ブログ小説 妙なこと 第七話 (1)

修二は健介と銀座に来たのです。
銀座の松坂屋で、恐竜展が開かれていたのでした。
恐竜展が開かれる、先々週に映画のジュラシックパークが、
テレビでなぜか、放映されたのでした。
ふたりは、エレベーターで、7階まで上がりました。
恐竜展を見終わると、
「テレビで、ジュラシックパークやったから、
何かそれに関係する、特別展示でもあるかと思ったよ!。」
と、修二が言ったのです。

「そーだなあー?!。俺もそう思っていたけど!?。」
「普通の恐竜展だったなあー?!。」
と、健介が答えたのでした。
ふたりはエレベーターで、1階まで降りたのです。
「どうする?!。地下までいく?!。」
と、健介が言うと、
修二は、銀座に来たのは久しぶりだから、
家におみ上げでも買って行こうと思い、
「じゃあ!。久しぶりだから地下に行って見るか?!。」
と、答えたのでした。

ふたりは、うろちょろと、地下も見てまわりました。
修二と健介は、それぞれ家におみやげを買ったのです。
それからエレベーターで1階に上がったのです。
「どうする?!。1階も久しぶりだから見てみる?!。」
と、今度は修二が言ったのです。
「そーだなあー?!。久しぶりだからな?!。」
「見るだけ、見てみるかあー!?。」
と、健介は答えたのでした。

今度は1階を、うろちょろ見てまわったのです。
「別にこれといって、買うようなものはないなあ?!。」
と、見ている途中で修二が言ったのです。
「そーだなあー?!。」
「とりあえず、ぐるって見ちゃうかあー?!。」
と、健介が言うと、
「うん!。とりあえずなあー?!。」
と、修二が言ったのでした。

ふたりは1階のフロアーを見終わると、
「帰るかー?!。」
と言い、出口に向ったのでした。
出口あたりに来ると、修二が言ったのです。
「なんかさー?!。トイレ行きたくなったけど!。」
と、修二が言うと、
「俺も、急にトイレに行きたくなったよ!。」
と、健介も言ったのでした。

修二は出口付近の花屋の店員に、
「すいません?!。トイレはこの近くにありますか?!。」
と訊くと、
「あそこのエスカレーターを上がった2階にありますよ!。」
と、言ったので、
「ありがとうございます!。」
と、修二は言うと健介に、
「2階だって!。」と、言ったのでした。

ふたりは、エスカレーターのところに行くと、
それに乗り、2階に上がったのでした。
2階でトイレの表示を見つけると、
その方向に行ったのです。
トイレに入り、用を済ませると、
さっき来たエスカレーターの反対側に、
修二は下りのエスカレーターがあると思ったので、
そっちの方向に歩いて行ったのでした。

そっちの乗り口に行くと、修二は、
お客さんが上にと上がっていくところを見たのでした。
健介も同じ光景を見たのです。
「じゃあ?!。向こうかあー?!。」
と思い修二は、反対側の乗り口に行ったのです。
ところがそっちも、お客さんが、上に上がっていくところでした。
「あれ?!。」と思い、修二は、
エスカレーター近くにいた、店員に訊いたのです。

「すいません?!。」
「1階に行きたいんですけど!?。」
と、修二がその店員に訊くと、
「申しわけありません!。こちらは上り口になります!。」
「1階へは、向こう側へお回りください!。」
と、ニコニコしながら手で、
さっき修二たちが、下りのエスカレーターだと思った方を、
さし召したのでした。

「えっ!?。」と、修二は思ったのですが、
定員が言ったほうに、また戻ったのです。
そしてその方向に戻ると、
お客さんが、エスカレーターで下っていくのを見たのです。
修二と、健介は思わず顔を見合わせてしまいました。
健介は「そんなバカな?!。」と思いましたが、
修二は、「化かされた!!。」と、思ったのです。
そして、健介に向って、
「化かされたぞ!!。」と、言ったのでした。


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