日本列島が西向く竜の形をしており、型どおりの地形に言霊(地名)も宿っていることは既にHPで示して来たが、この竜は口を開けて「あ」を示していると説いた。(図1)
この口が閉じると琉球が艮のレイラインに乗り、逆に「ん」を示す竜が口を開けることで千島列島もラインに乗ると指摘を加えてNO2をしめた。
このNO3の段では、「ん」竜を出現させてみよう。
まず、そもそも「阿」(あ)と「呍」(うん)の仁王というのは、「あいうえお」の五十音訓で分かるとおり、「あ」のはじまりと「ん」の終わりを意味すると共に、全く真逆の性質的概念がある。
よって大地に秘められたる神のプログラムも同様であることから、日本を真逆にすると口を閉じた竜が出現する。(図2)
竜が飛ぶと書かせる竜飛岬を下北半島のカギの地形が封印している。これが青森の陸奥(むつ)の役割である。
よって、この口である「むつ」のカギをひねって転じると「つむ」になる。
「つ」は(二)。「む」は(ム)で文字どおり、積み上げると「云」となる。
示す場が口であることから「呍」と証明が立つ。
では、なぜ下北半島をつむと口が開いて千島列島と繋がるのかを説くと、日本の下北の型は世界のどこに当たるのかということがポイントで、ロシア、カムチャッカ半島になる。チュコート半島が津軽半島、ナヴァリン岬は夏泊半島とピッタリ重なる。(図3)
カムチャッカ半島は開いているのに対して、下北は閉じている点も世界と日本が真逆である現われである。
問題は、このカムチャッカが千島列島(クリル諸島)として北方四島とも島々で繋がっているという事。(図4)
よって、「むつ」が霊的に口を開けると位置もズレるので艮のレイラインに重なるという訳である。
一方「あ竜」の下アゴに大王崎があり、「ん竜」の下アゴには天王がある。(図5)
「あ」「ん」という真逆の仁王を示す如く、真逆の竜神の下アゴにも仁王が備わっており、「大天」とは「大典」で大きな祭典。
つまり、大(地)と天をひっくり返すと言う訳で、文字通りひっくり返すと「典大」となる。この大王とは、かの「恐怖の大王」と関連しており、このアゴを動かす引き金となるのが尾張である。
尾張とは、終わりで「最後の審判」成り。
また、「尾」(オ)を「張」ると言うことで、その「オ」を鳴門の渦(門)が取ると「閉」(ん)となるしくみ。
全ては必然として繋がっているのである。
全てを支配する者の手によって・・・。