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ライブカメラの構築
私が作ったお天気カメラを基本に、自動的にウェブページへ配信するライブ画像の構築法を解説しようと思います。情報が古うございますがご了承ください。
使用カメラについて
私はビデオチャット用のカメラ、ELECOM社のUCAM-C1C30SVを使用しています。基本的には簡単に接続できるUSBのカメラが最適と思われます。ただし、ビデオチャット用のカメラは画素数が低く、画質の面で不満が残るかもしれません。USBカメラとしては、コニカ(コニカミノルタ)のe-miniが同じ30万画素でも画質に定評がありますが、現在は生産中止になっています。入手するには、オンラインショップやネットオークションで購入する必要があります。(現在はきついかも)価格的にはビデオチャット用のカメラなら5000円以内で購入できるでしょう。
ビデオカメラ等から接続する場合は別途キャプチャーボード(カード)が必要になります。また、専門的なウェブカメラを設置する場合には数万円単位の出費は覚悟しなければなりません。
また、ライブカメラNinjaというソフトもありますが、コスト的にやや割高と思います。
同程度のスペックによる画質の比較はこちら。
使用ソフトについて
一番のおすすめはListCamでしょう。ヘルプファイルはありませんが、慣れればとても使いやすいと思います。こちらに解説ページがあります。
そのほかフリーソフトではLivecapture!などもあります。
最近では、ホームページビルダー8以降でもライブカメラを構築できます。
接続環境について
常時接続環境は必須です。ダイヤルアップだと、日中1時間更新で月3,162円、日中10分更新で月18,972円かかります(NTT市内回線による)。ただし通信速度は遅くても問題ありません。フレッツISDNでも十分です。
パソコンの環境、設定など
ライブカメラ専用でない限りは、OSはフリーズが少ないWindows2000あるいはWindowsXP以上にしておきたいところです。ListCam自体のメモリ消費量は少ないですが、平行でばりばりソフトを使いたい場合はたくさんメモリを積んでおきたいところです。MAC、Linuxについては割愛します。
ライブカメラを運用すると、パソコンは常時つけっぱなしの状態になるので、セキュリティは頑丈にしましょう。ルーター、パーソナルファイヤーウォール、ウイルス対策ソフトなど、常に最新の状態でパソコンを保護しましょう。
また、雷・停電対策として、雷サージに対応した電源、デスクトップパソコンの場合は無停電電源装置の購入を検討しましょう。(ピンキリですが1万円以上)
カメラの設置
カメラはできる限り窓に接しておきたいところです。窓から遠ざけるほど窓の写り込みや反射の影響が大きくなります。またカメラの後面をカーテンなどで遮蔽する必要があります。(蛍光灯などの写り込みがひどく、プライバシーの問題も出てきます)
カメラの角度によっては空が青く写らないことがありますので、角度を調整して試行錯誤する必要があります。
くれぐれもプライバシーの侵害になるような行為は止めてください。
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