2009.04.30 (thu) 「冷静と情熱のあいだ Rosso」
帰る場所、 人はいったい何時、どんなふうにして、それをみつけるのだろう
帰る場所、 それを探し続けていたけれど、一度も手に入れたことがない
うすい膜で隔てられた自分の外側の世界・・・自分は、ほかの誰とも違う、いくら口にしてもそれは伝えられない、自分がどう違うのか、理解されない
たとえ自分に優しく接してくれる完璧なまでの恋人にまでも
二人の間にあるディスコミュニケーション
「僕は、きみの人生に、まるで影響しないんだ」
膜が、ココロとココロを隔ててしまう
それは、哀しい人形のような存在なのかな
自分を理解できる人、コトバではなく、同じ速度、同じリズムを感じられる、おなじ細胞を持つ人
自分の内側、こちら側、膜で隔たれていない、本当の声、体温、匂いを感じられる人
そんな人とも、自分の弱さ、ココロに潜む怖さ、淋しさから、すれ違ってしまう
人は、ほんとうにスキな人とは、一緒にはなれないんだ
『人は、その人の人生のある場所に帰るのではない。その人のいる場所に、人生があるのだ。』
居場所って、なんだろう
ココロ落ち着く場所、守られている場所、いてもいいと許されている場所、愛されている場所、愛するコトができる場所
「人の居場所なんてね、誰かの胸の中にしかないのよ」
そうだ、そなんだ、愛する人、愛される人の胸の中が、いちばん心地いい
自分の重力が開放される場所、ココロが軽くなれる場所
はたしてわたしは誰の胸の中にいて、誰かがわたしの胸の中にいてくれるのだろうか
人恋しさと愛情とを混同してしまわないように
2009.04.29 (wed) 女子高生なわたし
日の高いうちから入るお風呂は、どこか怠惰で、世の中の流れから取り残されたようで、キモチがいい
日が高ければたかいほど、それは増していくと思う
バスルームの小さな窓から射し込んでくる光の粒、それはバスルームの明りよりも強くって、バスルーム中が蒸気と光で溢れている
温めのバスタブに浸かり、本を読みながら、ベイリーズロックをかたむける
火照った頬に冷たいペイリーズが心地いい、口に広がる甘い余韻
バスルームに心地よい氷のカラカラいう音が響く
本の物語の世界と、ぬるい浮力にういたわたしが混ざり合ってゆく
至福のひととき
なにも予定のないお休みの日は、たいがいこうしてやり過ごす
わたしのスキな時間で、淋しさを向こうに押しやるために
きょうもこうして、バスタイムをすごした
お風呂から出たら、電話が鳴った
母からだった
「元気にしてるの?」
「うん、元気だよ、ママは元気なの?」
「ああ、わたしは元気よ、最近、連絡が無いじゃない、先週はどうしていたの?」
「ごめんね、先週は、彼氏と一緒だった」
「あら、相変わらず彼氏とは、忙しいんだ」
「そんなコトないけどね」
「連休はどうしているの?」
「う〜ん、分からない」
「彼氏と一緒じゃないの?家には帰らないの?」
「そうね、彼氏は・・・分からないし、お家へは、帰るよ、多分」
「自分の家なんだから、ずっと帰っていればイイじゃない」
「そうね・・・、ママは、連休は?」
「叔父ちゃんと、別荘へ行くんだって」
「そうなんだ」
・・・
母は、叔母が亡くなってから、叔父とよく旅行に行くようになった
連休中、別荘へは、わたしの従妹夫婦(叔父の娘夫婦)も一緒らしい
その後、従妹の旦那さんのお母さんの話を延々とされた
なんでも、そのお母さんに彼氏が出来たらしい
いつまでもオンナなんだね
母は、そのお母さんが苦手らしい
そうそう、母が最後に
「あなた、気をつけなさいよ」
「ん、なにが?」
「今朝ね、夢を見たの、あなたがね、まだ女子高生でね、誘拐されちゃうのよ、探しても探しても見つからなくって、心配になっちゃって、朝見る夢は、正夢だっていうじゃない、だから、心配になっちゃって」
「あ、わたし、女子高生だったんだ!」
「あぁ、そうね、なんだかあなたの高校生の頃の夢なんだけど、女子高生だったわね」
「いまさら、誘拐もされないと思うけど、気をつけるね」
にしても、女子高生・・・
母の中で、わたしはオンナの子として、定着したのかな
2009.04.28 (tue) 「薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木」
みんな皆、どこかしら病んでいる
だから、恋になんて落ちるんだ
常軌を逸しちゃっているんだ
それに取りつかれてしまうと、マトモじゃなくなってしまうから
危くって、またそうであればあるほど、よけいに恋という病は深くなってゆく
病にはいろいろあるように、人それぞれ、壊れ方は、これが正しいなんてない
だから、みんな奔放に、おかしくなってゆく
それまでまるで興味もなかったコトも、彼となら、なにもかもしてみたい
世の中がいい場所のように思えてしまう
自分の一言で、誰かがこんなにも嬉しそうにしてくれる
そうやって壊れてゆくんだ
社会で、家庭で、決められた役わりを演じているのではなく、本当の自分をさらけ出せる相手
そんな人と出会えるときがある
