本来コーヒー紅茶などをお出しし御もてなししなければいけませんが、
インターネットの都合上それができません。
ご自分で好きなものを急いで用意していただき、
キーボードなどの上にこぼさぬよう注意して、
ときどき飲みながらでもお読みくださいませ。 m(_ _)m
「しゅうじー!!?」
「こんなところで寝ていると!」
「風邪引くわよー!??」
と大きな声で母の美津子が言ったのです。
修二はびっくりして目を覚ましたのでした。
「なんだあー!?」
「夢だったのかあー!??」
と目をこすりながら修二が言ったのです。
そして居間にある時計を見たのでした。
「もう昼かあー!??」
と修二が言うと、
「休みだからといってー!?」
「ダラダラしてちゃあーダメよー!?」
と美津子が言ったのです。
「わかってるよー!?」
と言うと修二は、
コタツの上に広げてあった教科書とノートを閉じ、
重ねると一番上にペンケースを載せそれらを持ち、
立ち上がると居間を出て階段を上がり、
自分の部屋に持って行くと、机の上に置いてから、
すぐに部屋を出て階段を下り、食堂に行ったのでした。
「お母さん!」
「昼なにー!??」
と修二が言うと、
「何食べたいー??!」
と美津子が言ったのです。すぐに、
「焼肉ー!!」
とうれしそうに修二が答えたのでした。
「冗談は顔だけにしてちょうだい!!?」
「そんなボーとした寝ぼけた顔してえー!?」
「すぐ顔洗ってらっしゃい!!」
と美津子が言ったのです。すると、
「そんなに寝ぼけた顔してるかなあー!??」
と言ってから、
「じゃあ!」
「とりあえず洗ってくるかあー!?」
と修二は言うと、洗面所に向かったのでした。
洗面所に入るとすぐに鏡を見て、
「ホントだあー!?」
「せっかくのキムタク似の顔が!?」
「というか?フクヤマ似の顔かあー!?」(冗談きついー!!)
「まあ!?どっちでも似たようなもんだけどー!?」
「これではまずい!!」
と、ひとり言を言うと、
急いで顔を洗った修二でした。
修二が食堂に戻ってくると、
「焼きそばでいいでしょ!?」
と美津子が言ったのです。すると修二が、
「それじゃあー!?」
「”何食べたい”なんか訊かないでよー!?」
とあきれたように言うと、
テーブルのイスを引き座ったのでした。
「お母さんはお茶にするけどー!?」
「修ちゃん。お水飲むんだったらー!?」
「自分でコップについでちょうだいねっ!」
と美津子が焼きそばを炒めながら言ったのです。
「うん!わかったー!?」
と修二は言って立ち上がると、
食器棚からコップを出し、流しの蛇口のところにいくと、
浄水器を切り替えて水を入れ、
自分の席の前にコップを置いたのでした。
それからお茶っ葉が入っている急須にポットのお湯を注ぐと、
美津子の湯飲みにそれを注いだのでした。
「お母さん!?」
「お茶入れたからねえー!?」
と修二が言うと、
「ありがとう!」
と美津子は、修二の方を振り向き言ったのでした。
美津子は焼きそばが出来上がると、
修二の皿のほうに多めに焼きそばを盛ったのです。
それから、できた焼きそばをテーブルに運び終わると、
エプロンを取ってそれをイスの上に掛け、イスを引き座ったのでした。
「キャベツのほかに、もやしと魚肉ソーセージ入れてみたけど!?」
「どうかなあー!?食べてみて!」
と美津子が言うと、
「いっただっきまーす!!」
と言って修二は、焼きそばをうれしそうに食べ始めたのでした。
「焼きそばに魚肉ソーセージって意外と合うんだよなあー!?」
と言ってから、
「うまいよー!」
「さすがお母さんでんがな!!?」
と言ったのです。
「ときどき分けのわからない言葉を言うんだから!?」
と少し笑いながら美津子が言うと、
「おもしろく言ったほうがいじゃん!?」
「ところで、お姉ちゃん家庭教師のバイトでー!?」
「きょうも遅いのー!??」
と修二が、焼きそばを食べながら言ったのでした。
「”たぶん5時頃には着くって”言ってたけどー!?」
「いつもと同じで、駅に着いたら電話よこすって!!?」
と美津子が言うと、
「駅から歩いて20分ぐらいで来れるんだから!?」
「いつも迎えに行かなくたっていいじゃん!!?」
「お姉ちゃんばっかり甘やかしてえー!?」
と修二は食べるのをやめて言ったのです。
「今いろんな事件が起きているから!?」
「安全のためでしょう!!」
「迎えに行くのはー!?」
と美津子が言うと、
「ごめん!」
と言って修二は、黙って焼きそばをまた食べ始めたのでした。