2009.07.31 (fri) SOS
今日は早く寝れると思って、ベットに潜り込み
本を読み始めたら
ケイタイの着信音が鳴った
上の子からだった
泣き声で、
「まだ駅にいるの、家には帰りたくない・・・」
様子がおかしい
その駅へクルマで迎えに行くことにした
夜道を飛ばして、その駅に向かった
駅までの道のりがもどかしい
駅に着くとあの子は、少し落ち着いた様子だった
お腹が空いているというのでコンビニによってお弁当を買った
クルマの中で、お弁当を食べ終わると、ポツリポツリと話し出した
彼氏と上手くいっていないのが原因みたい
心配性の彼氏は、お付き合いをすることで迷惑をかけているんじゃないかって
一方的に考えちゃってて、そんなこと無いよって言ってもなかなか理解が得られないみたいで
そんなコト、彼氏と話していたら、帰りが遅くなっちゃって
天使さん家には、帰りたくなくなっちゃったみたい
お部屋に連れてきて、今晩は、こっちに泊めるからと天使さんに連絡をした
彼氏との悩み事を、ずっとお話した
まだまだ幼い恋愛にみえた
翌日、着替えが無いと言うので
わたしの服を貸してあげた
ここが、あの子の逃げ場所になったのなら
それはそれで、いいのかもしれない
2009.07.29 (wed) 「ドラママチ」
なにかを待つというコト、待ち続けて、それでも待ち続けて、その感覚も無くなって分からなくなる
『・・・ともに酒を飲むといったいどういう気持ちがするものか。どちらかの部屋で夜を明かした明くる朝は、どんな顔でおはようと言い合うのか。会社で嫌なことがあったとき、恋人の存在はどんなふうに支えになってくれるのか。相手がこの先もずっといっしょにいてくれると、どんな方法で知らせ合い理解し合うのか。・・・』
待っているうちに、はたしてこれでイイのか、分からなくなることもある
『デートは買い出しになり、ディナーは夕ごはんになり、王子さまは蛙になり、それがきっと私のドラマなんだろう。起承転結の承をずっとリフレインするような、そんなドラマなんだろう』
わたしは、なにを待ち続けて、はたしてなにを望んでいるのだろう
少なくとも、待ち続けていても、まだその感覚は分かっていると思うし
ドラマのような展開も期待はするけれど、現実は、もっと普通なのだと分かってきた
少なくとも、いまを、いまのわたしを、天使さんを、娘たちを、家庭を、母を、海な彼を、お友達たちを、いまのわたしを取り巻くすべてのモノを受け入れて、その先を歩んでいこう
きっと、いまはいまで良かったのだと思える時が来るから
2009.07.28 (tue) 試着して!ね
今日まで一回目の夏休み!
海な彼のトコロから、そのまま、お友達のところへ
お友達と、お買い物を楽しんで、またお洋服を買っちゃった☆
同じような夏物ばかり、海な彼のトコロへそんなに着て行けるのかしら
・・・けれど、ま、安かったしイイか
でね、お店で初めて試着してお洋服を買ったの
お友達がついていてくれたから、何とかできた
やっぱ、一人じゃ、ね
店員さんと話したり、ましては試着とかしちゃうのは、恥ずかしくない?
