ブログ小説 明日のことは過去のこと 第一巻 第一章 (1)

*** はじめに ***
第一章・第二章・第三章・に分けましたが、内容で分けたのではなく、
文章量が多い為、編集上分けたにすぎません。
ご理解願いたいと思います。
***      ・・・・・・・          ・・・・・・・      ***

いまから2000年ほど前にキリストの誕生日を西暦の始まりにしたという。
それよりさらに2000年ほど前に中国の歴史が始まったという。
さらに2000年ほど前は宇宙人による支配がなされていたという。
そしてその時代よりずっと前から宇宙人を神と呼ばせていたのです。

さらにさかのぼること、1万年前。
地球は、宇宙人の流刑地でした。
犯罪を犯した者は、記憶を消されテレパシーわざの能力や、
高度な知識を消滅されて、地球に送り込まれていたのでした。
それでもその当時の地球人より、すべてにおいて能力は上まわっており、
寿命もたいへん長く、200歳、300歳生きるものもいました。

しかし、地球に適応できなく、
地球人と同じぐらいしか、生きられない者もかなりいました。
長生きの者が、仙人、長老、生き字引、などと
その土地の言葉で呼ばれていたのは、彼らのことでした。

ひとりの男が、小川の近くで倒れていました。
服装は、そこの村人たちとほとんどいっしょの服装でした。
村に住んでいる者以外のものを見たときは、
すぐに長老のところに行って知らせる、掟がありました。
二人の村人がその男を見つけました。

二人の中のひとりが、少し遠くから小石を、倒れている男に投げつけました。
動きません。
もうひとりの男も、同じように、投げつけました。
動きません。
「チョウロウニ、シラセテクル。」
そう言うと、ゆっくりな足取りで、ひとりが、長老のところへ向かいました。
彼らは、言葉は話しましたが、文字はありませんでした。

村人が、男を見つけたときにテレパシーで、
長老にはこう伝わっていました。
「小川の近くに倒れている男は、お前の後継者だ!すべてを教えよ!。」

長老は、テレパシーわざを使うことはできませんが、
テレパシーを受ける能力は、消されていませんでした。
重い罪を犯した者は、
テレパシーを受ける能力も消されて、地球に送られていたのでした。
長老はもう300歳を超えていました。
次の長老を選ぶのは、今の長老の役目であり、掟でした。

倒れていた男のことを知らせに、村人が長老のところに来ました。
「チョウロウ!シラナイオトコガ、オガワノチカクニ、タオレテイマス。」と、
村人が言おうとする前に、長老が言いました。
「小川の近くに、男が倒れていたのだな!。」
「ヨクゴゾンジデ!」
「神からのお告げがあったのだ!。」
神という言葉を聞くとみんなが一斉にひれふすのだった。
「ハッ、ハアー!」

地震。雷。火事。おやじ。というのは、
すべて神が怒っているのだ、という洗脳をしてしまっていたのです。
(おやじ というのは、間違いです。たぶん)

4人の若者が、竹でできたタンカのようなものを持って、
男のところに向いました。
すぐあとを、知らせに来た村人が、ついていきました。

「コッチダ、コッチダ」男を、見張っていた村人が言いました。
知らせに行った村人が言いました。
「チョウロウハ、コノオトコノコトヲ、シッテイタゾ!」
「カミカラノ、オツゲガ、アッタソウダ!」
「ヤハリソウカ!コノオトコハ、タダモノデハ、ナイト、オモッタ。」
(どの世界でも調子のいい奴はいるものです。)
4人の若者が、その男を、
竹でできたタンカのようなものに乗せて、運んでいきました。

村では、男のことを知って、村人全員が集まっていました。
長老の家の前まで、4人の若者が運んできました。
長老は村人の前で、その男を抱きかかえると、
秘伝の薬を口の中へ注ぎました。
すると男は、気がつきました。
それを見ていた村人たちは「オッ、オー」と歓声を上げました。

そして男は長老に向かって言いました。
「ここは何処?。わたしは誰?。あなたの名前は?」
そう言うときゅうに、
「頭が割れる。痛い、痛い!」と言って気を失いました。

すると長老は、村人たちに向かって言いました。
「この男を生き返らせなければならない!」
「この男は、わたしの後継者になる者だ!」
「これは、神のお告げだ!」そう言うと村人たちは一斉に、
「ハッ、ハアー」とひれ伏すのでした。

長老は続けて言いました。
「これから、祈祷を行う」
「わたしの妻5人以外の者は、近づいてはならない!。」
「いいな!!」すると、
「ハッ、ハアー」と村人たちが言い、それぞれの家に戻っていきました。


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