ブログ小説 雀 鍵 第二章(1)
「おまえらー!?何時間かかってんだよー!??」
「俺は飲み過ぎちまったよー!??」
と、パゲルとマスターに言った雀鍵(ジャンキー)でした。
「そうか!弱いから酔拳(すいけん)できたなっ!!?」
とうれしそうに言い、
「もうすでに酔拳を使ってきたヤツを、叩きのめしてやったぞ!!?」
「またやられに来たヤツがいるのかあー?!!」
と、うれしそうに言ったパゲルでした。
「なんだあー!?パゲルがトップかあー!??」
「こんなついてない場所でやれるかあー!??」
「場所換え!場所換え!!?」
とあわててそう言ったノンでした。
そしてすぐに東・南・西・北の牌を持ってくると牌を伏せ、
七筒(ちいぴん)を真ん中に横にしておいたのです。
するとすぐにトップを取ったパゲルが、
サイコロのスイッチを押したのでした。
「仮東(かりとん)は俺かあー!?」
と言うとノンが、サイコロのスイッチを押したのです。
伏せてある牌を、ひとりづつに配ったのでした。
ミソヤがいたところにノンが座り、
パゲルがいたところに雀鍵が座り、
マツヤのいたところにパゲルが座り、
マスターはそのまま同じ席でした。
次は親決めです。
仮東のノンがサイコロのスイッチを押すと、7が出たのです。
対面(といめん・向かい合った人)のパゲルがすぐ、
サイコロのスイッチを押したのでした。
11が出たので、ノンが最初の親になったのです。
通常これを起家(ちいちゃ)といいます。
「じゃあー!?始めるかあー?!」
とノンは言うと、起家マークを自分の右隅に持って来て、
東と表示し、サイコロのスイッチを押したのでした。
8が出たのでマスターが、すぐにサイコロのスイッチを押したのです。
7が出たのです。マスターが2山(4個)離すと、
自分の山のドラを開けたのです。
すぐにノンが最初の配牌2山(4個)を持ってきたのでした。
そしてそれぞれが順番に配牌を持ってきたのです。
「なんだあー!??」
「やっぱりビリッケツ取っただけあるなあー!!?」
とノンが言うと、
「そうかー!?そんなにいい手かあー!??」
とパゲルが笑いながら言ったのです。
「アイツ俺をバカにしたなあー!??」
「ぜったい上がってやるー!!?」
とノンが言ったのです。
「そんなこと言ってないで、サッサと捨てろ!!?」
と雀鍵がうれしそうに言ったのでした。
「よーしこれにしてみよー!??」
と言って西を切ったのです。
それを見てすぐにパゲルが、
「俺の風捨てやがったなあー!??」
と言ったのです。
すぐに雀鍵が牌を捨てると、
「俺はこれを切ってやるー!!?」
とパゲルは言って、東をうれしそうに捨てたのでした。
「バカだなー!?お前の風でもあるんだぞー!??」
とノンが言うと、
「うるせえー!?いらねーんだよー!??」
とパゲルが言ったのでした。
「じゃー!?俺はどっちもいらないけど!?」
「東でも切るかあー!??」
と言って東を捨てたマスターでした。
「ちぇっ!もうねえーのかよー??!」
と言ってノンが、東を出したのでした。
「ところで先週もマツヤ途中で帰ったなあー!??」
「夜勤明けで眠いからっていって!!?」
と雀鍵が牌を捨てながら言うと、
「そう言えばそうだなあー!??」
とパゲルも牌を捨てながら言ったのでした。
「アイツはよー!?」
「抜けるのが嫌いなんだよー!??」
と言ってマスターが牌を捨てながら言うと、
「アイツが交代ひとりなら、ビリ抜けにしようって!?」
「言い出したんだからなあー!??」
と言ってノンが、牌を切ったのでした。
「先週もいったん帰ってからまた来るようなこと言って!?」
「帰ってくるまで1週間かかったなあー!??」
「何してたんだあー??!」
と雀鍵がうれしそうに言うと、
みんなで大笑いしたのでした。
そして8巡目にパゲルがリーチをかけたのです。
11巡目にツモったのでした。
「メンピンツモ(20符三翻)!裏ドラのれ!!?」
「ちぇっ!?だめかあー!??」
「いちさん・ななひゃく!」(親・1300点、子・700点の支払い)
とパゲルが言ったのでした。
「よしよし!?」
「順調な滑り出しだなー!??」
とパゲルが言うと、
「大事にしろよー!?その点棒!!?」
とマスターが言ったのです。
「さーて、俺の番かー!?」
と言って雀鍵がサイコロのスイッチを押したのです。
そして東場二局が始まったのでした。
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