見透かされているような気がして・・・そんなの勇気も自信もないのは、わたしだけかなぁ
いい歳して、こんなの買っているから恥ずかしいのか★
2009.07.26 (sun) 海な彼との日常
デートといえば、ディズニーランドとか、ちょっと洒落たレストランとか、夜景のキレイな高台とか、景色のいい遊園地とか、
洒落た街を手を繋いで歩くとか・・・
そういうのが、いつの間にかに、お酒のつまみを買いに夜のコンビニに行ったり、週末の食材を買いにスーパーに一緒に行ったり、買い物ついでの散歩で手を繋いだり、家での普通の食事になって
だんだんと、お互いの特別なコトじゃなくって、生活の一部になっていって
お互いにそんなに気をつかわなくともいい関係になる
海な彼のマンションにケーブルTVの工事の人が来ていて、わたしは、彼と一緒に工事の人に「ご苦労様でした」と言っていた
食事は、彼のマンションで、彼のお父さんと一緒に食事をして、お父さんの食器を片付けるタイミングを計っていた
運んだハッシュドビーフのお皿が熱くって、少し床にこぼしちゃったら、彼のお父さんに「いい大人がダメだね」と叱られた
つかの間の彼のお父さんとの同居生活
行動一つ一つが、とても緊張したけれど、何故だかシアワセな気がした
彼の普通の生活の中にわたしがいる
海な彼は、いまの普通な生活が一番いいと言う
わたしがいるその生活がイイと言ってくれる
そしてこのシアワセがずっと続くといいなとも
彼に不満はないわけではないけれど、
わたしと一緒にいるいまが一番イイと言ってくれる彼が、
そんな彼がいてくれるコトが、
いまの気取らない彼との関係が、シアワセなのかな
2009.07.24 (fri) 虹の向こう
梅雨が明けたのに、毎日毎日、雨ばっかでやんなっちゃう
キモチまで沈んじゃうよ
でもね、今週末は、海な彼のトコロなんだぁ♪
先週、海な彼が、会えないかなって誘ってくれたの!
すっごく嬉しかった☆けれど、先週は、天使さんとのアニバーサリーだったから
今週末に会おうって言ってたんだ
でね、金曜の夜から会いたいなってメールしたら
仕事で遅くなるからって、やんわり断れちゃったの
なんだかなぁ〜★ほぇ
だから、こうして雨の夜に、一人、日記を書いてる
雨音だけが響いてる
一分、一秒でも長く海の彼のそばにいたかったのに
わたしって、やっぱり期待しすぎちゃうんだよね、勝手に一人で
なにかしてもらいたいってばっかりで、相手のコトを思いやれない
してあげることばっかり考えないきゃダメなのかな
でも、ようやく今週末、海な彼に会えるのだから、楽しまなきゃね♪
嬉しいキモチ、感謝のキモチをもってね
2009.07.22 (wed) 「tokyo tower」
「辛く苦しい涙が出るからこそ、楽しくて嬉しい涙が出るのだと思います
心がいろんな意味で揺らされているんです
辛い思いもたくさんしたからこそ人が苦しんでいるとき自分も涙するのですから」
海な彼が、そう言ってくれた
そうだよね、だから涙する人に共感できるんだよね
わたしは、そんなココロを大切にしたい
エンディングで、それまで手に入れてきたものすべてを失って詩史さんが言った
「だから、・・・明日あなたの気持ちがはなれても愛してる」
恋の前で、人はたぶん勇敢にならざるを得ない
きっとそう、その勇敢さがあったのなら、とてもステキ
恋愛に、決められたカタチなんてないのだと思う
たとえ、周りの人が不幸になってしまっても
恋はするものじゃなく、おちるものだから
江國香織さん原作の「東京タワー」のDVDを観たの
やっぱりいいな
江國さんの描く世界が、見事に映像になってた
情景が、人が、流れる音楽が、そしてコトバたちがキレイで、キラキラしていた
オトナのオンナの人の虚しいくらいの淋しさ
そしてそれを汲み取るキレイなオトコの子たち
わたしも詩史さんと一緒に透くんに恋をしていた
パリの橋の上で詩史さんが透くんに抱きしめられたとき
わたしもシアワセになれた
♪〜
僕だけが
あなたを守れる
この世界でひとり
僕だけが
あなたを愛せる
他のどんな誰より
絹の雨に濡れながら
