園長プロフィール 1967年12月3日生まれ、射手座、O型 庵原高校卒業、駒澤大学仏教学部卒業、曹洞宗大本山永平寺で修行、県立静岡東高校などで社会科講師、園長5年目、結婚記念日2月23日、趣味 家族(3人娘)、特技 剣道(5段)
「ruisen るいせん」
この幼稚園の親御さんの中に中学や高校の同級生がたくさんいるのは信頼されているようでちょっとうれしく感じる。私の年齢に関係があるかもしれないが毎日子どもたちと遊んでいると心が洗われるというか、純粋になれるのか、このごろ涙もろくなったと思う。
「ジュピター」はクラッシックのホルスト作曲の木星をベースに平原綾香が詩をつけヒットした曲である。運動会での組み立て体操はこのジュピターの曲に合わせて行った。6人の子どもが力を合わせて作った見事な三段ピラミッドは心を揺り動かされる。本番泣かずにすんだが、総練習でも普段の練習でもウルウルしてしまった。
卒園式では卒業証書の授与も園長式辞(あいさつ)もけっこうやばい。わずか3年前、朝、大泣きしながら幼稚園に登園した子どもが立派にイスに座り私の話を聞いている。当日は紙を持つ手が震えただけだが、練習では卒業証書の字が涙でくすんでしまい読みにくい。
公立の学校では平等や個性ということが重視される傾向にあるが、競い合うことは大切だと考えている。友達と競い合うことでそれまでの自分を乗り越えられる。さくら台幼稚園ではリレーやマラソンなどで競い合いながら、自信をつけること、はげまし合うこと、力を合わせることなどを子どもたちはしっかり学ぶ。そんな純粋にがんばる姿に目頭が熱くなってしまう。
年長のお母さまからこんな歓びの声を頂いた。「役員も参加した運動会の総練習で、ジュピターの曲に合わせて組み体操を見た時、鳥肌が立つほど感動しているのに、涙が出てきませんでした。というより自分で止めてしまっているのが分かりました。なぜ泣けないのだろう? ここ数年泣いている自分を見たことがなく人間吐き出さないとストレスを感じるようになりますね。子どもはある意味、泣くことでストレスを発散しているから泣いたあと笑えるのかしら? なんて思います。子どもといっしょにもっと感動したい!? と思うのなら心の錆を落とすためにも思い切って泣いてしまおうかなと思う今日この頃です!?(11.Oct.05)」 こんな『歓びの声』が届くと本当にうれしくてまた頑張りたくなってしまう。子どもから受け取る感動はとても大事な子育てのご褒美だと思う。さくら台幼稚園にはドキドキわくわくする体験とたくさんの感動があります。
大嶽 素宏