アナログ音源再生計画 ★特集★
特集 両親の結婚披露宴の録音テープを1枚のCDに焼く

[0]両親の結婚記念日に披露宴のCDをプレゼントしよう
[1]昔の披露宴〜デジタル世代向け傾向と対策
[2]1枚のCDに収録するための編集テクニック
[3]プレゼントとしてのCDを演出する

※[2][3]は次回以降の掲載になります。都合により表記タイトルは変わる場合があります。


両親の結婚記念日に披露宴のCDをプレゼントしよう
新しい人生の船出を演出する『結婚披露宴』。現在はビデオカメラでの撮影が当然ですが1960〜70年代テープ録音が行われた時代がありました。

オープンのデジタル化サービスで取り扱ってきた録音内容でも結婚披露宴は非常に多い。『両親の結婚披露宴のテープがあるのでCD化して結婚記念日にプレゼントしたい』そんなお便りをしたためてある方も多数見受けられます。依頼された方の優しさが伝わってきて微笑ましくなります。

管理人が扱ってきたのはオープンリールですが、カセットが普及した70年代は生録・FMエアチェックといったまさに「録音ブーム」であり、まだビデオカメラは普及していない時代でしたから非常に多くの方が披露宴のカセット録音をしたと思います。そして恐らくそのテープは永い間再生されることもなく放置されているのではないでしょうか?

そこで、ここではご両親へのプレゼントにウン十年前の披露宴のカセット録音テープを1枚のCDにバランス良くまとめて、結婚記念日にプレゼントするという事を前提に編集のポイントを特集として掲載しました。
 
結婚披露宴は2時間程度になる事が通常なので、そのまま収録すると音楽CD形式では1枚のCDに収まりません。そこで相当量をカットする必要があるのですが、このカットが単なる部分的削除ではなく両親が聴いたとき、その晴舞台をほうふつとさせるような編集でなければなりません。これは非常に難しくセンスと当時の時代背景についての理解も必要になってきます。
※ここで1枚にまとめるというのは、恐らくあなたの両親は、どんなに取り扱いが簡単なCDでも2枚目の盤をプレーヤーに入れようとしないからです(爆)

昔の結婚披露宴テープのCD化は祝辞・会話・歌・演奏といった人為的なライブ録音の全ての要素が含まれている事、他人が録音したものをデジタル化して編集するという意味からも難しい分、格好の演習材料になります。また「プレゼント品」ですからCD-Rレーベルやケースのデザイン、そして包装まで気を使わなければいけません。
 当サイトで取り上げているハウツーやメディアの歴史などの全ての話題に関わってくる内容であり、いわばCD-R制作の集大成でもあります。両親への贈答という大義名分を利用して(^^;是非、オリジナルCD制作のスキルアップをしてみましょう。

録音テープの所在を確認しよう
この特集では記念品として両親へプレゼントするという事を前提にしていますので、事は極秘に進めなければなりません。先ず録音した事実の有無を確認しなければならない。録音を担当したのは本人以外であることは確かでしょうから、何かの話題の時さりげなく聞き出す。
 昔の録音メディアと現在のデジタルメディアは、これこれこういうものがある、などという話題から切り出しても良いし、親が披露宴に招かれた折に聞きだすのも手か。。。

カセットテープの場合、全てを収録してあると2巻になっている可能性があるので探す場合注意してください。また、結婚式自体を披露宴と別テープに録ってある事もあります。複数本になっている場合全てが揃わないと非常につまらないものになりますので、必ず探しておきましょう。

現実として、このようなテープは、間違いなく長い間再生していません。聴きすぎてテープがヘタッているなどという事は100%あり得ませんが、その分カビが生えていたり状態が悪い場合もあります。特に披露宴を1本に収めようと120分テープに収録されている場合は取り扱いに注意して下さい。120分カセットはスロットインタイプのデッキ、安物のラジカセで再生する事は避けてください。



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(C)Fukutaro 2003.10