ハンドメイド

自分で作っています
2005年01月18日

015  ストレートエッグ


2005年最初の作品は、鳥年だからって訳ではないけど、
エッグのストレートです。

歪みの無いパイプを目指して作り込んだつもりです。
まるで機械で削った様なボウルの腰上と真っ直ぐなシャンクが私的にチョット気に入らなかったので、ボウル腰下シャンク側のラインを気持ち流してみました。
更に柔らかいラインを出す為に、マウスピースのサドル部を緩くして腰を括れさせてみたのだけど如何でしょうか。
ボウルの肉厚を十分取った為、重量バランスがボウルに片寄ってしまいましたが、パイプ自体軽いので気にならないと思います。

肩肘張らずに普段使い用のパイプが出来たかなって思っています。

ボウルの正面に結構綺麗なバーズアイが出ています。
ピンと銜えて目の前の人に見せ付けてやりたい・ ・ ・ 

長さ 142mm 重量 38g
ボール径 39.5mm 高さ 42mm
火皿径 19.5mm 深さ 32mm

2005/2/26有田パイプ友の会のオフ
会でHM-MODEさんの製作した手斧
パイプとトレードしました。



2004年12月20日

014


有田静生さんのHPを覗いていたら、心惹かれるパイプがありました。No.04142 です。
残念ながら既に人の手に渡っている様でして、
と言っても当然先立つ物がありませんが。

それならば自分で作ってしまえ!と制作した作品がコレです。
ぜんぜん違うじゃん!なんて言わないで下さい、私には精一杯です。

ここまで一月以上かかってしまいました。
後は着色をして磨いて完成ってトコロだったのですが、
このままの状態でフレスコの碓井義隆さんのトコに嫁がせてしまいました。

もっとパイプ作りが上手になりたかったから、
このパイプを提出して厳しく評価して頂きたかったのです。

このパイプは碓井義隆さんの手でフレスコ彫りを施され、
錦糸町のラ・ピェールさんで売られるそうです。

長さ 150mm 高さ 45mm
火皿径 20mm 深さ 34mm



2004年10月31日

013  墨壺


ブローフィッシュとかバンジョーとかってその辺のシェイプを作ろうって思っただけで、絵も画かずに削り始めてしまいました。

一応クロスグレインで木取りをしたんだけど、なにやらとても素晴らしいストレートが出て来て、周りから「何でこんな勿体無い木取りをしたんだ!」って馬鹿にされていますが、自分が良ければそれで良いのだ。

最初の計画ではボウル部はまん丸にする予定だったんだけど、中途半端に重くなってしまったので、サイドをえぐってみたらコレが大当たり、親指の収まりも良くどんな形で握り込んでも、軽く手を添えるだけでもしっくり来ます。

チョット火皿が煙道より深くなってしまったのが残念ですが、なかなかカッコイイパイプです。

出来上がったこのパイプを見てお袋が「墨壺みたいだ」って。
それモラッタ。

長さ 140mm 重量 70g
ボール径 45mm 高さ 45mm
火皿径 19.5mm 深さ 34mm

静岡パイプクラブの仲間KHAさんの、穴無し原木3個と交換しました。



2004年09月05日

012  ラフトップ 2



先日静岡パイプクラブの友人に、私の制作したパイプ【004】を譲ってしまいました。
結構気に入っていたパイプだったんだけど、アレは穴あきプラトウ ステム付きから制作した物なので、次は穴無しの原木でステムも丸棒からのオリジナルで似たようなパイプを作ろうと思い、コレを制作しました。
デモ、ソコはやはり素人、同じ物は二度と出来ません。

オーバルなボウルの先端からシャンクエンドまで少しヒネリを入れたエッジがこのパイプの特徴です。
このパイプのステムは初めからこんな形にしようと決めていたので、シャンクエンドには先日フリーマーケットで入手した、カーネリアンのリングをアクセントに入れてみました。
初めの計画ではラフトップは削り落として綺麗なバーズアイを出す予定だったのだけど、感じの良い細かなラフで、うねった感じも気に入ったので、残してみました。
その為、チャンバーが私の好みより若干深くなってしまいましたが、何時の日かコレに飽きたら落す事も出来るかな?なんて気持ちで・・・