夜明けまでずっと
抱きしめていたい
このまま
さあ
僕の胸で
腕の中で
忘れていた
夢の続きを
さあ
呼びさまして
溶けて行こう
僕と
本当の愛の静寂へ
いつだって
あなたを見ていた
いくじなしの黄昏
強がりと
孤独なプライド
全てはもう幻
二度と
目覚めなくていい
美しい横顔に
崩れ去ってしまえる
さあ
時の中へ
あなたは今
ありのままの
自分に還る
さあ
くちづけして
墜ちて行こう
僕と
永遠の愛の静寂へ
悲しみを強さに変え
暗闇に虹を灯す
いつか
絹の雨に濡れながら
夜明けまでずっと
抱きしめていたい
このまま
FOREVER MINE
本当の愛の静寂へ
FROM NOW ON
YOU'RE MINE, YOU'RE MINE
AND FOREVER MINE
〜♪
山下達郎「FOREVER MINE」
それは物語の中だけ
もう少し、その世界の中にひたっていたい
その中で、嬉しさにシアワセに涙して、わたしも恋におちていきたい
恋愛の持つ甘やかさ、残酷さは、人生と相容れなくとも、ステキな勇敢さがあれば
いま輝く一瞬がシアワセならばきっとそれでいい
たとえ、叶わない恋でも、報われない恋だとしても
そんなキモチで、いま、東京タワーを眺めてみたい
2009.07.20 (mon) キチンと向き合っていこう
連休三日目は、なんだかずっと泣いてばかり
自分の中に閉じこもっちゃってた
逃げることは楽で簡単なことで
けれどもそれじゃ、前には進めないのに
あの子には、淋しい思いをさせちゃったね、ごめんねってメールした
きょうデートなあの子には、ただそれしか出来なかった
昨日の夜からずっと不機嫌だねって、天使さんに言われちゃった
ただ引きずっちゃってて、キモチが切り替えられずにいただけなのに
天使さんは、もう向き合っている、今日という一日に、そしてあの子にも
わたしも、向き合ってゆかなくっちゃだめだね
もう、泣けるだけ涙は流したのだから
2009.07.19 (sun) 三人の遊園地
人って泣いている人を前にすると
一緒に悲しくなってしまうか
逆にイライラしてしまうのか
そのどちらかなのだと思う
下の子と天使さんと三人で遊園地で遊んできた
久しぶりの家族でのお出かけ
家族を楽しんでいると思っていた、そう思い込んでいた
四人席には必ず一人分の空席があったのに
下の子のところに上の子からメールがあって
あの子はただ純粋に楽しんでいるよって返信をして、やっぱりお姉ちゃんも一緒に来れば良かったなって言っていたのに
きょう、上の子は、別の用事があって出かけていた
遊園地から帰ってきて、上の子と天使さんが、少し口論になって
最後に上の子が泣きながら
「なんで・・・なんで私だけ置いてかれちゃったの
私だって、父や母や妹と一緒に遊園地へ行きたかった」って、訴えられた
あの子も、淋しがり屋で、素直になれない子で
本当は、優しくされたいのに、わざとすねたり、つっかかったり
全然、気づいていなかった
てっきり上の子は、別の用事があったし、翌日は、彼とデートだから
きょうは、家族で遊園地とか、行きたくないんだろうなって、勝手に思っちゃってた
あの子の本当の気持ちを、感じてやれなかった
いつも家族は一緒、ずっといつも一緒なんだと思い続けていたのに
いつもまにか、バラバラでも、お互い違うことを、違うところへ行っても
それが普通なんだと思っちゃってた
やっぱりあの子も、家族の安心できる場所を求めている
そう、いまでも
わたしもずっとそれを求め、それを築こうとしていたのに
気づいたら、わたしも、彼女の前で、涙を流していた
淋しいのがツライとかいいながら、あの子がホントは一緒に行きたいと思っていたコトを、気づいてやれなかった
結局、わたしは人に優しくしようとしながら
わたしが、ただ優しくされたがっているだけじゃないの
あの子にとても淋しい思いをさせちゃった
そして、夜の街に飛び出していた、夜の街を一人歩いていた
天使さんから、ケイタイにかかってきたてれど
出れなかった
だって、涙がとまらなかったから
半分寝巻きのままで、くしゃくしゃになった顔で、コンビニに入った
