キリスト教 ひとくち Q&A 116-050411

質問:
「健全な夫婦は、喧嘩の仕方を知っている」って、どう言うこと?


答え:                                                     まず、それは正しい喧嘩の方法を学ぶことです。結婚生活では健全な争いもあれば不健全な争いもあります。不健全な争いは、相手の最も弱いところに向けて、ののしりの言葉が投げつけられます。

 「あなたって、何一つまともに出来ないわね。」「そもそもお前と一緒になったのが間違いだった。」
 この様な感情的、かつ攻撃的な言葉は相手の自尊心を傷つけるだけで、何一つ良い結果をもたらしません。
 反対に健全な争いは不一致をもたらした問題にだけ焦点を当てます。
例えば、「夕食に間に合わないときには連絡してくれないと困るわ」。或は「夕べ、君に頼んでおいた事をやっておいてくれないと困るよ。明日の仕事に支障が出来てしまったじゃないか。」
 前者は相手の尊厳を傷つけ、後者は摩擦の元となった問題だけに焦点を当てています。この大切な違いを夫婦で学びあうこと、しかもそれは単に知識として学ぶという以上に、実際の生活の中で体得していく事が肝心です。

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