人は、本当にスキな人とは一緒にはなれない
流れる時の中で、人も流され、変化しているのだから
いま、一緒にる相手に、はたして自分は、必要とされているのか
自分は、いま一緒にいる相手のことを必要としているのか
そこには悲しい現実があるのかもしれない
わたしは、、、衿さんに、いちばん移入できたな
スキで好きで、哀しいくらいに好きで、でも決して手のとどかないトコロにいる彼
あんなカタチでしかそれを手に入れることが出来なかった
彼女が夢みた枇杷の木のある家庭・・・切なすぎるよね
そういえば、"檸檬の木"は何処にあったのだろう
2009.04.27 (mon) Wonderful Life
日曜日、結局天使さんのトコロへ着いたのは、朝の8時
まだ、雨戸もしまっている
カギで玄関を開けて入ろうとしたけれど、ドアチェーンが掛っていて入れない
玄関先で、天使さんのケイタイへ電話をした
まだ寝ぼけ声の天使さん
玄関先で、天使さんが開けてくれるのを待っているわたし
完全に朝帰りだ
「連絡をくれればよかったのに」
「うん、いつになるか分からなかったから・・・」
ついた途端、シャワーを浴びるわたしに、それ以上何も聞かない天使さん
「朝食食べる?」
「あ、うん、食べる」
天使さんが、朝食を用意してくれた
朝食を食べながら、お互いの状況報告
お仕事のコト、新しく入った新人くんのコト、娘たちのコト・・・
でも、彼とのコトは天使さんには話さなかった、このところ彼関係のコトは何も話していない
、、、なんとなく話さない方がいいと思うから
最近、天使さんは、わたしが貸してあげた江國香織さんの本を読んでいる
「あ、『きらきらひかる』読み終えたよ」
「面白かった?」
常識にとらわれないとか、人にはそれぞれ色々な価値観があるとか、そういうのは共感できるけれど
なんかね、出てくる人は、どうして溜め込んじゃうのか、引きずるのなら、言っちゃえばいいじゃない
天使さんらしい考えだと思った
それでも、また新しいの貸してねだって
いまの生活で、いまの生き方で、いいのだと思う
わたしは、こんなにもいい人たちに囲まれている
♪〜
同じような一日
繰り返してるわけじゃない
明日が昨日のマネしても
今日は二度とやって来ない
交差点 立ち止まり思う
「何のために生きてゆくの?」
「迷える日々こそ生きている証」
今はそう信じてみる
Oh wonderful life oh life
ふいに見上げた空が青いとか
Oh wonderful life oh life
それだけで幸せと思えたら…
誰も真っ直ぐなんて
歩いては行けなくて
遠回りをしてこそ
気付けることがあるらしい
結局 答えはひとつじゃなくて
悩んだ数だけ
それぞれに咲く花みたいなもの
今はそう信じている
Oh wonderful life oh life
あの日流した涙の向こう
Oh wonderful life oh life
こんなに笑顔になれたんだから
Oh wonderful life oh life
強くなんてなれないけれど
Oh wonderful life oh life
大事なモノくらい守っていけたら…
今はただ信じてみる
〜♪
JUJU「Wonderful Life」
http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=75888
強くはなれないけれど、大切なモノ、守っていきたい
2009.04.26 (sun) 朝陽
ヘッドライトが後ろから迫ってきて、わたしの後ろでとまり
ハザードを出して、わたしにサインをくれたとき、こられていた涙が溢れるのが分かった
うれしくてとろけてしまいそうだった
この週末は、WISHくんの修理を日曜の15時から入れていた
だから、日曜の昼には天使さんのお家へ行かなくっちゃならない
でもあとは、なにも予定がなかった
だから、海な彼に
「ボーっと海を眺めて・・・いいな
わたしも、そのとなりへ行っちゃおうかナ」
ってメールしたら
「きっと昼過ぎまで死んでいるような気がします。
土曜の午後3時くらいなら、一緒に海でも眺めてみるのもいいよね!」
って返事があって
疲れていそうで、どうかなぁって思ったけれど
自分の海な彼に逢いたいっていうキモチを抑え切れなくって
土曜に逢いに行くことにした
海な彼の街へ
土曜は予報通りの朝からの激しい雨
でも、お天気はなんでもよかった
ただ海な彼と一緒にいられるのなら
天使さんへは、この週末、いつ行くのか連絡をしていなかった
海な彼と逢えて、その後で、メールしようと思っていた
海な彼の街には、予定の15時より1時間早く着いた
海の見えるいつものコンビニの駐車場にWISHくんをとめて
読書をして時間をつぶそうとした
雨がウインドガラスをたたくように降っている
海な彼と、本当に逢えるのかって考えていたら、ページを進めていてもちっとも頭に入ってこなかった
わたしは、本を読むのを諦め、お化粧を直したり、髪を直したりした
何度も、なんども
15時10分を過ぎて、彼にメールをした
「おはよ〜☆もう起きましたか?体調はどうですか?
