本来コーヒー紅茶などをお出しして、御もてなししなければいけませんが、
インターネットの都合上それができません。
ご自分で好きなものをたらふく用意していただき、
キーボードなどの上にこぼさぬよう注意して、
ときどき飲みながらでもお読みくださいませ。 m(_ _)m
それから一平は洗濯する物を持ってくると、
洗剤と、柔軟剤・漂白剤を入れ、洗濯機を回したのでした。
そして、全部の部屋に掃除機をかけたのです。
それから風呂掃除を始めると、
すぐ洗濯機のブザーが鳴ったのですが、
一平はそのまま風呂掃除を続けたのでした。
風呂掃除が終わると一平は、
洗濯したものをカゴに入れ、テレビのある部屋に行き、
室内用の物干しセットを広げると、それらを干したのです。
「久しぶりで使ったなー!?」
「乾燥機より、こっちで干したほうが気持ちがいいやあー!??」
と一平は言うと、ベランダに出て、しばらく外を眺めたのでした。
それからじきにブルブルっと、アタリがあったのです。
大物かな?
そうではありません。
携帯がブルブルいったのです。
育子からでした。
「一平ちゃんゲンキー!??」
「逢えなくてさびしいよー!!??」
と育子が言うと、
一平は携帯を持って部屋の中に入ったのでした。
「今どこにいるのー?かいしゃー?!」
と一平が言うと、
「うん!そうなの!?あしたも出なの!!?」
と育子が言ったのです。
「大変だけど育ちゃんがんばってね!!?」
と一平が言うと、
「お昼だけど!?一平ちゃん、ちゃんと食べてるー??!」
と育子が言ったのです。
そう言われて昼になったことを気づいた一平でした。
「これから食べるところだよー!??」
とつい言ってしまった一平でした。
「おかずナニー!??」
と育子が言うと、
「卵掛けご飯とおしんこと海苔(のり)だよー!??」
「インスタントラーメンじゃーないから!!?」
と言った一平でした。
「ならいいけどー!!?」
「でも、朝ご飯みたいねー??!」
と育子が言うと、
「朝もちゃんと食べたから!?」
「心配しなくていいよー!??」
と一平は答えたのでした。
「一平ちゃんわたしのこと愛してるー??!」
と育子が言うと、
「もちろん!愛してるよー!!?」
と一平が言ったのです。すると育子は、
「わたしも愛してるー!!?」
「これからお昼ご飯に行くから!??」
「じゃーねー!?バイバイ!切りまーす!!?」
と言うと、携帯を切ったのでした。
「早いなー!?きょうは??!」
「でもよかった!昼になったの気がつかなかったよー!??」
「さーて!飯(めし)にするかー!?」
と言うと一平は、台所に向ったのでした。
テーブルの上を台ぶきんで拭き、
少し大きめの皿を取り出し、テーブルの上に置いたのです。
冷蔵庫を開け、きのう買っておいたコロッケを2個出し、
それを皿に載せ電子レンジでチンしたのでした。
今度はキャベツを取り出し、流し台に持っていくと、
まな板に載せ、
「このぐらいかなー!??」
と言うと、端のほうを切ったのです。
残った大きなキャベツをスーパーの袋に入れ、
冷蔵庫に戻したのでした。
流し台に戻ってきた一平は、今切ったキャベツをざっと水洗いすると、
包丁を使い、細かく千切りしたのです。
切り終わるとそのまま、
まな板をテーブルの上においてある皿の上に持って行ったのでした。
そして千切りキャベツを、コロッケの横に盛り付けたのです。
「よーし!オッケイ!!?」
と一平は言うと、
包丁とまな板を水洗いし、いつものところに戻したのでした。
コップにウーロン茶を注ぎ、
茶碗を持ってくると、ジャーからご飯をよそり、
コロッケと千切りキャベツにソースをかけ、
昼ご飯を食べた一平でした。(育子に言ったことと違うじゃん!!)
洗い物を済ませた一平は、
「もう1時だよー!!?」
「早いなー!?休みの日は!!?」
と言うとパソコンの部屋に行き、着替えを始めたのです。
ジーンズと、カラーの縦じまのシャツにブルゾンを羽織ったのですが、
洗面所に行き水にしたしておいた花束をどかし、
ヘヤードライヤーを使い頭を整え、
鏡に映った自分を見た一平は、
「遊びに行くんじゃーないんだよなー!??」
と言ったのです。
しばらく考えた一平は、
パソコンの部屋に戻り着替えをやり直したのでした。
シャツはそのままで、ジーンズから白っぽい綿パンに替え、
ブルゾンをジャケットに替えたのです。
そしてネクタイを3本ほど持って洗面所に行ったのでした。
3本のネクタイを、かわりがわりつけると、
その中の気に入った1本を、ジャケットのポケットに入れたのです。