デモなんだな、毎回思うのだが、なかなか良い出来のパイプです。
チャンバーが深いこと意外は、結構私好みに仕上がっています。

長さ 155mm 重量 76g
ボール径 63*46mm 高さ 50mm
火皿径 20mm 深さ 42mm

有田パイプ友の会の友人、モリアーティ教授に3万円で買って頂きました。



2004年06月16日

011  FULL BENT


自分なりに、かなり角度のきついフルベントのパイプを制作してみました。

煙道とダボ穴の角度を変えると言った目論見も上手く行って、モールも一寸したコツでストレス無く通ります。

かなり大人し目のシェイプの様ですが、ボウルトップや、シャンク上部分まで綺麗なストレートグレインが見られます。
ボウル底からシャンク底にかけて少々大き目ですが綺麗なバーズアイが広がっていて、
マア、木理を楽しむにはかなり良い線を行っているパイプだと思っているのは親バカでしょうか?

残念ながら煙道が少々ずれてしまい、火皿中央に開いていません。
更に、大小34ヶ所の傷が出てしまい、全てパテ埋したのですが最終的に1,200番のサンドペーパーをかけていたら新たに数ヶ所出てきて、もう降参してそのまま仕上げてしまいました。

マウスピ−スは二段ダボで入れ込んであります。

長さ 145mm 重量 71g
ボール径 43mm 高さ 41mm
火皿径 19mm 深さ 34mm



2004年05月15日

010  真面目な BILLIARD



先日お会いした人で、とんでもないインパクトのある個性的なパイプを作る方がいまして、(HN・ぞうさんって人です)
そのパイプを見てから私もそんなのを作ってみたくなり、手持ちのエボーションをひっくり返したり回したり、
悩んで悩んで結局何もアイディアがうかばなくって、チョット落ち込んでいたんです。

そんな時に、パイプを吸わない友人だけど(私の影響で少しずつ興味を持ちつつある)
「toshirouの作るパイプって何だかとっても普通な感じがして、でも普通に探してもそんなの売っていなくって、やっぱりハンドメイドしていてイイヨネ〜」
って 普通なのかい!ってその時は思ったんだけど、
そうか!それが私の持ち味で個性なのかな?
なんて気が付いたりして・・・

んでっ 今回は私の好きなシェイプで【真面目なビリアード】を制作してみました。
こんなビリアードがあったら即購入ってのを作りたい・・・なんて考えながら。

でもビリアードって結構難しい!
ゴマカシが利かないんだよね〜

見て見て、イイグレインが出ているでしょ〜(自己満足か?)
マシンメイドに引けを取らない思惑通りのシェイプに、プラス
ハンドメイドの柔らかなカーブがバランスよく配していると思うのだけど、どうでしょう。
ステムはあえて太めにしてみました。
(何故って、ソ〜ユーのが欲しかったから!)

長さ 160mm 重量 86g
ボール径 51mm 高さ 56mm
火皿径 21mm 深さ 47mm

親戚のオバチャンが部屋のインテリアにすると言って持っていったしまいました



2004年04月08日

009  小振りなラフトップ(改)



パイプをハンドメイドしたいのだが、なかなか手を付けられないでいました。
ッてゆーか、何だか最近制作意欲がわかないんだよネ〜! 欲しいパイプが無い!!

私の場合、手持ちのエボからどんなパイプを生み出すか、では無く、自分で欲しいと思うパイプと、それをイメージできるエボが揃わなければ全くやる気が起きません。

でも、何か削るといった行為をしたくってイライラしていた所、フトこいつに目が留まりました。
ネタは、LS安藤の「お買い得パイプ・小振りなラフトップ」
04/03/07、「有田パイプ友の会」のオフ会の時に購入したんだけど、一度火を入れてそれっきりでした。
何故だろう、あんまり煙草が美味しくなかったんだ。
グレインは良いんだけど、面白みの無いシェイプ。
何よりもチャンバーが狭すぎ!
んでっ、チャンバーのボアアップをするだけのつもりが、ついつい調子に乗って こんな感じになりました。

