簡単な偏光顕微鏡(フィルムケース利用)CDディスク利用へ
 岩石プレパラードの作り方のページ   
 岩石や鉱物の観察には、偏光顕微鏡は欠かせない。
 そこで、子供一人一人が手にし、観察できる簡単な偏光顕微鏡を自作してみた。
1 材料・道具
 フィルムケース
 プラスチック偏光シート  20mm×20mm
 プラスチック偏光シート  30mm×30mm
 ビニールテープ(黒) 少々
 輪ゴム・セロハンテープ 少々
 スライドガラス 数枚
 カッター、ハサミ、マジックペン など
 ルーペ
2 作り方  
@  右の写真のように、フィルムケースの側壁の中間にスライドガラスを入れる細長い穴をあける。
  (あらかじめマジックペンで印をつけおく)
※フィルムケースの壁にスライドガラスを入れる穴をあけるときは、ふたをしたままカッターで、十分気をつけてあける
A  フィルムケースの底とふたに丸い穴をあける。
 底の方は大きく、ふたの方は小さくする。(逆でもよい)
B  Aであけた穴に偏光シートをセロハンテープではる。
C  フィルムケースに黒いビニールテープを巻き、遮光する。
セロハンテープのプレパラードの作り方
スライドガラスにセロハンテープをいろいろな方向にはる。
はみだしたセロハンテープを切る。
3 使い方
@  フイルムケースの底を明るい方へ向け、ふたの偏光シートを回転させる。
 ※ふたを完全にはめてしまうと回りにくくなる。
A  底の偏光シートとの回転位置によって、明るくなったり、暗くなったりするので、最も暗い位置でふたの回転をとめる。
B  セロハンテープのプレパラードをフィルムケースに差し込み、輪ゴムをかけて押さえ、明るい方へ向けて観察する。
 このとき、ふたを回転させてみると、違いがよくわかる。
C  ルーペを使って拡大してみる。