覚え書き                


 2007年6月
 

今月のData (体重は6月30日測定)

種 類 名 前 体 重 特記事項
文 鳥 ヤッピー 28.5 g  口角炎はやや改善、皮付餌メイン
チェリー 30.5 g  餌を1日3.0g に減らす
オカメインコ サブレ 86.5 g
ウサギ レン 2.12 kg  6/28 健康診断
 ペレットを1日45gに減らす
イチ 2.52 kg
ゴブ 2.06 kg  6/3-6,10,28 食欲不振で通院体重減少
 ペレットを1日35gに減らす



文鳥

ここ1箇月、更新がウサギに偏ってしまったが、ウサギの通院騒動の中、実は文鳥界も大荒れだった。ぐれてしまったというか、すねてしまったというか…。全く、いうことを聞かなくなったのである。

朝の放鳥タイムは、掃除と餌の準備ができた頃、文鳥たちは自らケージに戻るのが習慣だった。文鳥たちが遊びほうけているときも、手をパンパンと鳴らして「ごはんだよ〜」と呼ぶと、大慌てで戻ってきてくれたものだが、突如、この習慣が崩れてしまった。

お腹はすいているはずなのに、呼べど叫べど帰って来ない。“今日は、たまたま機嫌が悪かったんだよ”と、初めは思った。しかし、その状態が2日、3日、4日…と続き、とうとう朝の放鳥を断念するに至ってしまった。無理やりケージに戻す事を繰り返しているうちに、どんどん信頼関係が崩れていってしまうような気がした。お互いの平和のためにも、そうせざるを得なかった。

また、夜は夜で、やっぱりケージに戻らない。いつもなら、こちらが戻すのを忘れていても、時間になれば文鳥たちは自分で戻っていたのに…。
夜は、鳥かごのコーナーを残して消灯する事で、やっとこさ戻ってもらえるという感じだ。



「ボクたち、すねてるんだからね!」
(高いところに行ったまま下りて来ない)




「ボクは、もうカゴの鳥なんだもん
(左側の口角炎はほぼ治っています)




とったーぁ!
(大いばり)

どうしてこうなってしまったのか?
本当に、ショックだった。

6月に入ってから、ずっとゴブにかかりっきりであった。忙しかったり、自分の体調が悪かったりして、イライラしている事が多かった。それで、文鳥たちの信頼を失ってしまったのか?

ヤッピーが手に乗ってくれるようになって2年余り、こんな事はいまだかつてなかった。ヤッピーが急に遠いところに行ってしまったようで、悲しくもあり、寂しくもあり…。
チェリーはといえば、本当は甘えたいのかなというそぶりも見せるものの、ヤッピーに倣っているという感じだ。


そんなある日、はたと気が付いた。
ヤッピーはゴブが病院へ行くのを知っているんじゃないか?
一応、ウサギのケージは鳥かごの中からは見えない位置にある。
ゴブと一緒に出かけている事、ましてや病院へ行っている事がわかるのか?

察しのいいヤッピーは、何もかもお見通しだったようだ。
「先生に診てもらおうね」とか「お薬飲もうね」などの言葉を理解しているのかもしれない。

ヤッピーにとっては、依然、“通院はステータス”なのだ。
通院もお薬も、ヤッピーにとっては自分が“特別な子”である事の証しだったのかもしれない。
自分を差し置いて、ウサギが病院へ行く、それはヤッピーにとって許しがたい事だったのだろう。

「ヤッピーさん、もう病院は嫌いになったって言ってたじゃん。それに、ヤッピーさんの方が、うーんと、うーんと、いい先生に診てもらったんだからね!」
と言ってみたが、この際、ヤッピーにはそんな事は関係ないらしい。

そして、心配なのがストレス。そもそも、ヤッピーのメガバクテリアの引き金を引いたのは、ウサギが来た(飼い主がそっちにかかりきってしまった)事によるストレスであったろうと推測されるのだ。
これ以上、何事も起こらないことを祈るほかない。そして、ヤッピーとの関係が修復されるのを気長に待とう。



ところで、ヤッピーの口角炎であるが、多少よくなったかなぁという感じ。くちばしも、落ち着きつつあるようで、消毒の際に綿棒の軸を齧る事で、伸びた部分が落ちてくれるようになった。以前は、固いままひたすらに伸びていたから、だいぶ改善されたといっていいだろう。

ヤッピーの現在の食餌は、日中は皮付き餌、夜の放鳥タイムにペレットとしている。朝の餌換えのとき、ヤッピーがペレットを欲しがるので、様子を見ながら、状態の良いときには日中もハリソン マッシュを入れてみたが、やはりその後の状態は芳しくない。しかし、ペレットを食べる時間を夜だけに限定してしまう事で、かなり改善される事に気が付いた。6月後半から、患部の消毒も断固拒否されるようになり、ままならないが、これも時間が解決してくれる事を願う。

