ブログ小説　ドライブは誰といっしょに(＾◇＾)　第八話

　　　　　　ブログ小説　ドライブは誰といっしょに(＾◇＾)　第八話（１３）

瑞樹は良太とキャチボールをしたあと、
「このくらいかな！？」
と言うと、良太はしゃがみキャッチャーの格好で座ったのです。
最初はゆっくりと投げ、
「じゃあー！？お姉さんが見本を見せるからね！！？」
と言って、ウインドミルで力強く投げたのでした。

「ほんとだあー！？」
「すげえー！？はえー！！？」
と、あっちゃんが思わず言ったのです。
「ほんとに、いっちゃんが言ってたとおり！？」
「はえーやあー！？？」
と、てっちゃんも言ったのでした。

「うそじゃないだろー！？」
「なあー！！？」
と、いっちゃんは得意げに言ったのです。
そしてよっちゃんも、ニコニコしてすごくうれしそうでした。

瑞樹は四人の子供たちを順番で教えることにしたのです。
「じゃあー！？ジャンケンで決めようかー！？？」
と瑞樹が言うと、
子供たちはジャンケンをして順番を決め、１０球ごと交代で、
瑞樹に教えてもらうことになったのでした。

「お姉さん！？ちょっと質問していいですか？！」
と、いっちゃんが言ったのです。
「なに！？いっちゃん！？？」
と瑞樹が言うと、
「ベースまでの距離なんですけど！？」
「ちょっと長いと思うんですけどー！？？」
と言ったのでした。

「あっ！？ごめーん！！？」
「小学生だともっと短かったねえー！？」
「２ｍぐらい短いかなー？？！」
そう言うと瑞樹は、大股で二歩前に移動したのです。
それから子供たちに教えた瑞樹でした。

「五時頃には連絡するって言ってたから！？」
「それまで、ちょっと散歩してくるねえー！？」
と慶子が言うと、
「どうぞ！どうぞ！！？」
「いってらっしゃーい！！？」
と良太がニコニコしながら言ったのでした。

良太と瑞樹が子供たちにソフトボールを教えてるその間（あいだ）、
周と慶子は山下公園を散歩し、
ふたりは、時間があるので横浜中華街まで足を伸ばしたのでした。
中華街の店などをのぞいたあと、
５時を過ぎたので中華街を出て、
山下公園のみんなのいる場所まで戻ろうとした時、
慶子の母の美紀から電話があったのでした。

「もしもしー！？わたしー！？」
「うん！？わかったー！？？」
「西口のシェラトンホテルの前だねえー！？」
と言うと携帯を切った慶子でした。
そして周と慶子は手をつなぎ、急いで横断歩道を渡り、
山下公園へ戻ったのです。

「さあー！？もう五時だから、終わるよー！？」
「お兄さんたちこれから人を迎えに行かなきゃならないから！？」
と良太が子供たちを集め言ったのでした。
「ありがとうございました！！？」
と子供たちは挨拶すると、
それぞれが自分の野球道具を持って、うちへ帰って行ったのです。

「じゃあー！お兄さんとお姉さん！？」
「待っているからねえー！？？」
とよっちゃんがうれしそうに言ったのでした。

良太と瑞樹は道具をビニールの袋にしまうと、
手を洗いうがいをしに、公園の水飲み場に行ったのです。
そして汗を拭きながら戻って来ると、
周と慶子がちょうど戻って来たのでした。

「おばさんから電話あったー！？？」
と瑞樹が言うと、
「うん！？」
「子供たちはもう帰ったんだあー！？？」
と慶子が言ったのでした。
「うん！？帰ったよー！？」
と瑞樹が言うと、
「じゃあー！？車まで戻るかあー！？？」
と良太が言ったのです。

四人は駐車場まで戻り野球道具をトランクに積むと、
支払いを済ませ、横浜駅西口のシェラトンホテルの前まで、
美紀を迎えに行ったのでした。

「お母さん！？待ったー！？」
と慶子が言うと、
「着いてすぐホームから電話したから！？」
「１５分ぐらいかなあー！？」
「そんなに待たなかったよー！？」
「良ちゃんありがとう！！？」
と美紀は言うと、車に乗り込んだのでした。

車は中華街に向かい、よっちゃんちお店の駐車場に停めたのでした。
よっちゃんのお母さんに頼んでおいたバースデイケーキに、
ろうそくを灯（とも）し、みんなで美紀のお祝いをしたのでした。
そして予約しておいたコースを、
みんなでおなかいっぱい食べたのでした。
会計を済ませると、よっちゃんが来たのです。

みんなで駐車場に来ると、車のトランクを開け、
よっちゃんに、
「いっちゃんと分けてねっ！！？」
と言って瑞樹は、おみやげを手渡したのでした。
「お姉さん！？ありがとう！！？」
とよっちゃんはうれしそうに言ったのです。
「すいません気を使ってもらって！！？」
「ありがとうございます！！」
と言ってよっちゃんのお母さんが礼を述べ、
お辞儀をしたのでした。

よっちゃんとよっちゃんのお母さんの見送りを受け、
５人を乗せた車は横浜から第３京浜を通り、環八を通り、
環八は少し混んでいましたが、
事故もなく無事それぞれの自宅へと帰ったのでした。
めでたしめでたし！。

これで、お。し。ま。い。

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