帰りに天使さんに、アイスを買って帰ると連絡した
わたしは、涙を前にすると自分まで悲しくなってしまうから
その涙に流されて、考えられなくなってしまうから
買って帰ったピノには、星型のピノが入っていた
何かいいコトがあるのかな、あるとイイのにな
2009.07.18 (sat) アニバーサリー・イブ
天使さんとのアニバーサリー
毎年、天使さんと二人で温泉旅行に行っていたけれど
ことしは無し
財政難で・・・天使さんと話して、そう決めたの
だから、お家の中で家族でお祝い☆
アイスケーキを、囲んで♪
けど、このアイスケーキ、1/4づつ切って食べたのだけれど
アイスクリームをこんなにいっぺんに食べるものじゃないね
気持ち悪くなっちゃったよ
2009.07.16 (thu) メールの中の海な彼
朝に届いたメールを読んで、泣いているわたしがいた
気づいたら目があつくなっていたの
ただ、毎晩きていた海な彼からのメールが、こなかっただけ
たった一晩こなかっただけ、ただそれだけなのに不安でたまらなくなってるわたしがいた
お仕事で疲れて寝ちゃったのかな
きっと、そうだよ
ずっとお仕事が忙しいって言っていたもん
いくらそう思うようにしても、不安で、淋しくってたまらなくなる
メールくれない彼なんてキライ!とか強がってみても、ただ虚しくなるだけ
きっと、わたしのコトなんて、もうどうでもいいんだ
こうやって少しずつ離れちゃうのかな
どんどん悪い方へ考えちゃう
けれど、今朝には、海な彼からメールが届いていて
「・・・その他、もろもろの問題解決と・・・疲れがピークに達しました。
で、夕飯食べたら・・・・朝になってました(笑
会社に電話して本日休むことを連絡してただいまベッドの中です・・・」
やっぱり疲れて寝ちゃったんだ
なのに、キチンと朝にはメールをくれたんだ
ウレシイ☆とっても!
けれど・・・
とても心配だったんだから!とか
安心して涙が出ちゃったんだから!とか
きっと、言えないわたし
もう三週間、海な彼に会っていないんだね
メールの中の彼になっちゃうよ、そんなのイヤだな
にしても、働き過ぎの彼が心配
2009.07.15 (wed) クワガタくん
会社から帰ってくると、わたしのお部屋の前に、この子たちがいました
クワを広げて少しご機嫌がよろしくないみたいです
2匹でいたんだけれど、お友達なのか、ペアなのか
あれ、メスにはクワが無いんだっけ
会社の子に、クワガタくんがいたんだよって言ったら
何クワガタですか?だって
え!?クワガタくんには、種類とかあったの!
にしても、大自然のただなかだぁ
2009.07.13 (mon) オサボリ
会社サボって、こんなコト
こんなかわいいチュニックを買っちゃったり
ひたすらにウインドショッピングしたり
ひたすらにおしゃべりしたり
ひたすらにお酒飲んじゃったり
お友達と・・・
お友達には、平日だというのにすっかり甘えちゃって
けれども、ココロが、少し軽くなった、少しだけ楽になった
2009.07.11 (sat) 面談で
上の子の学校で三者面談があった
これからの進路のこと
夏休みの過ごし方のこと
成績のこと
そして、クラスでの雰囲気のこと
「お友達と仲良く接しているようで、学校での生活には問題ないですね・・・」
担任の先生が言ったこと
なんにも見ていないんだね
なんにも感じていないんだね
あれだけ学校に行けずに悩んでいるのに
担任の先生には、そのコトは何も話さなかった
家庭が、家族が、ココロ休まる場所、ほんとうの自分に戻れる場所
あの子にとって、家庭にいる時間は、ココロ休まる時間になっているのかな
きっと、なっているのだと思う
家にいるときのあの子は、本当にココロから楽しそうな笑顔だから
外に出ても、学校でも、お友達ともあんな笑顔で一日中、過ごせればイイのに
オトナでもそれは、難しいコトだけれど
けれど、あの子も、次第にそれを分かってくるのかな
外の顔と、ココロの中の本当の顔、そんなの使い分けてなんて欲しくはないのだけれど
面談の帰り、そのままあの子と、あの子の学校のある街が見下ろせる山の上までドライブをした
