工具を利用したメディアの破棄・処分
工具(ニッパー類)でメディアを切断してみる | ||
■最近テレビを見ていたら某大手通信会社の本社移転のニュース番組で職員がCDをハサミで切って処分している映像を写していました。ハサミは普通の事務用でCDを切るポーズを取って「不要な情報は処分する」という事をアピールしていたのでしょうが、いかにも「ヤラセ」っぽかった。サイトをご覧の方なら事務用ハサミでCDが切れない事はご存じだろうと思います。 ■しかし、いかにヤラセとはいえハサミを使って処分する場面を写すのだから、できない事は無い。それでは実際どの程度のハサミ(ニッパー)を利用すれば断裁できるのか?とDIYショップを覗いてみました。 ■せっかく購入するのですから、CDが楽に断裁できることを第一条件、そしてできるだけ安価なことを目安に工具売り場を探してみると結構該当しそうなカッター、ニッパーが並べてありました。そんな中から、用途として『ステンレス・ポリカーボン・トタン板などの切断作業に最適です』と表示があった画像1のニッパーを購入してみました。価格は税込み980円也。 |
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図1 |
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■DIYショップでは選ぶのに迷うくらい数多くの鋏類が並べられています。多くは用途や切断能力などの表示があるので確認する。CD半径と同程度の刃先のものを選ぶ、力を入れずに切るためバネ式のものを選ぶといった事がポイントになります。 |
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図2 CD-Rの場合 ご覧のように、それほど力を入れないでも簡単にCD-Rを切断することができました。 注意 CDの素材であるポリカーボネートは画像のように切断すると断面は鋭利な形状になります。取り扱いに注意してください。 |
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図3 3.5インチFDの場合 次に3.5インチFDを試してみましたが、こちらも力を入れずにズタズタにカットできました。特に分別をして破棄する場合はこの方法が金属とプラスチックに分別できて、よろしいのではないかと思います。 なお、5.5・7インチは、もともと素材が3.5より薄く柔らかいので、より楽に切断できます。 注意 3.5インチFDは内部に細いバネなどの金属類が入っています。飛び散ると危険ですので注意してください。 |
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アナログメディアの切断は? | ||
[カセット] 画像は掲載していませんが、カセットを切断してみましたが、さすがに厚みがあって上手く切れなかった。 [アナログレコード] これは試してみませんでしたがCDがカットできたのですから問題なく切断できると思います。 |
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処分時の注意 | ||
■音源記録メディアはアナログ、デジタルを問わず、そこそこ頑丈にできていて、普通のカッターやハサミでは切断できない強度を持っています。そのため切った場合の断面はいずれも硬く尖って鋭利な形状になりますので、指にけがをする危険があります。処理する場合は、必ずポリ袋の中で切断しましょう。特にポリカーボネートは非常に鋭利で、尖っているとポリ袋まで破損する恐れがありますので、あまり鋭角に切らないよう注意してください。 ■管理人のオススメはFDであれば、ここで紹介したような工具を使う方法、CD-Rの場合は別頁で解説した表面だけ剥がす方法です。いずれもコストがそれ程かからない方法として紹介しましたが、くれぐれもゴミの分別と処分時の怪我などにはご注意下さい。 |
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