やっぱり来ちゃった♪いま、いつものコンビニにいます」
しばらく、返信がなかった
やっぱり、きょうも逢えないのかな・・・
また本を読み出した
逢えなくとも、このまま天使さんのトコロへ行けばイイ
そう考えたら、妙に落ち着いて、本のページを進めることが出来た
雨音をBGMに
本に没頭しだした頃、着信が響いた
「これから行きます」
簡単な、返信
でも、彼が本当に来てくれる
わたしは、もう一度、髪を直した
WISHくんの隣に彼のクルマが入ってきた
雨に濡れたウインド越しに見る、久しぶりの彼の笑顔
この人の笑顔は、わたしを安心させる
「まだ起きたばかりで、ヒゲも剃っていないから、もう少し待っていて」
確かに、寝起きのままの彼だった
彼のクルマのマンションの駐車場にWISHくんをとめ
彼のクルマに乗り換えた
久しぶりの彼のクルマの匂い
彼のクルマの匂いは、WISHくんのとは違う
彼のお気に入りの岩場の入り江に向かった
途中、道は、雨で川のようになっていたけれど、彼は、かまわずクルマを進めた
けれど、全然怖くはなかった
彼と一緒だと安心出来たし、ともかく彼の隣にこれたのだから
いつもの入り江は、それでも、数人のつりの人がいた
岩に砕ける波の音も、雨がウインドをたたく音で聞こえなかった
「海、荒れているね、こんな日でも何か釣れるのかな?」
二人、彼のクルマの中で、お話をした
彼は、随分と、先のコトを話す
2、3年後は、バイクを買って、二人でツーリングに行こう
5、6年したら、クルーザーを買って、海のバカンスを楽しもう
バイクの限定解除と、船舶免許を持っている彼なら、その夢は実現できるのかも知れない
でも、その時も、わたしはこうして、彼の隣にいられるのかな
彼の描く未来にわたしも一緒いたい、けれど、わたしには彼との未来はまだ不安でかすんでいる
夕暮れになっても、雨足は衰えなかった
夕食は、和食のレストランへ行った
家族連れがたくさんいてにぎわっていた
デザートまで食べて、少し食べすぎだ
彼との食事は美味しい
レストランを出たら21時近くなっていたけれど
そのまま、カラオケ屋さんへ行った
カラオケは、彼のストレス発散の場所だから
天使さんには、いつ行くとも、メール出来ずにいた
カラオケでは3時間もはしゃいだ
彼の歌うGIFTは、ココロに響く
カラオケ屋さんを出たら、24時をまわっていた
「きょうは、何処に帰るの?」
「天使さんのところ」
「え、遅くなっちゃったね」
「カギを持っているから、いつでも入れるから」
ほんとうは、帰りたくはなかった
このまま、ずっと彼と一緒にいたかった
きょうは、離れたくはなかった
・・・でも、それは口にはできなかった
彼のマンションに戻って、車を入れ替えて、
「じゃあね、きょうは疲れているのにゴメンね、ありがとう」
「こちらこそ来てくれて、うれしかったよ」
別れ際、彼が抱きしめてくれた
彼が、わたしの髪に自分の顔を埋めて、
「誰か見ているかもね、でもイイや」
人目を気にする彼
わたしは、ただ彼に抱きついていた、彼の匂いをイッパイ吸い込んで
手の先からとろけていく
どうして彼の抱擁はこうもわたしを安心させてくれるのだろう
けれど時間は、わたしと彼とを裂くように流れていく
わたしがWISHくんに乗り込んだとき
彼が、窓越しにわたしのクビの後ろに腕を回し、優しくキスをしてくれた
この人は、わたしを最後までとろけさせる
でも、これが最後、もう帰らなきゃのサイン
さいごは、笑顔のつもりで、手を振ってWISHくんを出したのだけれど
笑顔になっていたのか、自信がなかった
彼のマンションの先、もう彼のマンションが見えなくなったあたりで、WISHくんをとめた
わたしには、それ以上、アクセルを踏んでいられなかった
帰りたくない、かえりたくないよ・・・
ずっと彼と一緒にいたかった、そう思うと、手足がガタガタ震えだした
天使さんには、結局、行く時間をメールできなかった
明日の朝まで、天使さんのトコロには行けそうにない
その時、後ろから、クルマのライトが迫ってきた
彼だ、かれが追いかけてきてくれたんだ
ライトだけでは彼のクルマなのか、分からなかったけれど
きっと彼のクルマだと、彼が追いかけてきてくれたのだと思えた
わたしの後ろにクルマを止めて、ハザードを出して、サインを送ってくれたとき
こらえていたものが、抑えきれず溢れてきた
彼がクルマを降りて、こちらに来てくれる
わたしは、目をひっしにおさえた
「何処へ帰るの?」
「テ・ン・シ・サ・ン・チ・・・」
「帰れるの?」
「もう、ハ・イ・レ・ナ・イかも・・・」
わたしの返事は、涙声になっていた
「もう少し一緒にいよう、クルマ、駐車場まで運転できる?」
どうして彼は、こんなにもわたしにやさしいのだろう
彼と二人、クルマの中で真夜中の海を眺めていた
ぼんやりと砕ける白い波しぶきだけが見える
「ゴメンナサイ・・・」
わたしがそう言うと、彼は、やさしくわたしの手を握ってくれた
波の音が、クルマの中まで響いていた
繰り返して響く波の音、永遠に続く音
もう雨はやんでいた
彼の肩にわたしのカラダをあずけたら
わたしの背中を、やさしくたたいてくれた
トン・トン・トン
子供をあやすように
わたし、まるっきりこどもみたいね
また、わたしは彼の腕の中でとろけていった
