ブログ小説 明日のことは過去のこと 第三巻 第一章 (1)

*** はじめに ***
第一章・第二章・第三章・に分けましたが、内容で分けたのではなく、
文章量が多い為、編集上分けたにすぎません。
ご理解願いたいと思います。
***      ・・・・・・・          ・・・・・・・      ***

「まず、テレパシーわざの削除と、過去の記憶の削除をしたという、
前提で話しましょう!。」
「治療した者を人間または地球人と呼ぶことにしましょう!。」
神はそう前置きをして話しはじめたのです。
「まず最初に、人間に”あなたの名前はなんですか?!。”」
「そう訊ねます。」
「すると、100%”わかりません!。”と、答えるでしょう!。」
「言語能力と、理解力は失っていないことになります。」
「しかしこの時点では、何%あるかはわかりません!。」

「次に、ふたりか3人か、まあ!そのぐらいでよいでしょう!。」
「名前を言います!。」
「ナアムあなたは、この治療の責任者なので、
必ず立ち会わなければなりません!。」
「あと、ひとりか二人、必要です。」
「あなたが最初に、”私は、ナアムと言います!。”そう言うのです。」

「つぎに誰にしましょう!?。」
そう言って神は少し考えたあと、
「そうですね!。じゃあ!ミョウホーにしますか!。」
「次にミョウホーが、”私は、ミョウホーと言います!。”そう言うのです。」
「それから、”すぐに指をさしますので指した人の名前を言ってください!。”
そう言うのです。」
「そして最初にナアム!。あなたがあなた自身を指差すのです!。」
「すぐに、”ナアム”と言ったらひとつの段階は終了です。」
「しかし!。ミョウホーと言ったら、記憶力に障害があることになります。」
「精密検査をし、再治療が必要です!。」
「記憶力より、記憶の削除のほうが強いと、思われます!。」

「では、”ナアム”と答えた人間の場合ですが、次にすぐ、
ミョウホーがミョウホー自身を指さします!。」
「すぐに”ミョウホー”と答えたら第二段階は終了です。」
「しかし、”ナアム”と答えたり、無言だったら、
やはり精密検査が必要です!。」
「再治療となります!。」

「もんだいは、”わかりません!。”あるいは、”忘れました!。”
と答えた人間なのです!。」
「”ナアム”と指さして答えても、、”ミョウホー”と指さして答えても、
同じことなのです!。」
「そう答えた場合、再治療には多くの時間をかけなければなりません!。」
「精神錯乱状態に陥る可能性があるのです!。」
「しかし、この医療器械による再治療の必要性のある者が出る確率は、
3%未満というデータがあります。」
「ただ!。設計変更した箇所があるので、このデータを
、 そのまま当てはめることは、出来ません!。」

神は、そうナアムにテレパシーを使い言うと、
「設計変更した箇所が、適切に対応しているか、不安があります!。」
「しかし、そうしなければいつまでたっても、
医療器械を使っての治療はできないのです!。」
「あとは、改良した医療器械が予想どおりの、
治療結果を得るのを祈るしかありません!。」
そう自分自身の、心の苦しさを付け加えた話を、したのでした。

ナアムは、神の心をよく理解していたので、
神とともに、医療器械が、予想どおりのよい結果を生むよう、
祈っていたのでした。


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