今月のメッセージ 102-031103
「人生一寸先は闇、しかし・・」     牧  師:永 山  進

先日TVで、35歳の未亡人とその子供達7人のことが放映されていました。ご主人は、4,5年前に事故で亡くなられた様です。長男 は19歳、次男16歳。それぞれ就職して、給料を全額家に入れ、お母さんを助けていると言う。今どきまれに見るけなげな子供さん達。しかし、一番下の子はまだ4歳。お母さんの苦労はまだまだ続く事だろうと思うと、身につまされる思いがしました。

この御夫婦は20歳頃知り合い、結ばれました。子宝にも恵まれ、幸せな日々を過ごしていた事でしょう。ある日突然、事故がその夫のいのちを奪うと言う出来事が襲うまでは。一体誰がその様な悲劇を想像したことでしょう。まさに一寸先は闇です。

同様に、私達の人生も、やはり「一寸先は闇」です。私達は普段、平穏無事に行っている時には「明日も何事もなく過ごせるだろう」と高をくくっていますが、ことが起こった時「どうして、私にこんな事が・・」と慌てふためくものです。

しかし、その様な弱い私達に、真の神は力強く約束してくださっています。「あなた方が年をとっても、私は同じようにする。あなた方が白髪になっても、わたしは背負う。私はそうして来たのだ。尚、わたしは運ぼう。わたしは背負って、救い出そう」聖書(イザヤ46章4節)
わたし達が自分の力で歩く事が出来ないような状態になっても、真の神は、わたし達をお見捨てにならず、背負って、救い出して下さる、と言うのです。

私はクリスチャンになって30数年が経ちます。その間、何度も試練に遭いました。しかし、その都度、神は私を背負って助け出して下さいました。

あなたの人生も一寸先は闇です。しかし、真の神を信じて歩むとき、神は、あなたが試練に遭遇するその時にも、あなたを背負って救い出して下さいます。
あなたにも神の祝福がありますように祈ります。
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