ずっと、ずっとこのままとろけていたい
繰り返す波のように
結局そのまま、クルマの中で二人、寝てしまった
海岸線の向こうが白々としてきた頃、気がついた
彼も一緒に目が覚めたようで
「夜が明けちゃったね」
「キレイね、朝陽」
眩しい朝陽の中、海岸線を二人で散歩した
昨日をそのまま今日まで引きずった二人
けれど、とてもスッキリした朝だった
すっかり彼に甘えてしまったわたし
あさの冷たい風が、頬にキモチいい
彼が、
「きょうはウインドには、いい風がふいているね」
海を見ながら眩しそうに言った
その彼の横顔がステキだと思った
2009.04.24 (fri) 苺
苺はつぶして食べるもの
って、随分と大人になるまで、そう思ってた
そういうのって、あるよね
外の世界を、知らない自分
ひたすらつぶして、ヘナヘナになった苺にミルクをかけて
粒々の砂糖をかけて食べる
グニョグニョで、妙に甘くって、あまり好きじゃなかった
でも、そいうものだと思っていた
父も母も、家族みんなそうやって食べていたから
苺をまるのまま食べた時の、口に中に広がるすっぱさと甘さ
それは、外の世界の味だった
寝るときに、心臓を上にして寝なさい
うつぶせは絶対にダメよ
祖母に言われたコトバ
子供の頃、祖母と寝ると、いつもそう言われた
だから、うつぶせでは、いまでも寝れない
横になって、心臓が上になるように右を向いて、丸くなって寝ると安心する
だからね、海な彼と寝る時は、彼はいつもわたしの右側
彼に腕枕してもらって、彼の胸にわたしの顔をつけると、彼の心臓の鼓動が聞こえるの
とても安心できる、鼓動
最近、お仕事で、精神的に疲れちゃっている様子の海な彼
ココロを休めるヒマもないみたい
「これからもっともっと激務になりそうで怖い
少しペースダウンしないと、どうかなりそうな気がする
週末は、ぼーっと海でも眺めてこようかな」
---と海な彼からのメール
わたしも、海な彼の傍で、ボーっと海を眺めていたい
彼の肩にわたしをあずけて
けれど、疲れちゃっている彼のトコロに行ったら、よけいに彼が疲れちゃうのかな
わたしでは、彼を癒してあげられないのかな
ほんとは、ほんとはね、海な彼にギュって抱きしめてもらいたい
少しでイイから、海な彼の、温もり、匂いを感じられる傍にいたい
ほんの少し、それだけでイイから
どうすれば、彼を癒してあげられるの
どうしてイイか分からない
わたしのして欲しいコト、ばかりだ
きょうの外の風は、冷たい
海な彼と同じ世界に、わたしはいるのかな
2009.04.22 (wed) 「君が降る日」
『生も死も、愛情も失望も、すべては川に流した笹の舟のように、少しの風でまったくべつのほうへ流れて行く。』
想いや願いは、ココロにしまっていては、相手には伝わらないんだ
コトバにして伝えないと
だから、ときに想いとはまったくべつの未来へと流れてしまう
『彼の背中に掴まりながら、私は思った。なんてところに足を踏み入れたんだろう。この人の内側は、こんなにも孤独で、淋しくて、冷たくて光がない。』
人と抱き合えば、淋しさは埋められるのかな
『本当は、これは愛じゃないし、あなたの欲しいものはここにはない、と伝えたかった。だけど言った瞬間に、彼が死んでしまうような気がして言えなかった。お互いを打ち身だらけにするような切実さで、彼は、その晩、私を何度も抱いた。』
ココロの奥底にあるもの、それはカラダを寄せ合って、抱き合う時、コトバ以上に伝わってしまうものなのかな
『私たちは自分の一部を日々散らすようにして、短い一生を生きている。死んだ後も、残された人の中で、降り続ける。そうやって延々と長い時間を紡いでいく。』
生きているというコト、それが他の人に関わっていくというコト
『私たちは、これぐらいの苦痛では死んだりできなかったから。もっと鈍く、頑丈にできていた。・・・・・・毎日、呼吸をし、死んだものを食べて、疲れれば眠りに就く。生きるということはきっと特別なことではなく、次に必要なものが選べるということだ。』
あたたかい、温かいね
なんか、ココロが軽くなったような気がする
あの人に抱かれた時、確かに、求めていたものは埋まらなかったような気がする
けれど、少なからずわたしはまだ生きてはいるのだし、必要なものを選べるココロも持っている
もっと単純で、簡単なことなのかもしれない
2009.04.21 (tue) パパって呼びたかった
最期の父は、それを飲み込むことも出来なかった
ふと、父のコトを思い出した
厳しくって、頑なで、頑固で、強情で
それでもわたしには、優しかった父
わたしに優しくしてくれる父がスキで、父によろこばれることばかりした
勉強も、父との旅行も、父の趣味の付き合いも
そんな父が、病院のベットで、チューブにつながれて、別人のように痩せ細っちゃって
父の好物だったヒレカツ、それが父が口にした最後の食べ物
でも、噛むだけで飲み込むことが出来なかった
力ない口で、噛み終えると、ぼそぼそと口から吐き出した
その頃には、もう胃の出口が完全に塞がってしまっていたから
悔しくて見ていられなかった
好物を吐き出す父も、それを揚げた天使さんも
そのヒレカツを口にしたから、不意に父のコトを思い出したのかな
