電車待ちに時間を費やして日光に着いたのはお昼も大分過ぎた頃。日光と言えば湯葉とようかんだと下鉢石の店で湯葉が4つも入ったソバを注文した。湯葉なんて薄くてフワフワしていると思ったら、カチカチに巻いてあって思いがけないボリュームである。かみさんはいささか持て余し気味だった。 東照宮など日光の社寺は世界遺産に登録されているので、境内は外国からの観光客で賑わっている。問題は世界遺産と称するに足る景観を常時保てるかということ。この前来た時修理中だった神庫はきれいになっていたが、陽明門や他の主立った建物の修復はまだまだだ。特に唐門の回廊部分の剥落が目立つ。日光は湿気の多い所である。豪華絢爛の色彩美で観光客を圧倒するには、相当な覚悟で維持管理に努めなければなるまい。なにしろ家光が「費用お構いなし」と言って建てた神社なのだ。維持費がかさむのは当然である。
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(左)湯葉巻きの入ったソバ (中)修復された神庫 (右)眠猫/td> |
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(左)墓所への道 (中)家康墓所 (右)家光墓所 | |