動物の鍼灸・漢方科

今の病気をもう一歩改善したい、負担のかからない治療をしたい、体を強くして病気の予防をしたい、老犬老猫のケアをしたいなどのご要望のお役に立てればと思っております。予約制ですので詳細はお電話にてお問い合わせ下さい。
鍼灸漢方科に予約された方は下記の問診表(PDFファイル)を記入の上ご持参いただくとスムーズです。



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対応可能な病気

椎間板ヘルニア、関節障害、慢性嘔吐、慢性下痢、便秘、皮膚病、慢性腎臓病、膀胱炎、夜鳴き、てんかん、咳、イボ、冷え症、眼病、腫瘍の進行を遅らせQOLの維持、その他手術が必須でない多くの疾病に対応します。

鍼灸・漢方科担当医

高本 敦夫

獣医師・国際中医師
鍼灸漢方科科長


日本獣医中医薬学院認定  一級中医獣医師  鍼灸推拿整体師
JPCM認定  ペット中医学アドバイザー

山崎 史恵

獣医師

日本獣医中医薬学院本科在学


 

鍼灸について

鍼や灸と言うと「痛そう」、「熱そう」などを想像する方もいるかもしれません。しかし当院での鍼灸は日本獣医中医薬学院より学んだV3-EAS(Veterinary 3-E Acupuncture System)を採用しています。3-Eは、Economy(精簡)、Efficient(快速)、Effective(実効)の3つの頭文字を表しています。重要ななツボを選び、鍼の本数を少なくうつことで動物に負担が少なく効果的な治療を行います。

これは「東洋の神秘」と言われた 温 雪楓 医学博士の言葉にある『病人はすでに病に苦しめられています。さらに苦しめるようなことをしてはなりません。患者さんがクリニックのドアを開けて帰るとき、笑顔で帰られるようでければなりません。』という教えを元に動物に優しい治療を心がけております。

「日本獣医中医薬学院」 「3-E針法」 「温 雪楓博士」 についてはコチラ


鍼灸施術風景

鍼灸による椎間板ヘルニア治療の一例


その他の症例についてはコチラ⇒『動物の鍼灸・漢方治療』(アメーバブログに移動します)

漢方薬について

漢方薬は科学的にも少しずつ治療効果が証明されつつあります。あるアンケートによると人の医師の約90%が漢方薬を使用したことがあるという程メジャーなものとなりつつあります。動物での使用される頻度はまだまだ少ないのが現状ですが、当院では西洋薬に併せて中医学を元に漢方薬を使用して良好な結果を生むことが多くあります。しかし、漢方薬も副作用はありえますので鍼灸同様に体質を見極めて使用することが極めて重要となります。そのために最低限の診察は必要となります。


 

よくある質問
Q.予約なしで鍼灸はできますか? A.基本は予約制になります。時間や日にちなどはお問い合わせ下さい。
Q.鍼灸漢方は保険は効きますか? A.多くの保険会社で鍼灸漢方は保険適用できますが、動物の保険会社は非常に多く、全てを把握できかねます。ご不明な場合は加入保険会社さんに問い合わせて頂く事をお奨めいたします。
Q.鍼灸は痛くありませんか? A.説明にあるとおり、細い鍼を出来る限り少なく用いるため痛がることはほとんどありません。しかし鍼に対して敏感な子の場合は刺さない鍼や手や指による治療(推拿)を用いて治療して負担のない治療を目指します。
Q.鍼灸はどんな子でもできますか? A.診察台の上で暴れすぎてしまう子や極度に怖がりな子は鍼灸治療が行えない場合もあります。
Q.漢方は副作用はありませんか? A.残念ながら漢方にも副作用はありえます。しかし漢方は体質や状態を見極めて使用することで西洋薬にはない優れた効果を発揮することがあるとともに副作用の確率を減らすことができます。そのため最低限の診察は必要であり、薬だけ長期に処方というのは基本的に行いません。
 Q.鍼灸や漢方の効果はどのくらいで現れますか?  A.病気の種類や患っている期間により様々です。難しい病気や長期に患っている場合は治療に時間がかかる場合もあります。しかしながら治療が合えば2~3日以内に改善する場合もめずらしくありません。
Q.時間がないので鍼灸をやらずに漢方だけで治療できますか? A.もちろん可能です。しかしながら本来は鍼と漢方は一体です。鍼灸は体の外から、漢方は体の中からアプローチするので二つを併せると相乗効果があります、どちらか一方より鍼灸と漢方を併せて治療する方が治癒の確率と早さが上昇します。
Q.遠方からでも診てもらえますか? A.可能ではありますが治療はストレスをかけないことが我々の基本です。長距離の移動は動物に負担をかけ治療効果が半減する可能性もあります。遠方な場合はこちらのサイト 「一針多助」 を参考にお住まいに近い病院でのご相談をお奨めします。
Q.往診は行ってもらえますか? A.申し訳ありません。現在のところ往診治療は行っておりません。