天国で広い草原の上で、思い通りの家を建てて、趣味の日曜大工をしている父
そんな、父に、なんども会いに行ったよね、夢の中で
わたし、お料理するから、何が食べたいって、訊くのだけれど、笑っているだけでこたえてくれない父
もういいから、わたし
そっちで、ずっと父と一緒に草原の家で暮らすから
みんなが来てくれるのを、その家で父と一緒に待っているから
ただ、ただね、パパって呼ばせてね
でも、迎えには来てくれない父
今朝もいつものように目が覚めた
昨日の夜は、ベットの中で父を思い出して、いつもの読書も出来ず、ただ涙を流していたのに
窓の外は、冷たい雨だ
2009.04.20 (mon) 「思うわずらうことなく愉しく生きよ」とビョウキなわたし
人は結局は、みんな孤独なんだ
その殻に、どうしようもなく閉じ込められている
窓の外で雨が降り続いている気配がする淋しい夜に、ピッタリくっ付いて寝てくれる人がいようとも
分かり合えた暖かい家族の中にあったとしても
時が、いやおうも無いときの流れが、それらをみんな個に戻していく
寒い冬の夜に、コートで温められているのに「さびしく安心で滑稽なもの」、「それぞれのコートに守られると同時に疎外されている」みたいに
「人間はみな病気なのだ。一人一人みんな。」
たしかにそうだ、人はみんな多かれ少なかれココロに傷をもち、それでもひたむきに生きている病人なんだ
わたしだって、天使さんだって、海な彼だって、昨日の人だって・・・
今日わたしは、スタバで本を読み終えた、じっとわたしの殻にこもって
周りの人もみんなそう、二番目にわたしの隣に座ってずっとノートに書込みをしていたOLさんも、その向こうでわたしと同じように本を読んでいたオンナの人も、前の道を歩いて横切って行く人たちもみんな
それぞれが、自分の殻に閉じこもって、周囲の人の存在を意識していない、目に写る人は見ていても, その人を意識していない
きょう、わたしが、ココに座って本を読みふけっていても、さっきわたしが脚のレーザー脱毛を受けて---今日はいつにも増して本当に痛かったんだから---脚の黒いタイツの下は赤いブツブツだらけとか、昨日の人の感触がカラダにいまだに残っているとか、そんなコトを、思う人もいるはずもない
ただ、マニュアル通りの店員さんの言葉が空々しく響くスタバの店内で
それでも、一番目にわたしの隣に座ったオトコの人は、椅子にかけていたはずのわたしの白いジャケットが床に落ちて、それを拾い上げてくれて、恥かしそうに
「落ちましたよ」
って言ってくれた
「ありがとうございます」
って言いながら、そのあとずっと、その人のコト意識していた
まだ、スーツが何処となくギコチないオトコの人
わたしは、確かに意識をしていたのに、何も起きなかった、ただそれだけ・・・そのオトコの人はわたしのコトなんて何も意識はしていなかったんだろうな
現実は、物語のようには流れていかない
きょうは、スイカを持ってくるのも忘れてしまったし、MP3プレイヤーも充電していたつもりが充電切れで、初めからあ〜ぁの始まり
脚のレーザ脱毛の後、いつものホルの病院を予約していたのだけれど、17時に予約していて、脱毛の後、ひたすら時間をつぶすはめに
ホルの病院の後、ケイタイをポケットから出してメールをしていた人を見たら
そうだ!いまのわたしにも、メールで意識を繋ぎ合える人がいる、この空々しい都会の中でも
その思いつきを、自制することも出来ず、気付いたらメールしていた、海な彼に、
「仕事帰りに会えませんか?」って
仕事帰りの雑踏の中、ひたすら海な彼からの返信を待っていた
ただ、海な彼の笑顔を見たかった、その笑顔で抱きしめて欲しかった
ただ突っ立って、待ち続けて、脚がいい加減痛くなってきたころ、着信のバイブが手に響いた
開けなくとも分かっていた気がする
「ゴメン、きょうはいつ帰れるか分からないから、また、お願いします」
彼は、現実を生きている
きょうは、もうどうなってもイイ、明日の仕事も、何もかも・・・ただ海な彼に抱きしめてもらいたい
そんな、物語の中にいるわたしとは違って
街のネオンが、クルマのテールランプの列が、やけに眩しい
帰りの電車から降りて、自動改札にキップを通したら、
「ありがとうごさいました」
って、ディスプレイに流れた
マニュアル通りの空々しい言葉なんかより、なんかそのディスプレイのコトバがココロに染みてしまったわたしは、やっぱり病気なんだよね、それも重症の
2009.04.19 (sun) サクラ吹雪舞う頃
寝息をたてているその人のとなりに横になりながら、見知らぬ天井の間接照明をみつめ
ただ、戻りたいと思った
熱いシャワーを浴びて、わたしのベットへ
海な彼の匂いのしなくなってしまった、わたしのベットへ
「明日は用事があるから、戻るね」
久しぶりに天使さんのトコロに帰っていたのに、土曜の夜に、お部屋に戻ってきた
「日曜は、いつもの病院なの?」
「あ、うん、そう、病院なんだ」
天使さんにウソをついた
オトコの人とデートだからなんて、言えなかった
それも、海な彼ではない人との初めてのデートだなんて
その人とは、近くのコンビニで待ち合わせた
そう、海な彼との初めての待ち合わせもココだったな
初めて海な彼と逢ったときの運転席の優しそうな笑顔の瞳が、いまもココロに残っている
