったのでした。

そこにはパジャマ姿の美津子がいたのです。
「いいお湯だったわ!。」
「なに?!。美加!。」
と美津子が言うと、
「うん!。スイーツみんなで食べるから、来てよー!?。」
と言ったのでした。
「今、スイッチを入れたらすぐ行くわよー!?。」
「わたしも、楽しみにしてたから!。」
と美津子は言って洗濯機のスイッチを入れると、
美加といっしょに食堂に戻ったのです。

修二が四個。健介が二個。合計六個のスイーツでしたが、
健介は、二個同じのを買ったのでした。
修二は、三個は同じで、一個は違うものでした。
「じゅうじー!。あとでこっそり、違うのを食べようとしたな!?。」
と、健介がうれしそうに言うと、
「やっぱり、ばれたかあー!?。」
と、笑いながら言ったのです。

「見え、見えよー!。」
「早く分けましょ?!。」と、美加が言うと、
「じゃあ!。俺が分けるよ!。」
と、修二が言ったのでした。すると、
「じゃあー!。早く手を洗ってきなさいよ!。」
と、美加が言ったのです。

「わかったよー!。」そう修二は言うと、
台所の食器を洗う洗剤で手を洗ったのでした。
それを見た健介が、
「お前の手は食器かあー?!。」
と突っ込みを入れると、
「イタッ!。」そういって腹を押さえて、
「いいとこ突かれた!。」と言っておどけて見せたのです。

「まったくー、くだらない!?。」
「はいはい!。わたしがやるから!。」
と、美津子は言うと、包丁を使い、
テキパキとうまく、分けたのでした。
そしてみんなでおいしく、食べたとさ!。

これで、お。し。ま。い。

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