ブログ小説 妙なこと 第十一話(13)

「あともう少しで話は終わりだけど!?」
「きょうはもう遅いから、これでやめよー!?」
と義雄が言うと、
「あした休みだし、続けて最後まで話してよー!?」
と修二が言ったのです。

「お母さん!?お風呂入るんだろ!??」
「遅くなっちゃうけどいいかあー?!」
と義雄が訊くと、
「いいですよ、少しぐらいなら!?」
と美津子が答えたのでした。

「じゃあー!?続けるか!?。」
「むかし行ったことがあるだろ!??お母さん!?」
「伊勢崎モール!?」
と義雄が言うと、
「まだこの子達が生まれていない頃!?」
「そういえば行きましたねえー!?」
「電車を乗り換えて行ったような記憶がありますけど!?」
「どの辺(あたり)でしたっけー??!」
と美津子が言ったのです。

「俺もすっかり忘れてたけど!?」
「内田の話を聞いていたら思い出したんだよー!?」
「関内駅から少し歩いたところにあったんだ!!?」
と義雄が言うと、
「松坂屋に入ったのは憶えていますけど!?」
「あとはすっかり忘れましたよー!?」
と美津子は笑って言ったのでした。

「関内駅の近くだったから!?」
「よくわ、関内(かんない)なんちゃって!!?」
と義雄が言うと、
みんな不意をくらったのか、つい笑ってしまったのでした。

「お父さん!?おもしろいじゃん!!?」
「ここで駄じゃれが出るとは思わなかったよー!??」
と修二が嬉しそうに言ったのです。
「そうかあー!?」
「タイミングよかったのかなあー??!」
と嬉しそうに言った義雄でした。

「話を続けるけど!!?。」
「橋を渡り、駅のほうの入り口まで歩いて行ったんだけど!?」
「やっぱり歩いてるうちに!?」
「内田がここを通ったのを思い出しましたよー!?」
「って、戸塚さんに言ったそうだ!?」
「子供会で本当に来たんだなあー!?」
「何でこんなところにわざわざ歩いて来たんだろ??!」
「って戸塚さんのほうが不思議がっていたそうなんだ!!?」
と言うと義雄は、お湯割りを一口飲んだのでした。

「駅のほうの入り口から!?伊勢崎モールのだぞ!?」
「入って松坂屋の方に歩いて行ったそうなんだ!!?」
「なんとなく憶えています!!?」
「って内田は言ったそうなんだけど!!?」
「松坂屋とエクセル伊勢崎の間(あいだ)の道の横の入り口から!?」
「中にちょっと入って、覗(のぞ)いてみたそうなんだ!!?」
「その瞬間に!!?」

「内田は、ここに来ました。子供会で!!」
「間違いありません!!。」
「そう言ったそうなんだ!!?」
「すると戸塚さんが!?」
「それにしても不思議なこともあるもんだなあー??!」
「子供会で寄るようなところじゃないじゃないか!!?」

「このエクセル伊勢崎は有料の場外売り場だから!!?」
「よっぽどの馬券好きでなきゃ、わざわざ来ないところなのに!!?」
「しかも!!B館、A館から歩いてここまで来るなんて!!?」
「どう考えたって!?おかしいぞ!!?」
「そう言うと戸塚さんが腕組みして、しばらく立っていたそうなんだ!!。」

「そして急に!」「内田!!?」
「子供会で来て以来、横浜には来ていないんだなっ!!?」
「そう戸塚さんが訊いたそうなんだ!?」
「だから内田は、ええ!東京には来ていますけど!?」
「横浜なんて来ていませんから!?」
「不思議なんです!!?」
「そう答えたそうなんだ!!。」
と言うと義雄は、一気に残りのお湯割りを飲んだのでした。

「これで終わりだ!!。」
そう言うと義雄はホタテを食べ、
「うまいなあー!?」
と、言ったのでした。

これで、お。し。ま。い。

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