きょうの人は、笑顔で迎えてくれたけれど、サングラスで瞳が見えない
赤い外車にも泥が付いたままだ
イタリアンレストランで、ランチのコース料理を食べた
その人は、猫舌だって
ドライブをして、湖のほとりで休んでいたら、手を握られた
「キレイだね」
だって
誘ってくれない、海な彼
海な彼に逢いたいのに、わたしは、別の人とのデートの約束をした
まだ明るかったのに、ホテルで、抱かれた
その人の髪は、シャンプーの匂いがした
わたしを抱いた後、安心している様子で寝ちゃってる
その人の寝息を聞きながら、腕枕された肩に上で、その人のアゴを見ていた
アゴに無精ヒゲが伸びている
わたしは、この人をスキになれるのかな
抱かれた腕の中で、
わたしのイバショに戻りたい
スティが待つ、わたしのお部屋に
ただそう思った
2009.04.16 (thu) 「ウエハースの椅子」
すっかりみちたりたあとにやってくるもの・・・それは死
死が待っているコトが分かっている
もうすぐそれがくることが
子供の頃からの絶望
生きているコトが、まるで添え物のようで、実感が無い
すべてに対して、絶望を感じ、そしていつしかその絶望と仲良くなってしまう
やあ、ただいま、と訪ねてくる旧友のように
人生の荒野の中で、歩きやすい道ではなく、自分で切り開く道を進んで行く
やがて辿り着く行き止まりの愛
完璧な愛の中で、毎日すこしずつ壊れていく
閉じ込められていく、恋人のココロの中に、子供の頃の自分のアタマの中に
人を好きになるとか、人にココロを開くとか、考えられなっかたのに
死はやすらかなもの、満ち足りた絶望の中で、それを待つ、その迎えを
神様の我侭な赤んぼうとして
『私は自分がたったいま恋人を疑ったことにおどろき、動揺している。信じきっていなければ、愛に意味などないことを知っていた。
私は恐怖を感じる。信じきっていることが、唯一の武器だったのだ。唯一の、そして無敵の。』
結局、自分は恋人の離れに間借りしている居候なのか、彼のオプションなのか
死は迎えに来てもらえず、自分のいる場所に、いてもいいと言ってもらえる場所に帰ってくる
そして、また閉じ込められていく、満ち足りた絶望へ
愛は切ないもの、危いもの、そこにあるのに決して触れない
甘く幸福なウエハースの椅子のように
わたしも感じていた子供の頃の絶望
そこから逃げて、辿り着いたいま
わたしも踏み固められた歩きやすい道ではなく、わたしなりに荒野を、わたしの道をすすんできた
きっとココが満足で、満ち足りていると感じれば、また絶望がやって来る
だから、ココはまだ通過点で
この先のわたしを信じていたい
ほんとのわたしのココロは、もっとツヨイから
2009.04.14 (tue) 初めの曲
詩史さんが好きだというビリー・ジョエル
わたしも気になって、70年代の洋楽を聞き出した
そういえば、スキだったんだ、わたしも
初めて買ったLP、そうCDじゃなくってね
それはオーケストラル・マヌーヴァース・イン・ザ・ダーク
初めて買ったのがコレだったから、かなりマニアというか、変人というか
そう、学生時代には、洋楽しか聞いてなかった
Buggles,STYX,Journey・・・・とめどなく聞いていると
思い出すの、あのころのこと
曲を聴いていると、カラダの先からビリビリって、やっぱり今もしびれてきて
色あせない、ぜんぜん、やっぱりあの頃の音楽には、しみいるモノがあるよ
ココロのそこのタマシイを、揺さぶられるような
こんなコト言っていると、自分が随分歳をとってしまったような気がするね
あの頃の音楽が、いまのわたしを、みんな洗い流して
ココロに溜まったモヤモヤぜんぶ、キレイに流してくれたのならイイのに
2009.04.13 (mon) わたしにはできないコト
結局、海な彼に会えなかった週末が過ぎていき
この週末にわたしのトコロに訪ねてくれたのは、アマゾンで買った本を届けてくれた宅配のオジサンだけ
そしていつもと変わらない今週がやってきた
バカみたいに普通に、あっけらかんと
わたしのことなんて、おかまいもなく日常は流れて行く
隔絶していた2日間を飛び越えて、そんな月曜に飛び込んで行ったわたし
ずっと、気になっているコトがあるの
アレ見ちゃってから
海な彼には、大人な女性を気取ってみたりして平気なフリをしていたけれど
けっこうグッサリきているんだよね
それがまだ刺さったままのような気がするの
とても気になるけど、決してわたしにはとどかないところに刺さったトゲみたいに
シーズン最後に彼と一緒にスノボに行ったとき
彼のクルマのダッシュボードを何気なく開けたら出てきたのアレ
はじめはそれが何なのか分からなかった
そんなの使ったことないし、使いたくとも使えないし、必要も無いから
わたしとはまったく、まるっきり無縁なもの
生涯かけても使えないもの
避妊のおクスリ、あそこにチューブで入れるんだって
「へぇ〜こんなクスリがあるんだぁ」
って明るく言ってみた
「あ、あぁそういうクスリもあるんだってね、昔の彼女がね・・・」
すこし、ビックリして、すこし、動揺の顔をした彼
それが、いつ使ったクスリだったのか
それを確かめなかった
クスリの箱とかそのままだったから、それをもっとよく見れば確かめられたのかも知れない
