ブログ小説 雀  鍵  第一章(11)

「俺は2万2千しかないけど!?」
「みんないくら持ってるんだあー??!」
とマツヤが言うと、
「俺は2万3千3百だ!!?」
と、ミソヤが言ったのです。
マスターが、「2万7千!?」
と言うと、
「俺は2万7千7百だあー!?」
とパゲルが言ったのでした。

「ヒットシン!?俺はいくら上がればトップになるんだあー??!」
とミソヤが言うと、
「ツモなら二千・千でいいけど!!?」
「振込みなら、ロンならそーだなあー?!」
「パゲルからなら39(サンキュー・3千九百点)でいいけど!?」
「ほかの人からなら!?えーとー??!」
「52(ごーにー・5千2百点)じゃあーなきゃだめだ!。」
「とりあえず、三役作らなきゃあー勝負できないなあー!?」
と、ヒットシンが言ったのです。

「三翻(サンハン・三役)かあー??!」
「リーチ・ドラ・ドラならもんくないなあー!??」
とミソヤが言ったのでした。
するとそれを聞いたオーラスの親のパゲルが、
「なんだあー!??」
「ドラが二個もうあるのかあー??!」
と言ったのです。

そして各自が配牌を持って来たのです。
「よーし!俺は上がり続けてやるぞー!!?」
と言ってパゲルが、最初の牌(パイ)を切ったのでした。
みんなはそれぞれ、自分がトップ取るには、
最低どのくらいの点数を上がればよいのか計算し、
手役作りを進めていったのです。

その頃一階では、雀鍵の一番下の弟が仕事を終え、
「ただいまー!!?」
と言って、玄関を入って来たのでした。
「ノン!?お帰りー!?」
「きょうは早かったねえー?!」
とカッちゃんが、玄関に出て来て言ったのです。


上がり牌(待ち牌)は何?(答えは最後に!)

1萬9萬2萬7萬2萬3萬3萬4萬5萬7萬5萬9萬5萬     上がり牌上がり牌

「今日は車で送ってもらったんだよー!?」
「手を洗ってくるからー!?」
と言うと
「餃子食べるだろー?!」
とカッちゃんが訊いたので、
「うん!?」
と答えると、ノンは洗面所に行ったのでした。

すぐにカッちゃんは、餃子をうれしそうに焼き始めたのでした。
すぐにノンは食堂に入って来たのです。
雀鍵の姿を見ると、
「なんだあー!?もう抜けたのかあー!!?」
「二抜けか!?それともビリ抜けか??!」
と言うと、
「バカやろー!?まだなんにもやってねえーんだよー!!?」
と、けっこう顔が赤くなっている雀鍵が、そう答えたのでした。

餃子の焼き具合を見ながら、
「下に降りてきた時に、ミソヤが北入だってさー!?」
「俺が今のところトップだって言ってたけど!?」
とカッちゃんが言うと、
「じゃあー!?ミソヤのトップはないなあー!??」
「誰が来てるんだよー!??」
とノンが雀鍵に訊いたのでした。

「来てるのは、マスターが一番最初に来たって!?」
「あとマツヤにミソヤにパゲルにヒットシンかー?!」
と雀鍵が言うと、
「じゃあーメンバーが多いんじゃんかあー??!」
とノンが言ったのです。

「ヒットシンは途中で帰るかもしれないって!?」
「二階に上がってったから!?」
「アイツは見てるだけだろー!??」
と雀鬼が言ったのでした。

「アイツらー!?遅すぎるんで飲み過ぎちまったあー!??」
と雀鍵が言うと、
「バカじゃねえーのー!?」
「麻雀やるのにそんなに飲んでさー!??」
とノンが言ったのです。するとすぐに、
「餃子できたよー!?」
と言ってカッちゃんが、
大皿に載せた餃子をテーブルの上に置いたのです。

「いっただきまーす!!?」
とノンは言うと、
パクパクと一気に、10個の餃子を食べたのでした。
「あいかわらず、はえーなあー!??」
「早食い選手権に、出れるかも知れねえーなあー??!」
と雀鍵が言うと、
「だめだよー!?」
「量食えないからさあー!!?」
と、カッちゃんが言ったのです。

するとすぐに、
マツヤとミソヤとヒットシンが、
二階から階段を下りて来たのです。
「俺は夜勤明けで眠いから!?」
「ひと寝入りしてから、また来るからなあー!!?」
と言って、マツヤが玄関を出て行ったのでした。
ミソヤは、テレビの部屋に入って行ったのです。

「誰がトップ取ったんだよー??!」
とノンが訊くと、
「点数表見ればわかるよー!?」
とうれしそうに、ヒットシンが言ったのです。
「次、お前やるんだろー?!」
と雀鍵が言うと、
「もう1回後ろで見てますよー!?」
「雀鍵の後ろで!!?」
とヒットシンが答えると、
三人は二階に上がって行ったのでした。


答え 七萬と九萬   双碰(シャンポン)待ち  7萬    9萬

上がり役 清一色(チンイチ・チンイツ)   
 

第一章はこれで、お。し。ま。い。
第二章に続く(予定)

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読んでくださいまして、ありがとうございました。
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