簡単な偏光顕微鏡1(CD利用)   (フイルムケース利用へ) 
岩石プレパラードの作り方のページ   
 岩石や鉱物の観察には、偏光顕微鏡は欠かせない。
 そこで、子供一人一人が手にし、観察できる簡単な偏光顕微鏡を自作してみた。
1 材料・道具
 CDディスク
 プラスチック偏光シート 40×40mm
 コードクリップ
 スライドガラス 数枚
 ルーペ
 ニッパー、カッター、セロテープ
2 作り方  
@  右の図のように、2枚のCDディスクのうち1枚のCDの円周上の4カ所(90度ずつずらした点)に印をつける。(上面CDと呼ぶ)
A  2枚のCDの中央部分の穴に偏光シートを(下面CDと呼ぶ)を上面CDの裏側に合わせる。
B  もう1枚のCD(下面CDと呼ぶ)を上面CDの裏側に合わせる。
C  @で印をつけた点を目印に、下面CD側にコードクリップをはる。
 ※上面CDがうまく回転できるようにはる。
D  ※コードクリップのうち、1つはクリップの押さえの部分をニッパーなどで切り取る。
セロハンテープのプレパラードの作り方
スライドガラスにセロハンテープをいろいろな方向にはる。
はみだしたセロハンテープを切る。
3 使い方
@  CD偏光顕微鏡を明るい方へ向け、ふたの上面のCD(偏光シート)を回転させる。
A  下面の偏光シートとの回転位置によって、明るくなったり、暗くなったりするので、最も暗い位置で、回転をとめ、印をつける。
B  上面CDをはずし、下面CDの中央部分にセロハンテープのプレパラードを、セロハンテープではり、再び上面CDをかぶせ、明るい方へ向けて観察する。
 このとき、上面CDを回転させてみると、違いがよくわかる。
C  ルーペを使って拡大してみる。