でも・・・でも、それは出来なかった
正直、怖かったのかもしれない
明るく振舞ったけれど、本当は、怖くってたまらなかったのかもしれない
それを早くもとのところに隠したかった
わたしの見えないところに、遠いところに
わたしには出来ないコト
どんなに頑張っても、それを、彼を最後まで満足させてあげることなんて出来ない
わたしは、わたしなりに頑張ったよ
テとかクチとか、ココでは書けないようなコトとか
わたしだってカラダのラインとか負けない自信くらいはすこしある
でもね、彼を満足させてあげることは出来ないから
わたしのカラダではね
それは、初めから分かっていたこと
彼とお付き合いを始めた最初から
だからね、いいの
いいんだ、それは仕方の無いことだから
彼がそれで満たされるのなら
わたしじゃないカラダでも、それで彼が満たされるのなら
わたしは、それでもイイのだと思う
でもそれは、わたしのただの思い過ごしで
彼の言うように、もう昔のコト
今はない、もう過ぎてしまったことなのかも知れない
しかし今はではないコトだったとしても、確実に過去にはあったことで
わたしにはとどかないコト、それを彼はしていた、オトコの人だからあたりまえだよね
なら、いまのわたしで、彼は満足できているのかな
けれど、彼に会えなかった週末は
すこし、チョットだけ・・・ううん、本当は、ほんとうはね、とっても不安になるの
わたしは大人の女性なんかじゃないよ
彼を信用するとか出来るとかそういうんじゃなくって、それは仕方のないことだから
わたしには、してあげられないコトだから
そう思っているのか
ただ、そう自分に、いいきかせているだけなのか
いまのわたしで満足させてあげられているのか
はたして、彼にその欲求があるのか無いのか、分からない
けれど、ただ最近、彼としていないような気もする・・・
そんなわたしは、醜いよね
そんなこと考えているわたしは、いやらしいよね
どうしたら晴らせるのだろう
このココロのモヤモヤ、イヤなわたし
2009.04.12 (sun) ねえ、知ってる?
目覚ましをセットしないでベットに入る金曜の夜
そう、今週末は、何も予定が無いの
久しぶりに朝寝坊ができるシアワセ
この週末は、わたしダケの時間が流れて行く
2日間お気に入りのわたしのお部屋にこもって
お化粧もしなくってもいいんだ
でもね、知ってる?
わたし、とっても弱い子なんだよ
真っ暗なベットの中、闇に押し潰されそうになって、淋しさが襲ってくるの
ベットの中にいると、彼との想いが残っているような気がして、よけいに辛くなるから、そこから這い出して
真っ暗な部屋のソファに一人ポツンと座るの
涙が止まるまで、わたしのココロが落ち着くまで
何も物音がしない光の無い部屋で
感じるのは裸足の足の裏のじゅうたんの感触だけ
ずっと、ずっとひとりぼっち
鳴らないケイタイも、鳴らない電話も、なんど受信を繰り返しても着てくれないメールも
みんなキライ
わたし、弱い子なんだよ
寂しいと、つぶれちゃうんだよ
ねえ、知ってる?
着信のないケイタイを開いて、やっぱり何も着信がないと確認した時の空しさ
一人で歌をうたっていて気付くと涙声になっている悲しさ
闇の暗さとともに襲ってくるどうしようもない孤独感
闇の部屋の中の時間がそこだけ固まって流れなくなっているような感覚
このままもう朝なんてこなければいいのにと思ってベットにもぐりこんでも変わらず朝に目覚める空虚感
部屋にこもりっきりだった翌朝の玄関ドアの外の眩しさ
ねえ、ねえ、知ってるの?
久しぶりにゆっくり出来ると思うわたしと
一人っきりで過すのが淋しくてたまらないわたしと
わたしから声をかければいいのに、メールすればイイのに
それが出来ないわたし
天使さんも、海な彼も、平気なのかな
寂しいなんて思うのはわたしダケ?
甘ったれなわたしだけなの?
また淋しさの谷に沈み込んで行っている
PCのキーボードをたたく音だけがやたら響く部屋で
明日、また涙で少しはれた目で起きて、すこし生白くなった顔を洗って
いつもの日常に戻って行くんだろうな
そんなわたし、だれか知っているの? ねえ
2009.04.11 (sat) 「東京タワー」
自分の大切なお気に入りの場所は居心地がいい
そこにずっと、その中だけが世界のすべてでもかまわない
でも本当は、ほんとはね、そこから自分を連れ出してくれる人を待っている
自分を連れ出してくれる人
自分の世界から、自分の殻から、外の世界へ
恋愛のカタチなんて、何が正しいとか、何が正論とか
そんなのはなくって、ときに人に疎まれようとも
二人の、二人の間だけに流れるシアワセがあればそれでイイ
人を傷つけ、うらまれても
恋に落ちて、いちばん傷つくのは、結局は自分自身なのだから
傷ついて、傷ついても人を好きになる
「生まれた瞬間には誰も傷ついていないんだぜ。俺はそれについて考えたんだけど、たとえどっか不自由に生まれついたり、病弱だったりひでえ親だったりしてもさ、生れた瞬間にはそいつは全然傷ついてないわけじゃん。人間って全員完璧な無傷で生れてくるんだぜ、すごくない?それ。で、あとはさ、傷つく一方っていうかさ、死ぬまでさ、傷はふえるわけだろ、誰でも」
傷ついて、その傷が癒えぬまにまたその上から傷ついて
