三六九数霊盤についてある程度その法則性を理解した頃、明主様から直接181数霊盤について教えられました。
三六九数霊盤が9×9の81であるのに対し、181数霊盤というのは、実に19×19の361の数字を使った魔法陣であり、聞くのも全く初めてのことでした。
しかしすぐに気づいたことは、これは囲碁盤と同じ目であるという事でした。
分かってはいても1~361の数を、三六九数霊盤同様たて、よこ、ナナメのどこを足しても同数になる様に並べるのには、正直骨が折れる作業でしたが、幸い幾人かの協力を得てようやく完成させたのが次の数霊盤図です。
この数霊盤も相対する2つの数字を合わせると必ず同数である「362」になるという法則性が備わっています。
(例、1+361、21+341、51+311等)
そうした絶対的法則数を並べてみて驚いたことは、ちょうど中心の10の十がクロスする位置に「181」という数字が入ったことです。
囲碁ではこの中心の星を「天元」と呼んでいます。
辞書で天元を引いてみると、「万物生成の源」とありましたから、一切万有の源は神であり、神の源は主神であるから明主様が御教えで されていた「主神の霊層階位は181段である」ということを私は実際にその言葉が事実であることを して証明した訳です。
この181数霊盤と囲碁盤が共有しあう概念は、三六九数霊盤と将棋盤の胎蔵界に対して、金剛界に属するということもです。
将棋は○の中に駒をさすのに対し、囲碁は十(結び)の中央に石を打ちます。
( と )
其の と示す胎蔵界に対し、其の と示す囲碁が金剛界。
まさに木と石の文化の融合は御教えにある伊都能売に当たることから、胎蔵界と金剛界の両界の謎をひもといてはじめて答えが示せるというのが経綸のポイントである。
将棋は歩や馬などの駒をみて分かるとおり、「地」を示しているのに対し、囲碁は星と呼ぶことから「天」を示しています。
天と地の法則は、鏡合わせで逆さまになるので三六九数霊盤と181数霊盤の法則性も全く逆になっているという事。
密教では金剛界の真言をなぜか「逆さま」と言う意味があるそうで、その理由はかなり密教を学んでいる人でさえ分からないと述べている解説書は多いですが、解いてみれば簡単なことで単純明快である。
大本教でいう「大の字逆様になるぞよ」というのも、深く関係しているのですが、それは「一厘の証」の段で示します。