ドライブは誰といっしょに(^◇^) 第一話(10)

桃源台の駅の近くの駐車場に車を置くと、
四人は、大涌谷まで、ロープウェイで行くことになりました。
「あれ?!。これ、なんて読むんだ?!。」
と、良太が言ったのです。
「姥子駅。”うばこえき”って言うんだ!。」
と周が言うと、
「”うばこ”かあ?!。」
と、瑞樹が言ったのです。

「瑞樹!。お前!。”とうげんだい”ってよく読めたなあ?!。」
と良太が言うと、
「良太が言ったじゃんかあー!?。」
「”うばこ”なんて読めないよう?!。」
そう、瑞樹が言ったのでした。
「大涌谷まで約16分って書いてあるよ!。」
「ここからだいたい300m上だ!。」
と、周が路線図を見て言ったのです。

「300mかあ?!。」
「結構高いなあ?!。」
と、良太が言うと、
「なにびびってんだよう!。」
「良太らしくないじゃんかあー!?。」
と、慶子が言ったのです。すると、
「良太、高所恐怖症なんだよ!。」
「ジェットコースター乗るとき、けっこうびびってるのわかるもん!。」
と瑞樹が言ったので、
「うるせえ!。黙れ!。」
と、良太が言ったのでした。

ロープウェイで、四人は大涌谷の駅に着いたのです。
駅を出ると少し歩いてイオウの立ち込める遊歩道まで行き、
そこから一番奥の売店のところまで歩いて行ったのでした。

売店の近くに来ると、
「やっぱりすげえ!。匂いだなあ?!。」
「くせえ、やあー!。」
と、良太が言うと、
「そこの売店で黒卵を、前に来たとき買ったんだ!。」
「1個食べると7年寿命が延びるって書いてあったよー!。」
と、周が言ったのです。

「おじいちゃんとおばあちゃんに買ってってやろう!。」
と、瑞樹が言うと、
「俺も買ってってやるかなあー!。」
と、良太が言ったのでした。
「わたしもそうしよう!。」
と、慶子が言うと、
「何だあー!。みんな買うんだ!。」
と、周が言ったのです。

四人はそれぞれ、1袋づつ買ったのでした。
「くせえから、帰るかあー」と、良太が言うと、
「うん!。」「早く帰えろー!。」
と、瑞樹が言ったのでした。
それから足早に遊歩道を、四人は戻ってきたのでした。
そしてそこからまた歩いて、ロープウェイの大涌谷の駅まで行き、
ロープウェイに乗り、桃源台の駅に戻ってきたのです。

桃源台の駅を出ると、直ぐに瑞樹が、レストランに電話をしたのでした。
今から、レストランに向うことを、告げたのです。
時間はじゅうぶん間に合いました。
良太が駐車場まで戻って、料金を払い、車を持ってきたのです。

「ご苦労さん!。」と、ニコニコしながら周が言うと、
「いやー!。あちーわ!。」
「こんなに晴れるんだったら、日よけを持ってくればよかったよ!。」
そう良太が言うと、
「銀色のヤツか?!。」と、周が訊いたのでした。
「ああ!。そうだけど!。」と、良太が言うと、
「後ろに入ってたぞ!。」と、周が言ったのです。

その会話を聞いていた瑞樹が、
「良太らしいね!。間が抜けてるもん!。」
と言うと、
「財布忘れるやつに、言われたくねえや!。」
と、言ったのでした。

「やめなよ!。けんかは!。」
「さあー行こうよ!。」
と、慶子が言うと、ふたりはけんかをやめたのです。
車に三人が乗り込むと、レストランに向って走り出したのでした。

四人は、レストランで食事を終えると、帰りは、
小田原の箱根口から小田原厚木道路に入り、厚木インターまで行ったのです。
帰りの車の中では、話が盛り上がり、
また四人でドライブしようという事に決まり、
今度は1泊で、ということになったのです。
厚木インターから東名高速に乗り、東京インターチェンジまで行き、
環八に出ると、それぞれの家に戻ったのでした。

これで、お。し。ま。い。

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