今月のメッセージ 101-031006
「お金より大事なもの」     牧  師:永 山  進

お金にまつわるジョークで、次のようなものを聞いたことがあります。「夕立やかわず飛び込む水の音。それにつけても金の欲しさよ」「柿食えば金が成るなり法隆寺。それにつけても金の欲しさよ」。

ある方が「それにつけても、金の欲しさよ。と言う言葉は、どのうたにつなげてもフィットする」とおっしゃっていましたが、なるほどと思わされます。

確かに、お金の欲しくない人などいないでしょう。私自身も20数年前、アメリカに滞在中、ある大金持ちの家を訪ねたとき、彼らの豪勢な暮らしぶりを目の当たりにし「俺も、絶対、金持ちになる。人生の目的は金持ちになること」と血迷った事がありました。

しかし、お金と言うものは、往々にして私達の理性や良心を麻痺させ、人生を狂わせてしまうものです。何人もの政治家がお金の誘惑に負けて、政治生命を絶たれてしまいました。また、その他の犯罪も、そのほとんどがお金が絡んでいます。

聖書も次のように警告しています。「金持ちになりたがる人たちは、誘惑とわなと、また人を滅びと破滅に投げ入れる、愚かで、有害な多くの欲とに陥ります。金銭を愛する事が、あらゆる悪の根だからです。ある人達は、金を追い求めた為に、信仰から迷い出て、非常な苦痛を持って自分を刺し通しました」  (聖書1テモテ6:9〜10)

お金は確かにあれば便利ですが、それ以上のものではありません。私達の人生を、本当に豊かにするものは、真の神の永遠に変わらない愛です。この愛に生かされていくとき、家庭や職場の中にも平安と喜びが満ち溢れるようになります。
「愛は決して絶えることがありません。」(聖書1コリント13:8)

あなたにも、是非この神の愛を知っていただきたいと願います。


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