本来コーヒー紅茶などをお出しして、御もてなししなければいけませんが、
インターネットの都合上それができません。
ご自分で好きなものをどんどん用意していただき、
キーボードなどの上にこぼさぬよう注意して、
ときどき飲みながらでもお読みくださいませ。 m(_ _)m
最初に生ビールと串焼きが運ばれてきたのです。
とりあえずいつもながらカンパイしたのでした。
「ところで先輩!?」
「課長の様子、実際のところどうなんですか??!」
と一平が言うと、
「病院に早く着いたから対応も早く、軽く済んだそうだ!」
「脳の病気で倒れた場合。時間が重要だってさあー!?」
「うちの課長みたいにすぐ病院に運ばれたのと!?」
「1時間も2時間もしてから運ばれたのじゃあー!?」
「ぜんぜん違うって病院にいたおばさんが言ってたよー!?」
「待合室にいた知らないおばさんだったけどー!?」
と笑って泰三が言ったのです。
「へえー!?そのおばさん?!」
「家族に同じ病気の人がいたんですかねえー!?」
と和樹が言うと、
「ご主人がやっぱり脳溢血で倒れたそうだけどー!?」
「きょうは付き添いで来たそうなんだ!」
「今リハビリやってるって言ってたよー!?」
「いろんな人から情報を得てるんじゃないのかあー!?」
と言うと、ビールを一口飲んだ泰三でした。
「そうですよねえー!?」
「家族の病状を心配するから!?」
「ほかの人と比べてどうなんだろうって思っちゃいますよー!?」
「身内なら当然!」
と一平が言うと、
「だろうなあー!?」
「お前は経験してるから、よけいに分かるだろうー?!」
と泰三が言ったのです。
「ふたりともー!?」
「課長が軽くすんだんですから!?」
「陽気にやりましょうよー!!?」
と和樹が串焼きを食べながら言うと、
「まあなっ!」
「とりあえず今週はいいとしてもよー!?」
「来週からは三丸商事の仕事が入っているから!?」
「課長の代わりは誰がやるのかなあー!??」
と泰三が、串焼きを食べながら言ったのでした。
「そりゃー!?」
「課長代理がやるんじゃないですかあー!??」
と和樹が言うと、
「ばーかっ!!?」
「お前は単純でいいよなあー!?」
「先輩が課長の仕事をやったら!?」
「誰が先輩の代わりをやるんだよー!?」
「人数は決まってるんだから!?」
「この仕事は大きいんだからなっ!!?」
「ねえー!?せんぱい!!??」
と一平が言ったのです。
それから仕事の話で妙に盛り上がった三人でした。
話の途中で店の若い子が、ちゃんこ鍋とビンビール3本を持ってきたのです。
ガスコンロに鍋を載せ、火をつけたのでした。
「以上でご注文の品はお揃いでしょうか?」
と店員が言ったので、
「とりあえずこれで!」
「もしあと注文するようならインターホンでしますから!?」
と和樹が言ったのでした。
「はい!承知いたしました!」
「では、よろしくお願いいたします!」
と言って店員は伝票を置くと、すぐに部屋を出ていったのでした。
三人はビンビールをそれぞれ持つと、
生ビールの入っていたジョッキにそれを注いたのです。
「生も中ジョッキしかないし!?」
「ビンも中しかないんですねえー!?」
「こういう所はー!?」
と和樹が言うと、
「吉野屋みたいにノンべが多く来るところでもないしなあー!?」
「しょうがないさっ!!?」
と泰三が言ったのです。
しばらくすると、ちゃんこ鍋が煮えてきたのでした。
それから三人はフーフー言いながら、鍋をつついたのでした。
「かずきー!残り全部食っちゃえよー!?」
と泰三が言うと、
「じゃあー!?シメにうどん頼みますけどー!?」
「一平さん!?どうしますー?!」
と和樹が、インターホンを持って言ったのです。
「ビール飲んだから!?」
「うどんは食えねえー!?」
「お前だけ注文しろー!?」
と一平が言うと、
「だけど割り勘ですよー!」
と、和樹が言ったのでした。
「ああー!?分かってるよー!?」
と一平が笑いながら言うと、
「俺も分かってる!!?」
と泰三も笑いながら言ったのでした。
すぐに和樹が注文すると、すぐにうどんを持って来たのです。
和樹がきれいに食べ終え、
会計に行き伝票を清算すると、三人で1万円ちょっとでした。
「お前たち三千円ずつ出せー!?」
と泰三が言ったのです。
「分かりましたあー!」
と一平と和樹は答え、
「ごちそうさんでーす!!?」
と言って、お金を泰三に渡したのでした。
泰三それを受け取ると、3人分の支払いを済ませたのです。
そして三人は店を出たのでした。
三人は駅までいっしょに行き、
それぞれの方向の電車に乗り、帰路についたのです。
一平が電車を乗り継ぎ、
高田馬場の駅に着いたのは、9時15分ほど前でした。
「だいぶ早く着いちゃったなあー!??」
「一応電話してみるかあー!?」
とひとり言を言い、
携帯を取り出すと、育子へ電話したのです。
しかし、育子の携帯は留守電になっていたのでした。
「一平だけどー!?」
「今、高田馬場の駅に着いたけどー!?」
「予定より早く着いちゃったよー!」
「育ちゃんは遅くなるのかなあー!??」
「とにかく9時までは駅にいるから!?」
「電話ください!」
と言うメッセージを入れた一平でした。
これで、お。し。ま。い。
第十六章へ続く(予定?!)
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読んでくださいまして、ありがとうございました。
携帯によろしく 第十五章 以外の話 も、
読んでいただければ幸いです。m(_ _)m
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