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2011.04.24 (sun) ヒトリニシナイデ
この週末、久しぶりに自分の時間が持てると思って
ずっと部屋の中にこもっていたのだけれど、ダメだね
ここのところ、仕事もプライベートも忙しくって、目の回るような日が続いてて
ようやくこの週末は、自分の時間が持てた
久しぶりにゆっくりして、スティと二人ぼっちの時間を楽しもうと思ったんだけれど
なんだか不安ばかりがわいてくる
忙しさの先にずっと押しやっていた不安
気付かないように、ただ先送りしていただけだったのかも知れない
彼と初めて会った雨の夜のこと
彼の優しそうなわたしを見つめる瞳
彼にギュって抱きしめてもらった時の安心感
彼の服の匂いや、彼の体温
海岸の前にとめたクルマの中で夜を明かして二人で見た水平線に昇る朝陽
みんな想い出になっちゃうのかな
そんなのやだよ
また、声を聞かせてよ
優しくギュって抱きしめてよ
一人ぼっちにしないでよ
けれど、ただ待つことしか出来ないわたし
また会いたい
2011.04.23 (sat) 「不幸な恋の終わらせかた」
脱皮をするように、過去の殻を脱ぎ捨てては生きていけない
哀しいことや辛いこと、嬉しいことや寂しいこと、過去からの色々なことを自分の中に積み重ねて生きている
過去を消したり、過去に選んだ道を変えることなんて出来ない
いま歩んでいるその先が、間違っていないと思えたなら
きっと過去から偶然が積み重なった奇跡なんだ
このままじゃ、過去になっちゃうよ
まるで連絡をくれない海な彼
最後に会ったスノボの日
なにか嫌われちゃうようなことしたのかな
それとももう飽きられちゃったのかな
そんな風に考える自分が悲しい
彼はそんなことなんて無い
いつものように、ただメチャ仕事が忙しいだけなんだ
それとも・・・・すべてを包み込んでくれる彼に甘えすぎちゃったのかな
彼と飲もうと思って、やっと探し当てたお酒や
彼に見てもらいたくって買った今年のワンピや
この子たちに出番はあるのかな
素直になって、「サミシイヨ」ってメールしたらこたえてくれるかな
返信が無い怖さに押し潰されそうで
それともただ素直になれないのか
海な彼が過去になっちゃう前に
彼と出逢えたことが奇跡だったって信じたいから
2011.04.22 (fri) 母の中だけの娘
「これを着なさい」
って母に渡された和服
母とお揃いの女物の和服だ
他にも親戚のオンナの人たちはみんな着ている
これを着て、お客様の接待をすれば、わたしも親戚の中で、オンナとして認められる
けれど、上手く着れないの
だって、和服なんて、まして女物の和服なんて着たことが無いから
なんとか母の着替えを真似してみるけれど上手くはいかない
そのうちに母が「早くしなさいね」、って先に行ってしまった
なんで手伝ってくれないの
なんでキチンと和服の着方を教えてくれないの
それは、教わるものではなく、自分で身につけていかなくてはいけないことなのか
結局、わたしは上手く着ることができず、お客様の前に出ることが出来なかった
帰ってきた母たちをみて、涙が溢れた
なんで、なんで・・・
そこで、濡れた枕の上で目が覚めた
オンナとして、お洋服とか、アクササリーとか、さまざまな小物とか、わたしにくれるのだけれど
オンナとして、仲間入りはさせてもらえない
それはきっとこの先もずっと
けれど、わたしは母の中だけの娘でも、それで十分だ
2011.04.18 (mon) 「ぼくから遠く離れて」
赤い傘を差したかった
髪を伸ばしたかった
お化粧をしてキレイになりたかった
カワイイお洋服を着たかった
オトコの人を好きになった
・・・
染色体はオトコ
カラダはオトコ
でもココロは・・・? ずっと、分からなかった
初めてスカートをはいて外出した時
ハダカで街に飛び出していくような、もう逃げられないような、初めての宇宙へ飛び込むようなキモチ
ブーツのヒールの新鮮な感覚
脚に感じる風
恥ずかしさより気持ちよかった
毎日、化粧をするようになって、オンナの人の服装でいる方が、普通になってしまっても
ずっと分からなかった
自分のココロ
カラダとココロの性が一致しないという性同一性障害GID
カラダは男性、染色体まで調べてもらったけれど、やっぱり男性だった
けれど、わたしのココロは、確かにこのカラダには、合っていないような気がする
だから、わたしのココロは、女性なのか?
ずっと、引っかかっていた
そもそも、ココロに性なんて無いんじゃないの?
そんなの社会が作り出した既成概念で、もっと人のココロは自由なんじゃないか
ココロに性を当てはめようとすること自体間違ってたんじゃないの
そう考えるようになったら、楽になった、ココロが軽くなれた
わたしのオリジナリティ
それは、わたしの大切なマイノリティで、なんの枠に当てはめる必要なんて無い
「ぼくはぼくになる、きみはきみになる」
そう、ジェンダーってもっと自由なんだと思うよ
にしても、キレイなオトコの子を見ると、わたしもドキドキする
優しく守ってあげたくなる
あ〜すっかりオバチャンだ★ほぇ
2011.04.14 (thu) 「抱擁、あるいはライスには塩を」
絆って何だろう
3月11日の夜、交通麻痺の中、家族の下へ帰ろうとしたわたしが見た、まるで動かない幹線道路にどこまでも続くテールランプの赤い光
それぞれが、それぞれの思いを乗せて、帰るべき場所へ、守るべき一番大切な人の下へ
何分、何十分経とうとも整然と並んでいたヒカリ
そんな列の中にわたしもいた
メールで無事なことは、分かっていたのだけれど、それでも一緒に、あの夜はひとつになっていなければいけないと思ったから
いつも一緒だった、なにをするのも、どこに行くのも
そしていつもあの小さな家へ一緒に帰った
何処かに行く予定があっても、誰かが具合が悪くなってしまったら、予定は中止
具合が良くなるのを家族みんなで見守った
それが、いつのまにやら、リビングで集うことも少なくなって
わたしなんて家にすらいなくなってしまった
それぞれの個々だから、それぞれの生活があるから
けれども、いつも一緒でなくとも、そこには目には見えない絆がきっとある
トイレに行く時の合図とか
桜蘭高校ホスト部の環先輩の話題とか
わたしの秘密のコトとか
たとえば、家族でしか分かり合えないコト
何時か、いつの日か、あの小さな家に、そんな絆だけが残ったら
あの家は、何を覚えているんだろう
引っ越してきた夜、天使さんとミシンをかけながらカーテンを掛けまっくったこと
子供たちのお祝いに、座りきれないくらい親戚が集まってくれたこと
小さな庭でバーベキューをご近所の人と夜までしたこと
そんな想い出たちを、誰が聞いてくれるのだろう
あの日から、すっかり仕事が忙しくなって
早出、残業、休出・・・わたしらしくもなく、働きづめの毎日
ただ元いた福島の工場の人たちを助けたくて、会社のためではなく、あの人たちのために頑張ってきたのに
会社は、相変わらず、事業継続ばかりで
なんだか、疲れたよ
何もかも放置だったのに
ムダ毛も、海な彼も
海な彼、もう一ヶ月も音信不通
彼も放置、わたしを放置
ムダ毛と一緒
。。。じゃないと思うんだけれど、ね