長窪保育園
 


 昭和27年、開園すると私はすぐに3歳児として入園しました。保育園時代、私が今でも覚えていることがあります。それは、先生のやさしい「笑顔」です。先生は私がどんないたずらをしてもいつも傍らでニコニコ見守っていてくれたような気がします。それは、今でも私の心の中に、春の日だまりのような温もりとして残っています。
 倉橋惣三先生(幼児教育学者)がその著書の中で「よろこびの人は、子どもらのための小さき太陽である。これに反し、不平不満の人ほど、子どもらの傍にあって有毒なものはない」と言っていますが、私は52年に園長に就任してからも、私自身の体験からこの言葉をとても大切にしています。
 昭和58年、私の保育人生にとって一つの岐路がやってきました。それは、ここで保育園をやめるか、それとも、法人化して新しい園舎を建設するかどうかの一大決心をする事でした。その時に決心させてくれたのは先生のあの「笑顔」でした。それが、今でも私自身の財産になっている事でした。「私が体験したように、それが心の宝になっているように、子供たちにも同じ体験をさせてあげたい。」そう思って、新園舎の建設を決意しました。
 あれから数十年、現在があるのは、地域の皆様はじめ、保育園にご理解ある理事の皆様のご協力と、なによりもすばらしい職員に恵まれた結果だと心から感謝しています。現在は150名定員、それでも対応できないほどの入園希望者があり大変ですが、これからも一人でも多くの子どもたちが私と同じようにすばらしい思い出を残せるよう微力ながら頑張っていこうと思っています。今後とも、皆様の深いご理解とご協力を宜しくお願い致します。

                                    
貫名 晴夫