一方のチェリーであるが、また太りつつあるようだ。餌はさらに減らして、ペレットを1日3gとしたが、それでも太る。朝の放鳥がなくなって、運動量が減ったからなのかもしれない。
「餌の量は、3g(体重の1割)よりは減らさないでください」と、ダイエットを始めるときに獣医さんから注意されているので、これ以上減らす訳にはいかない。今の状態が一時的なものである事を期待したいが、これから年齢を重ねて代謝が落ちてきたときの事を思うと頭が痛い。






オカメインコ

目下、サブレは何の問題も起こさないがゆえに、何となく忘れられた存在である。背後霊のように飼い主の後ろにへばりついているか、ひそかに一人遊びを楽しんでいるか、どちらかだ。


「ボクにだって意地はあるんだよ」
不幸な事に、チェリーの食事制限のあおりをもろに受けて、放鳥タイムは全くと言っていいほどオヤツにありつけない。文鳥の目を盗んでは、ペレットを食べに来るのだが、すかさずチェリーの急降下攻撃を食らって退散となる。

痩せちゃうんじゃないかと心配したが、どういう訳か逆に体重は増えてくれている。

この子も、もう少し食餌改善をしてやりたいので、ちょっとずつ皮付き餌を減らす作戦に出ているのだが、こう見えて、なかなかガンコなので、どうなることやら…。




ウサギ

ゴブの食欲不振に振り回された1箇月。通院6回(うち1回は健康診断をかねる)。

胃腸のトラブルはウサギにはありがちな病気だし、ウサギ雑誌に紹介されるくらいの病院なら、まあ間違いはないだろうと思ったのだが、何せ行くたんびに違う獣医さんが出てきて、閉口した。しかも、明らかに“診れてないだろう”と思われる獣医さんが約2名。

最後にきちんとした先生に診ていただけたからまだ良かったが、その先生のお話をうかがった上で、これまでの治療を思い返せば、やはり随分とちぐはぐな対応だったよねと改めて思った。
「今日はウサギを診られる先生がいませんが」と一言ことわってくれるだけでも、印象が違うんだけどと思う。誠意のなさというか、やる気のなさというか…とっても幻滅してしまったのである。
いい先生もいらっしゃるし、せっかく専門の先生をお招きしたりしているのに、十分生かしきれていないようで、本当にもったいないと思う。

とりあえずは、今回ゴブが良くなるまではこの病院でお世話になって、その後はまた考えようかと思う。


28日の健康診断では、イチが「肥満というほどではないが太り気味」ということであった。
それで、ウサギの食餌についても見直しが必要となった。お腹の働きが弱っている子(ゴブ)と、太り気味の子(イチ)…とくれば、“ペレット減らすしかないでしょう”という訳で、以前は1匹あたり1日60g与えていたのを、ゴブは35gに、レンとイチは45g(×2)に減らした。レンとイチも、段階的にもう少し減らすつもりである。

“No ペレットデー”を設けてみてはどうかと思い、6月30日に試してみた。結果、ウサギたちは耐えられない事はないが、次の日に欲求不満の塊になってしまって大変だった。やはり、極端な事はせずにコンスタントに1日の分量を減らしていった方が良さそうである。
(レンとイチの体重が減っているのはそのためもあると思われる)


ところで、暑さ対策のため、御影石のタイルを買ってやったのであるが、これが大好評。ウサギが滑らないよう、表面にざらざらとした加工が施してある優れものである。

ケージの外にさりげなく置いてみたら、早速イチが見つけてご満悦であった。昨年はアルミ製の“冷え冷えスノコ”を買ってやったが、ちょっとでも気に入らない事があると、ケージの中でそれをぶん回し、うるさくてかなわなかった。さすがに石なら持ち上げられないだろうと踏んだのであるが、見事的中。多分、座り心地もこちらの方が良いのだろう。隣にアルミ製スノコを置いても、見向きもされなかった。

ウサギは暑さに弱いから、これから食欲・運動量とも落ちてくるだろう。気をつけてやりたい。


 「このタイルはアタシのもの」
 (イチ)

 
「女王様、あっしにも座らせてくだせぇ」
 (ゴブ)

* * * * * * * * * * * * * *


それにしても、どうしてうちの子は、こうも次から次へと具合が悪くなってしまうのだろうか?

飼い主の生活に余裕がないからなんだろうなぁと思う。
食餌の事やら、ケージの事やら、いろいろ考えているつもりだけど、結局は、彼らの一番欲している事、“一緒にいてほしい”という願いをかなえてあげられないからなんだよね、と思う。
(しみじみ、ため息)





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