何故だかとても感動していたあの子
すっかり色濃くなった緑に、遠くの海に、見下ろした街の景色に
「あ、むかしここに来たことがある!」
そう、何年か前には、何度か家族でドライブに来たところ
「あのときの私、そこに立って写真撮ったよね・・・」
あの頃のあなたに比べて、今のあなたは、どれだけ変わったの
ずいぶん大きくなったよね、身長も胸も
けれども、どんなに大きくなっても大人になっても
あの頃とかわらず純粋なココロを、もちつづけて欲しいな
今も変わらないあの頃と同じ笑顔のあなただから
2009.07.09 (thu) 上司に言われたコト
新しく赴任してきた上司に言われたコトバ
なんだか重たくって
ココロにずしんってきちゃったよ
前の上司にも言われたことなのに
そのときは、ただ聞き流して、従いもしなかったのに
なぜだか、こんどの上司のコトバ、その雰囲気が、どういうわけか今のわたしには響いちゃう
弱くなったのかな
それとも上司の人間性からくるものなのか
確かにココロの中で動揺している
2009.07.06 (mon) 「幸福な遊戯」
帰れるところ、帰れるところが無かった
けれど、ココロが休まる帰れるところをようやく手に入れることができた
たとえそれが遊戯であっても
いつしか、一人、また一人と楽しかった遊びから人が抜け、それぞれ帰るべき場所へ、進むべき場所へと去ってゆく
そうしてそんな遊戯は終わりを告げ、気づくとまたひとりぼっち
『いいもん一人で遊べるから、小さい声で言い、頬をぷっと膨らませた彼女はしゃがみこんで草をむしり始める。
もうすぐ帰るから、きっと帰るから・・・・・・でも帰りたくないの。
女の子の囁く声は、黄金色に染まり始めた草原に遠く遠く広がってゆく―。』
本当の帰れるところ
楽しかった宝箱の中身を思い出さずにすむ、ずっとあたたかくってココロやすまる場所
そんなところって・・・時に流されず、ただ頑なに守り続けられるコト
いつまでもかわらないそんな場所ってあるのかな
気がついたらひとりぼっち、黄金色の草原に取り残されていたら、悲しすぎる
いつまでも、いつまでも、かわらず、ずっと一緒に、一緒にいてね
ずっと、ずっとあなたのコトを想い続けているから
2009.07.05 (sun) 七夕祭り
人ごみの中、ササの大きな飾りの下のあの子の笑顔は、ただ無心に楽しんでいるような
子供の頃のあの子の笑顔と変わりなかった
ただ、ゆかた姿のあの子は、もうすっかり大人で、髪を上げたうなじが妙に色っぽかったのをのぞいては
くじ引き、べっこう飴、アンズ飴、やきそば、お好み焼き、カキ氷・・・きゅうりの一本漬けなんていうのも美味しかった
あの子と下の子と天使さんと、童心に返って遊んだ
あの子が言ってくれたように、天使さんとは手を繋げられなかったけれど
それでもみんなは家族には変わりないのだから
結局、あの子には、なにも気の利いた話なんて出来なかったし、なんにも聞けなかった
あれから未だ悩んでいる様子のあの子
「・・・ただあの子のところにくれば伝わるなんてものじゃないのよ、やっぱり他人事なんだね」
とか天使さんに言われちゃったけれど
わたしには、いつも通りの話しか出来なかった
ただ、いつの間にか、わたしのコトの話になっちゃって
「いつからそんな風に思うようになったの?」
「なんで母と結婚したの?」
とか、わたしが聞かれてた
あの子には正直な気持ちをお話したの
「いまでも天使さんのことは、大好きだし愛しているよ
それは分かってもらえないかも知れないけれど、変わらない、今でもね
ただ、いまでは手も繋いでくれないんだけれどね」
わたしは、わたしなりにあの子に、あなたのコトが大切なんだよ、いつでもあなたの見方なんだよ、わたしも天使さんもあなたのコトを分かっておもっているんだよ、って伝えたかったのだけれど
伝わったのかな
優しすぎて、周りの人に気を使い過ぎちゃって
悩みを抱え込んじゃっている
いまは話したくないと言うのだから、そっと傍にいてあげる
話したいというときまでずっとね
・・・けれど、それだけじゃ、だめなのかな