チャンバー径をトップ19.5ミリまで広げました、そのさい縁が少し丸まってしまったので外周も丸めてみたんだ。
このパイプ、チャンバー底がかなり狭く手持ちのタンパーは、半分ほどの深さまでしか使えなかったので、底の方は15ミリ径のタンパーが無理なく使える広さまで広げました。
煙道は4ミリを通して、更にステム煙道を3ミリで途中まで通し、リップ側から1.5ミリを通してあります。
ステムの腰を括れさせ厚みを4ミリまで攻めてみました。
焦げ茶で木目出し、焦げ茶で薄く着色。

シャンク辺りにマシンメイドの気配がしてチト残念ですが、我ながら中々の出来だと思っています。
とても軽くって、薄ーいステムの助けもあり、銜えているのを忘れそうなパイプです。

煙草の味は??
もちろんサイコーですよ♪

長さ 123mm 重量 30g
ボール径 37mm 高さ 42mm
火皿径 19.5mm 深さ 38mm

ネタ
LS安藤・小振りなラフトップ 5,000円

静岡パイプクラブの麗しき先輩にさしあげました。



2004年03月16日

008  ROUGH TOP  1/4 Bent



ラフトップのハーフベントを作ってみました。
こんなのが1つは欲しくって、気に入ったのが売っていたら
買おうかと思っていたんだけど
その必要はなくなりましたネ!

結構自信作です♪

ラフの処理をどうすれば良いのか解らなかったので、
かたちは出来ていたんだけど、着色をせずにいましたが、
先日、有田静生さんにお会いして教えて頂き、
ようやく完成しました。

ボリュウムがあるように見えるけど、結構細身のボウル。
細身で適度に長いシャンクと、
短いけどボリュウムのあるステム。
グレインも目論見通りバッチリ出ていて、
やりたいことが全部出来たって感じです。

良いエボーションに恵まれたってのも有りますが、
自分なりに上手く生かせたと思っています。

ステムは前作のショートホルンにも採用した流れですが、
今までの私の制作したパイプを見ていた人に、
「君はスリアワセが苦手なのか?」
と言われてしまったので、そんな事無いよ!って事で。
このステムのかたちは結構お気に入りで、
ビットを軽く噛んで、下唇でもパイプを支える手助けが
出来ます。

長さ 142mm 重量 61g
ボール径 55*43mm 高さ 50mm
火皿径 20.5mm 深さ 38mm



2004年01月14日

02.ライター
パイプを作りたいのですが、原木が手に入らず、ふと思い出してこれを引っ張り出しました。

このキットは前回作ったライターを、平成15年5月に名古屋で開催された有花里さん主催のZAN6のなかで、手作りライターコンテストに出品した時、見事最優秀賞を頂きまして、それの副賞として頂いた物です。

チョット気合を入れて削り込み、次回また出品をして、2連覇を狙います。

んで、こんなのを制作しました。
台座を一体成形して、テーブルライターっぽくしてみました。
(台座底にはフェルトを貼ってあります)
マホガニで木目出し、オレンジを薄く着色しています。
自分で言うのも変ですが、なかなか力の入った美しい作品です。(笑



2004年01月03日

007 ショートホルン


年末年始の暇つぶしに、先日、相模原のリビングショップ安藤で購入して来たエボーションに手を付けました。

初めて穴無しに挑戦します。
ついでにマウスピースも丸棒から削り出しました。

運良く、ホリゾンタル(水平)グレインのエボーションが手に入ったので、ホルン風のパイプを制作してみました。

ハンドメイドパイプ作家の有田静生氏にアドバイスを頂きながらの制作ですが、なかなか他に無い、個性的な素晴らしいパイプが出来上がり、自分でも驚いています。

大きな割れが一つ有るのが残念ですが、とても気に入っています。

最近の私の制作するパイプのこだわりとして、パイプレスト無しで普通に置けるシェイプに心がけています。
このパイプも例外ではなく、普通に置いた状態で絶対転ばない、大きくいつまでも揺れていて楽しませてくれます。

長さ 130mm 重量 67g
ボール径 40mm 高さ 45mm
火皿径 20mm 深さ 40mm




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