フロッピーディスクの破棄・処分
FDの処分について考える | ||
フロッピー・ディスク(以下FD)で現在一般的に使用されているのは3.5インチですが、昔から使っている方は5インチ・8インチも保有していると思います。 処分方法は人にあげるか捨てるという事になりますが、今時FDをもらって喜ぶ者はいませんので作成したデータを渡す際、複数ファイルがあれば1ファイルにつき1枚ずつ「最もらしく」渡せば結構片づきます(^^; 昔の5インチ・8インチは捨てる以外に手は無いと思います。 ※整理・保存・データ変換等については別に掲載予定です。 |
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人にあげる場合の注意 | ||
[入っているデータを渡す場合] 必ずウイルス対策ソフトでスキャンする。 [ブランクFDをあげる場合] スキャンディスクをかけてエラーの有無をチェックする、完全フォーマットを実施する。不良セクターが見つかったら迷わず捨てる。 一度使ったFDであればクイック・フォーマットでは以前のデータが読めてしまう場合があります。少し時間がかかりますが完全フォーマットをして渡すよう心がける。 ※完全フォーマットはWindowsではクイック・フォーマットではない「通常のフォーマット」で行います。あるいはDOSでFORMATコマンドを実施します。 |
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破棄のしかた | ||
FDはプログラムソフトとデータ用があり、破棄に気をつけるのはデータ用のみ。基本は (1)完全フォーマットする (2)タイトルラベルを剥がす の2点。案外見落とされるのがタイトルラベルです。中身は入っていなくてもラベルに○○顧客情報とか××財務データなどと書かれたものを放置すると企業の場合、明らかにイメージダウンです。個人でも同様、ゴミ袋をあさるアクシュミの輩がいないとは限りませんから個人が特定できる書き込みラベルは剥がすべきです。 上記(1)(2)さえできていれば、後は自治体の規則に従った分別で捨てれば良いのですが、実は「完全フォーマット」は若干時間がかかります。また昔の8インチ・5インチを持っていても現在使える機器が無いとフォーマットできませんので、物理的に破壊する事になります。 要はジャケットやケースから取り出した磁気ディスクを切断してしまおうというやり方です。例によって専用のシュレッダーや工具不要の処理方法のご紹介です。なお、いずれのサイズのFDもCDよりは強度が無いので腕力・握力のある方ならカニの甲羅を割るようなハサミ、あるいは大型のカッターでバリバリと寸断できるのではないでしょうか?スマートな管理人は試していませんが(^^; |
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●8インチ・5インチ 昔の8インチ・5インチはビニール製ジャケット(内部は不織布で覆われている)の中に磁気ディスクが入っているシンプルな作りで破壊するのは楽です。 [用意するもの] カッター、カッティングマット FDの下の面(フチは折ってあるため切りづらいので端から1cmくらいが目安)にカッターで切れ目を入れ(図1)中の磁気ディスクを取り出します(図2) |
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図1 図2 |
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図3 磁気ディスクはペラペラの薄いシートですからカッターやハサミで簡単に切れます。 |
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●3.5インチ 3.5インチFDを捨てる場合は完全フォーマットして、そのまま処分すれば良いのでわざわざ磁気面を裁断する必要があるかどうか疑問ですが、完全フォーマットするより確実に短時間で処分できますので大量破棄に向いています。 [用意するもの] カッター、ゼムクリップ 3.5インチは8インチ・5インチと異なり圧着式ケースに入っており、一部に金属も使われているので、やや面倒。 まずFDの表面左上(図4の↑)部分を真上から覗きこむと図5の黄色の楕円で囲んだ小さなバネが見えるのでこれをゼムクリップを曲げて引っ張り出します。一度やってみれば難しくありません。 図5のようにバネをはずすとスライド金具(磁気面を覆っている金具)も外れます。 |
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図4 図5 |
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図6 スライド金具をはずした窓からカッターで一部を切り取ります。窓から見える部分だけで十分です。 |
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捨てるときの分別は? | ||
8インチ・5インチの材質は不織布を除き、ほとんどプラスチック類に該当。3.5インチは一部金属が含まれます。分別の必要な自治体ではプラスチック類だと思いますが念のため確認を。上記画像5・6で分解したら金属を分別しやすいが、ディスク中央の金属はこのままでは取れません。 |
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(C)Fukutaro 2005.4 |