NZreport

ロッジ
ランギタイキリヴァーロッジロッジは突然現れた。道中も道路脇にはほとんど人家がなかったのでロッジの出現は唐突といった感じであった。
牧場と芝生の緑に囲まれたその建物は,思っていたよりもずっとしゃれていて,緑と茶のコントラストがとても素晴らしい。

玄関に車をつけると人の良さそうなオーナーのフィルが笑顔で出迎えてくれた。
ランギタイキリヴァーロッジは,以前は釣り人とゴルフ客を中心としていたらしく、当時はムルパラロッジといっていたらしいが,最近は釣り客がほとんどということで,ランギタイキリヴァーロッジに変更したらしい。
そんなわけで、釣り客に対しての心配りが随所にあって快適である。各部屋のドアにはフライが飾られ,また廊下の壁面には古いフライタックルや自然を描いたスケッチなどが数多く飾られている。
またフライに関連した小物や,リーダー,ティペット,フライなど,もしもの場合は調達もできる。
芝生の庭はとても広く,のびのびとキャストの練習ができる。フルライン,シューティング何でもこいといった感じ。
ロッジの庭
私の部屋は最もはずれで,窓の多い一番利用しやすい部屋であった。このときはたまたま滞在中,宿泊客はなんと私一人であったためオーナーが気を配ってくれたようだ。
部屋はそのまま前のテラスに出ることができ、ウェーダーなどが掛けられるように壁にはフックが付けられている。イスも用意されているので,テラスでシューズ,ウェーダーを脱げばそのまま部屋に入ることが出来るというわけだ。
窓も含め、滞在中はロックすることはなかった。ベッド,バスルームなど部屋の設備も,並のホテルよりずっと快適である。食事は3食付き(釣りに行くときのランチも用意してくれる。最も周辺にはなにもない)で夜はオーナー婦人のトニーが見事なコース料理を出してくれる。少し豪華版ではあったが,思ったよりうまかったNZのビールとともに楽しむことができた。ただし、食事だけは一人より大勢の方がいい。

日没はこの時期は8時過ぎなので、遅いディナーの前の一時を広い芝生の庭で,ガイドのBさんとロッドとラインのバランス談義となった。さすがにBさんはキャスティングがうまい。
さあ、いよいよ明日から3日間、FF三昧が始まるぞ。