ネパールの学校

SSS学校 (カトマンズ市内)

 すべて英語で教育をするレベルの高いカトマンズ市内の学校 サイババを崇敬  生徒は良家の子女たちのようだ
 カメラをむけたら子供たちがわっと周りに集まってきた 屈託のない生徒たち

ダマンと生徒たち

前列中央がダマンの長男

ダマンと息子

赤ん坊がダマンの次男
前列左が長男

 

ロージーガーデン校(カトマンズ市内)

ロージーガーデン校の左から校長の奥さん、校長、先生、ダマン校長は現在のネパールの教育問題に心を痛めている 下記関連記事 教室
25人の貧困家庭の児童を無料で教育している。内3人は同校内にある寄宿設備で生活している テレビ室で    

    ロージーガーデン校長から入手の報告書
最下層賤民(奴隷)および極貧家庭の子供の教育に関する提案書 企画主旨

 ネパールは内陸で山に囲まれた農業国であり、農村の貧困の度合いは驚くべきものがあります。  ネパールの社会は様々の宗教的なタブーや迷信、最下層賤民差別という悪習により分裂しています。国全体におよんでいる経済的な貧困問題に対する行政的な策がないために、これらの家族の多くの子供たちは、教育を受ける機会を奪われています。最下層賤民という宗教的な制度は広く行き渡っており、1962年、公民法により奴隷制度が禁止されたにもかかわらず、実状は社会にその制度が残り現在に至っています。  最下層賤民部落(カミ、ダマイ、シヤリキ、ダム)に属している人々は現実の社会の中ではなく、その枠外で生活することを強いられているのです。彼らは社会、経済や教育の機会において、差別 され締め出されています。子供は、家事手伝い、ホテルやレストランのウェイターをしているのを見かけます。その子供たちが教育や就職の過程でさらに差別 を受け、条件が悪くなるのです。女の子の状況はより悲惨です。教育を受ける機会がなく、社会での平等がないということで、過酷な運命を強いられ、常に苦しめられています。この観点から、子供たちが普通 に育ち、きちんとした教育を受けられるための保護体制が必要です。  一つの教育施設にて教育を与えるにしては、この問題を抱えている子供の数はあまりにも多過ぎるです。しかし、ささやかな第一歩として、国の全地域からの限られた数の生徒に教育を施そうとしています。このことを念頭に、ロージーガーデン校は国の75の地区からの代表、75人の生徒に教育を与えるというプランを描いています。ロージーガーデン校は現在のところ、25人に無料の教育を与え、そのうち22人通 いの生徒で、3人は宿泊も与えられています。学校側がその子供たちへの教育の費用につき責任を持っていますが、学校自体の資力は乏しいもので十分ではありません。教育の効果 をより多くの生徒に与えていくために、我々は貧しい子供たちのより良い生活について関心を寄せ、国際的な寄付をしてくれる団体や個人を求めています。不運な子供たちの生活に光を与えようとする努力に対して支援を受けることで、私達の目的は達成できると言えましよう。 ロージーガーデン校の事業目的  この事業の主目的は「最下層賤民」や極貧家庭の子供たちが教育に接することができるようにするという試みです。この事業のもとで勉強する生徒は以下のことを達成することができるようになります。  この事業で奨学生として選ばれた子供は「修了資格試験」に合格するまで、この学校で学ぶことができます。学習の費用は無料。  卒業時にはネパール語と英語を、話したり、書いたりすることがかなり容易にできる。
1、この事業で奨学生として選ばれた子供は「修了資格試験」に合格するまで、この学 校で学ぶことができます。学習の費用は無料。
2、卒業時にはネパール語と英語を話したり、書いたりすることが容易にできる。
3、学習期間中、生徒は資格のある指導者により空手やテコンドーなどの武道の訓練を 与えられる。
4、文化的な劣等感を克服したり、憎しみを捨て去るために生徒に異文化の交流を奨励 する。
5、上記には、主な宗教のしくみや精神性についてを含んでおり、これを通して生徒は 自分の生命の価値を再発見する。
6、この事業は長期的な目標をもち、少なくとも205人の候補者から1人に10年間以上 の期間、教育を与える。
事業の成果
1、この事業が適切に実行されたならば生徒の社会においての積極的な態度が養われる という大きな成果 をあげられることでしょう。不当な最下層賎民という悪習は社会全体の人の平等という、きずなを強めていくことにより徐々になくなって行くでしょう。 2、卒業生は十分な職業技術を習得し、社会へ溶け込んでいくことができるようになります。より高度の教育を受けようとする意欲を持とうとすることが十分可能になります。
3、武道の教育を受けた生徒は卒業前までには、素晴らしいスポーツマン精神と武道の 技術を習得します。
4、最下層賎民や極貧家庭の子供たちが正式の教育を受けることにより、彼らが多民族 多文化、あるいは多宗教の社会づくりに貢献できるようになるでしょう。
本事業の予算  以下はこの事業の運営上の仮の支出の内訳です。           

1年間の寄宿費(75人)
Rs3,000 x 12 x 75
Rs 2,700,000
1教科の教科書 (75人)
l,000 x 75
75,000
1年間の文房具(75人)
200 x 12 x 75
180,000
その他の教科活動(75人)
l,000 x 12 x 75
900,000
経費計
Rs 3,855,000

 

山間部農村の学校

山間農村部の学校政府からの資金で運営 訪問当時学校はストライキのため9年生が数人しかいなかった そのうちどこからか沢山の生徒が集まって来た
農村部の山の中腹のアンダーカーストも入れる学校 アンダーカーストの生徒
この学校はネパール政府からの援助はなく地元の篤志家によって運営されている 日本から持参した文房具をプレゼント

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