ブログ小説 妙なこと 第九話 (1)

「お父さん!?きょうはものすごーく早く、起きたねえー!?」と修二が言うと、
「そうだなあー!??」
「こんなに早く起きるのは久しぶりだなあー!??」
「修二と車で二人きりで来るなんて中学以来かー??!」と義雄が言い、
「そうだよー!?」
「ところで、ちょっと海老名に寄ってってよー!??」と修二が言ったのです。

「まだ時間はあるからいいけど!!??」
「なんだあー!??」
「腹でもいたいのか??!」と義雄が訊くと、
「違うよー”うんこ”!?」と修二が言い、
「なんだ!?”くそ”か!??」
「起きるのが早すぎて、しる時間がなかったかー??!」
と、義雄が言ったのでした。

「そうじゃなくてさー!?」
「車に揺られてたら、しりたくなちゃったんだよー!??」
「しょうがないじゃん!!??」と修二が言ったのです。すると、
「まあー!?出物腫れ物、ところかまわず!?」
「って、言うからなあー!??」と、うれしそうに義雄は言ったのでした。

「お父さん!?」
「何それ!??」と修二が言うと、
「親父がよく言ってた”ことば”さー!??」と義雄が言ったのです。
「おじいちゃんがあー??!」
「ふーん!??」と修二が言うと、
「うんこだけに、ふーんか!??」
「うまいなあー!??」「修二!!?。」と、うれしそうに義雄が言ったのでした。

「そう言うつもりで言ったんじゃあーないけど!!??」
「やっぱり!。才能かなあー!??」
と、修二が言ったときに車線を左に変更して、
サービスエリアに入る道路に入ったのです。
ちょうど1キロ手前の標識を過ぎたところでした。

「おー!??」
「危なかった!!?」
「お前と気持ちよく話していたら!?」
「もう少しで海老名を通り過ぎるところだった!!?」
と、義雄が言ったのです。

「しっかりしてよ!?お父さん!!?」と修二が言うと、
「あいわかった!!?。」と答えた義雄でした。
そして、海老名サービスエリアに入り、
トイレのわりと近くに、車を止めたのでした。

「じゃあー!?すぐに行ってくるよー!!?」
そう修二は言うと、走ってトイレに駆け込んだのでした。
修二がトイレの入り口に入ったのを確認したときに、
よりトイレに近い最前列の車が出たので、
急いで車を動かし、そこに駐車した義雄でした。

「ラッキー!!??」
「きょうはついてるから、このぶんでいくと大漁かな??!。」
とニヤニヤして、独り言を言った義雄だったのです。
久しぶりに朝早く起きたので、
しばらくはトイレの入り口を気にしていたのですが、
眠くなり、ウトウトしてしまった義雄でした。

急に目覚めた義雄は、車のドアを開けると、外に出たのでした。
そしてさっき車を止めていた場所のほうを見たのです。
義雄が思ったとおり、修二がうろちょろしていたのでした。
「しゅうじー!??こっち!こっちだあー!!?」
と、義雄は大きな声で呼び、手を振ったのでした。

気がついた修二が義男のほうに走ってきたのでした。
「お父さん!?なんだよー!!??」
「車動かすなら、トイレ行く前に言ってくれなきゃー!!??」
「俺、方向間違えたかと思ったよー!??」
「あせったじゃん!!?」
と修二がはすを尖がらせて言ったのです。

「ごめん、ごめん!?」
「ちょうど一番前のトイレに近いとこが空いたんで!?」
「急いで車を移動したんだ!!?」
「悪かったよー!?一瞬寝ちゃったもんでな!??」
「お前がトイレから出て来るところを見なかったんだ!!?」
そう言って頭をかいた義雄でした。

「修二。コーヒーでも飲むか??!」と義雄が言うと、
「しょうがないなあー!??」
「コーヒーで手を打つか!?。」と修二が言ったのです。
ふたりはすぐ近くの自販機のコーヒーの所に行き、
缶コーヒーを一つづつ買い、
ドリップした紙カップのコーヒーをすすりながら、
車へと戻り、乗り込んだのでした。

「じゃあー行くかあー!?」
「シートベルト締めたか?!」
と、修二のほうを見て言うと、
「うん!締めたよ。」
「さあー行くかねえーお父さん!!??」
と、修二は機嫌を直してそう言ったのでした。

「よーし飛ばすからなあー!!??」
と義雄は言うと、アクセルを吹かし発進したのです。
まだ明け方なので、車はそんなに混んでいませんでした。
海老名を出て本線に入ると、真ん中の車線を行ったのでした。


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