エクササイズNo.4は、楽呼吸法を「4呼吸連続」で行なうための練習です。
エクササイズNo.4-a:
「+ + - + + + +」 (+ は呼吸、- は休憩)
と、休憩をはさみながら呼吸します。
エクササイズNo4-b:
「+ + + + - + +」
4-b のほうが難しいと思います。
「-」つまり休憩中は、なにをすればよいのでしょうか。「ハアハアゼエゼエと、息を整えるのに必死だよー」そうですね。休憩の一番の目的は、息を整えることですから、それが正解です。でも、休憩中もニーノで呼吸することを忘れないでください。かならず鼻から吸って、鼻から吐きます。そして、余裕ができてきたら、休憩中にも体内観察を試みます。
楽呼吸法で苦しくなった体が、どのようにして復活していくのか、その過程を観察します。筋肉の状態、内臓の状態、脈拍の状態、そして精神状態など、いろんなレベルで自己観察を行なってみると発見があるでしょう。
パターン12の場合、ここからは「上級」レベルです。かなり難しいはずです。
エクササイズNo.5は、楽呼吸法を「5呼吸連続」で。
エクササイズNo.5-a:
「+ - + + + + +」 (+ は呼吸、- は休憩)
と、休憩をはさみながら呼吸します。
エクササイズNo5-b:
「+ + + + + - +」
5-b のほうが難しいと思います。
ニーノで呼吸しながら、喉の状態を観察します。喉が完全に開いてなめらかに空気が出入りしている状態をノーチョーク(No oke ハス60P)と呼びます。喉を完全に閉じて空気の出入りができない状態、これがオールチョーク(All Choke)です。
その中間に3段階の「チョーク度」を想定し、軽い方から順にライトチョーク、ミドルチョーク、ヘビーチョークと呼びます。つまり全部で5段階のチョーク度を想定するわけですね。
ノーチョークで息を吸って、喉を閉じて(オールチョーク)止息します。止息の規定時間中オールチョークをキープしてから喉を開け、ヘビーチョークで吐きます。このとき、チョーク度を軽くして吐ける人は、呼吸能力が高いといえるでしょう。
喉の状態を観察しながら呼吸法を練習すると、その内容はぐっと充実したものになります。