岩石プレパラードの作り方 簡単な偏光顕微鏡のページ |
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学校では、なかなか岩石プレパラードを作って観察する余裕がないが、偏光顕微鏡で観察したときの子供たちは、その美しさにまず、感動する。 |
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1 工夫したところ |
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高価な道具でなく、身近な道具でつくることができるようにする。 |
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A |
子供が、授業や自由研究的に行えるようにする。 |
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2 材料と道具 |
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スライドガラス |
数枚 |
作成する岩石の砕片 |
少々 |
2液式エポキシ樹脂接着剤 |
少々 |
マニキュア(無色透明) |
少々 |
耐水ヤスリ ♯120、♯400 など |
各1 |
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ダイヤモンド入りヤスリ(あれば) |
1 |
ホットプレート |
1 |
平らな板(鉄板、アルミ板、ガラス板など) |
1 |
水を入れる容器 |
1 |
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3 作り方 |
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◆ |
観察する岩石の薄片(岩石チップ)をつくる。 |
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薄片をつくる岩石をハンマーで砕き、1cm四方ぐらいの薄いものを採取する。 |
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※ここがなかなかよいものができない。岩石カッターがほしいところだが、がまん、がまん…… |
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◆ |
岩石チップの片面を平らに磨く。根気がいるよ! |
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A
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水をつけながら、♯120ぐらいの耐水ヤスリで、根気よく、平らになるまで磨く。 |
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※ダイヤモンド入りヤスリがあれば、能率があがる。また、ヤスリの下に平らな板をおくとよい。 |
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B |
Aで平らになったら、次に、♯400、♯600の耐水ヤスリで磨き、更に平らにする。 |
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◆ |
岩石チップを乾燥し、スライドガラスに接着、再び乾燥する。 |
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C |
岩石チップを水洗いし、自然、またはホットプレートなどで十分乾燥する。 |
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D |
乾燥させた岩石チップの平らな面をスライドガラスに、エポキシ樹脂接着剤で接着し、再びホットプレートなどで乾燥する。 |
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※このとき、気泡が入らないように気をつける。 |
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◆ |
岩石チップのもう一方を磨き、薄片にすれば完成 |
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E |
まず、けがをしないように、はじめに、スライドガラスのカドを耐水ヤスリで面取りしておく。 |
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F |
AとBと同じようにして、接着した反対側の面を磨き、透明になるくらいまで薄く磨いていく。 |
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※ときどき、偏光顕微鏡で観察してみて、全体が白〜灰色になったら完成。 |
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G |
水洗いをし、ホットプレートなどで乾燥し、マニュキアを塗り、自然乾燥する。完成 |
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※このとき、水をふきとるのに、ティッシュペーパーなどを使わない。 |
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4 使い方 |
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別のページの簡単な偏光顕微鏡などで観察する。 |
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