今月のメッセージ 85-020304
「健全な人間関係の秘訣」 牧 師:永 山 進
「人間とは、関わりの中で生きる存在である」とは、よく耳にする言葉です。 私たちの幸せは、良き人間関係によるといっても過言ではないほどです。 聖書には、正しい人間関係を築いていく秘決が随所にみられます。その幾つかを引用してみます。 「怒っても、罪を犯してはなりません。日が暮れるまで憤ったままでいてはいけません。」(エペソ4:26) 仲の良い夫婦でも、長い結婚生活の中には、時には、意見が食い違い、感情的になったりして、怒ってしまうこともあるでしょう。しかし、大切なことは、怒ったままの状態を長引かせないことです。ある婦人がら「うちの主人は腹を立てると数週間、時には、数ヶ月も口を利かない」とこぼしていました。こうなると、関係は益々膠着してしまい、回復が困難になりがちです。悪くすると、その間に魔が差して、浮気などと言うことも起こりかねません。 ですから、たとい、怒ることがあっても、それを長引かせない様にすることは、健全な人間関係を築くためには、大切な条件の一つと言えるでしよう。 更に、「神がキリストにおいてあなた方を赦して下さったように、互いに赦し合いなさい」エペソ4:32 赦せない、という気持ちほど人間関係をむしばむものはない、とある人が言っていますが、私連は、「赦す、赦される」と言うことなしには生きられない存在ですし、健全な人間関係を築くことは出来ません。何故なら、私たちは、人間としての弱さ、無知の故に、人を傷つけてしまう事が多々あるからです。 「赦す」と言うことは、愛の表われでもあります.神が私たちを愛して下さったと言うことを考えてみると、それは、私たちの犯した全ての罪のために、イエス・キリストを身代わりとして十字架につけることによって、その罪を「赦す」と言うかたちで顕わされたのです.同様に、私たちも、赦すと言うかたちで、愛を表すことができるのです。 今日の社会情勢を見ていると、益々、赦し合うことの大切さを思わされます。 |
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