今月のメッセージ 115-050307
「夢を持って生きる」

 1、2ヶ月前のこと、某テレビのニュース番組で「老女が車にはねられ、死亡」と報じていた。「老女」と言うから、てっきり80歳近い女性か、もしくはそれ以上の年配の方だろうと思ったが、62歳とのことだった。それを知った時に、「今どき62歳を老女とは何事だ。俺とそんなに違わないじゃないか。」と、私は自分の年齢と重ね合わせ、少々腹が立った。電話で抗議しようかとも思ったが、面倒なのでやめた。

 そこで思うのである。果たして、人間は何歳から老人になるのか。「老人」の定義、基準は何か。若くても老人臭い人もいれば、70、80歳でも、若々しい人もいる。

 ある本に「夢を失った時、人は老人になる」とあったが、なるほどと思わされた。確かに、何歳であろうと人生に夢、目的、又は使命をもって生きている人は前向きであり溌刺としている。

 私の信仰の友、又恩師でもある中野雄一郎師(現在、ハワイ在住)は60歳を前に、「全世界に出て行き、全ての造られた者に、福音をのべ伝えなさい」と言う、主イエスのチャレンジを受け、巡回伝道者とし立ち上がった。今、福音宣教の為に、元気ハツラツ喜びに溢れ、世界中を飛び回っている。そろそろ70歳近くなるはずだが、そのバイタリティーとパッションは20代30代にも引けをとらないほど。

 聖書の中に「年寄りは夢を見、若い男は幻を見る」(ヨエル書2章28節)と約束されている。それはイエスを救い主として信じる者に与えられる神の約束である。

 あなたは、人生に「夢」を抱いていますか。日々、喜びを感じ、人生を謳歌(おうか)していますか。
 もし今、空しく生きている人でも喜びと夢を持って生きるようになります。それが神の約束です。


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