そんなのの繰り返し
生きて行くことが傷つくことであるなら
それを恐れないで、殻の外に出よう
そこから連れ出してくれる人と恋に落ちれたのなら
なんてステキなコトだろう
カタチなんて、こだわらないで
2009.04.10 (fri) オムレツ
なんか、突然にオムレツ!が食べたくなって
ふだん買わない卵を買ってきて
このところ毎朝、オムレツを作ってるの
そういうのってあるよね
味は、まあまあと思うのだけれど
カタチがね、うまくクルンって丸くなってくれないの
でもね、けさは上出来☆だったんだぁ〜
5日目だから上手くもなるか
中はね、チーズ♪
ふわふわのタマゴの中からチーズがトロ〜ンって
こんど、海な彼に作ってあげよ☆
2009.04.09 (thu) 新人くんの印象
昨日、入った新人くんのわたしの印象は、
あ!オンナの人なんだ、だって
わたしの声を聞いても、オンナの人だと思ってたって
わたしも進歩したのかしら
声は、会社では意識していないけれど
でね、趣味はウエイトリフティングで、筋肉モリモリくんなの
やっぱり、タイプじゃないなぁ
2009.04.08 (wed) 若いオトコの子
会社のうちのトコにも新人が配属されて
今日、入社時研修が終わって、初めてうちのところに出社だったの
いや、初々しいね、もうカワイイくらいに
ハキハキと元気のイイ挨拶とか
少し恥かしがって自己紹介をするところとか
お肌のピチピチ感とか
そんなコトを思うわたしが、歳をとったなと感じちゃった
そう言えば、前の新人くんのわたしの第一印象は
「この人、オンナ?オトコ?」
だって、なんか、微妙ね
さて、今回の新人くんは、なんて思ったのかしら
でもね、残念なことに、タイプじゃないんだ
2009.04.07 (tue) フォルクスワーゲンな想い出
小さな頃の想い出って、あまり無いんだけれど
母も感心するくらい、スッポリと無いんだけれど
一つ鮮明に覚えているコトがあるの
明るい日差しが砂粒をキラキラと輝かせている砂の上で
フォルクスワーゲンバスのミニカーで遊んでいるの
わたし一人で
でも砂の中に、そのワーゲンが埋れてしまって
なくなっちゃうの
黄色のカワイイワーゲンバスは、わたしのお気に入りだった
でもね、不思議と悲しい記憶ではなくって、ただやたら広い砂浜で
その砂が明るくキラキラと輝いていて
そこは、わたしの大事な遊び場だった
その大事な場所に、わたしのお気に入りを置いてきただけのような
父のお仕事の関係で、引越しを繰り返していて、お友達は殆んど出来なかった
だから一人遊びが多かったんだ
あの砂浜は、わたしが生まれてから二つ目の引越し先で、
新しく海岸を埋め立てした所に作った団地で
周りは、防砂のネットを張った砂浜が広がってた
小さな頃の記憶って、そうそう残っていないけれど
この記憶は、わたしの最も古い記憶の一つと思う
まだ幼稚園にも上がる前の
あのワーゲンバスのミニカーも、キラキラの砂浜も
妙に鮮明にココロに残っていて
わたしは、ずっと、あの場所で遊び続けているような気がする
なくなっちゃったワーゲンバスと一緒に
2009.04.04 (sat) 半月の夜に
山の夜の澄んだ空気の中
まだ春の足音は遠く
ピリピリと寒さが肌を刺す
立ちのぼる湯煙の中
半月の月がきれいに輝いていた
今日は半月なんだね
母と二人で露天風呂に浸かりながら見た月
湯気の向こうにキレイに輝いていた
いまのわたしのシアワセは母のおかげなんだと思えた
雨の中の夜中の高速を抜けて
明け方、雨がやんだら、一面の銀世界
もう4月だというのに思いがけない雪景色が見れて母も喜んでいた
母の骨折が直ったから、そのお祝いにと温泉に来たんだ
お祝いといっても、すべて母に出してもらったのだけれど…ありゃ
一泊目は墨絵の中のような宿で
部屋付きの露天風呂は、墨絵の川の中に浮んでいるよう
母と、数え切れないくらい温泉につかってた
二泊目はつり橋の向こうの宿で
ここは母の好きな山菜のお料理自慢のお宿
母は懐石料理風にアレンジされた山菜に、らしくないと言っていたけれど
格別に美味しい山菜を味わえた
ここも部屋の露天風呂、そこで母と二人、キレイな半月を眺めてた
女性限定のお料理のコースを申し込んだり
母と二人並んでお化粧をしたり
母の髪や体を洗ってあげたり
母と娘の旅行が出来たのかな
帰ったあと、母から電話で
今日の月もキレイだから、外に出て見てごらんだって
おかあさん、ありがとう
2009.04.01 (wed) カラーとカット
17時から美容院で、カラーとカット
ほんとは、もう少し早くに行きたかったのだけれど
混んでいるみたいで予約が取れなかったんだ
カラーは今回も前回と同じ色のレッド系
カットは毛先5センチ
5センチ切っても変わらないくらい
前回の11月から4ヶ月ぶりだからね
いつもの美容師さんが、長いとシャンプーとか大変ですねって
わたしは、もう慣れてしまったから気にはならないけれど
美容師さん、カラーの時とか、ブローの時とか、髪が長いから大変そう
今回はカラーの後、初めてトリートメントしてもらったんだけれど
これ、なかなかイイみたい
髪がツルツルなんだよね
で、結局、終わったのは20時半で
はぁ、疲れたぁ
明日から母と旅行だから、これから母のトコに行かなきゃ