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[其の5]
.......私 :「私に神様がついておられる・・そうですが?」
明主様:「頭に観音、足元に毘沙門天、左右に不動明王と
阿修羅がついておりそれらを統括しながら後ろで
われが(明主様)守護しています」
.....私 :「私の中(心)で怒りが突き上がって来るのは阿修羅のせいですか?」
明主様:「それもあるが、全てバランスの為です。阿修羅はいくつ顔をもちその表情を思え
ばわかるはず」
......私 :「阿修羅は鬼神とも悪神(悪の親玉)とも呼ばれているが・・」
明主様:「鬼、悪というのは人の主観であって、神仏の善悪も又人にはおしはかれない」
......私 :「怒りが大きい時、私の周りで必ず死人が出るのはいかなる訳か?」
明主様:「・・・」
......私 :「普通、中学生がヤクザとケンカせんだろう」
明主様:「・・・」
...... 私 :「お蔭様で留置所にもとめてもらったが・・わからんのは、警察の世話になると言
うのは世間では悪や!その悪に何の用があって観音が出て来たのか?
もっと善人はいっぱいいるし、総長や教主にかかった方が救いも早いと思うが」
明主様:「それぞれに宿命があり、宿命どおりの役割がある。そなたが観音の心でいる
時、その想念で多くの人々を救い、多くの子供達を慈しみ、子も又そなたを慕
っていたはず」
......私 :「・・・」
明主様:「われの神人合一という宿命も又留置所の中です」
......私 :「・・・」
明主様:「一厘の御魂が何故に刑務所内(天国の礎上p363)で行われたか、もう少し深
く考えてみよ。小乗の悪の理が読めねば大乗の善かなわず」
......私 :(心の中で「小乗であれ大乗であれ悪は悪です」とつぶやく)
明主様:「そなたは神の扉を開けし者」
......私 :「神の扉?」
明主様:「神戸です。阪神淡路大震災は浄化の“はじまり”です」
......私 :「・・はじまり?では終わりの地震というのもある訳ですか」
明主様:「浄化は人の心で大難にも小難にも変えることが出来ますが、このままでは、
琵琶湖から半分沈める大浄化もある」
(小乗の善悪にとらわれていた私にとって思いもしなかった大浄化の言葉に背筋がゾッとしたのを今でも覚えています。)
[其の6]
明主様:「終わりの地震を人に話しても素直に聞く者がいない程、人心には曇り
ある」
......私 :「私はオオカミ少年になる気はないです。もう少し具体的に終わりの
地震のことを教えて下さい。それは最後の審判のことでしょう?」
明主様:「先の地震(H7.1.17)の震源地は、淡路の先端、野島断層。その
指し示す方向は、明石(証)垂水(本地垂迹の意)。
(日)は経を示すため地震は直下型で経に炎える火災を起こし、一対
として起こす終わりの地震は(月)ゆえ緯揺れの水難。経緯一対と
結ぶゆえ「十=カミ」(神の戸)であり、「十」もキリで終わりで
あろう」
......私 :「・・・・・」
明主様:「古来より淡路をオノゴロ島と呼ばすは、おのずからコロがって出来
上がった島であり、「明」と解きしは、日は5(ゴ)、月は6(ロ)、でゴロ
っとコロがるという訳じゃ」
.......私 :(苦笑)
明主様:「この石(明石=証)コロがる先が鳴門であるから、神戸とつないでみると神鳴
(雷)となるじゃろ。」
.......私 :「ふむ」
明主様:「ふむ・・・ではわからん。雷は何と鳴く」
.......私 :「ゴロゴロ・・・ん」(汗)
明主様:「(笑)全ては必然なのじゃが、この一石、渦に落つれば世界に波紋が広がる」
.......私 :「・・・」
明主様:「まずは、一石がそなたを結び(十)にいざなうが、たどりつくのも容易ではない。
ピンからキリ(十)という言葉どうり人の世の根底まで落ち入らねばならない」
.......私 :「
(事実、私が明石(証)と鳴門の「十」の意味が理解出来たのは、10年後のH17年でした。
又「観音様は一番位の高い所から一番低い位へ落ちて、それから一番高い位へのぼられるのであります」
(御講話S10年5月1日)という御教えの「落ちて」の表現がしっくり腑に落ちたのも同じ頃のことでした)