高橋政光 ――富士山の麓から




プロフィール 高橋政光の本 富士山そぞろ日記

   富士山が好きで、富士山の見えるところで暮らしたいと思い、30歳のとき富士宮市に移り住みました。富士宮市は、富士山本宮浅間大社の門前町として栄えてきた町です。この浅間大社の奥宮は富士山の山頂にあります。
 富士山の麓にある我が家の窓からは富士山が見えます。富士山は、四季折々に、またその時々にさまざまな表情を見せてくれます。私の心の中にはいつも富士山があります。朝も、昼も、夜も、心はいつも富士山に向かいます。そして、しばしばその美しさに息を呑み、驚嘆の声を上げます。そんな時、この美しい富士山を誰かに伝えたいという衝動に駆られます。というわけで、パソコン教室に通い、「高橋政光の富士山そぞろ日記」というブログを作りました。これからカメラのことも覚えて、美しい富士山の表情を発信したいと思っているところです。
 若いころから小説を書いています。30代から40代にかけては、人間存在の不条理をテーマとして書いたものを同人誌などに発表してきました。50才のときにあることがきっかけとなり、在職中にもかかわらず、文学に専念する決意をし、長編小説『行く春』を執筆しました。それは松尾芭蕉を小説化したものですが、寿貞という女性と芭蕉の愛を中心に書いたものです。それを自費出版しました。しかし、その後も芭蕉の文学と生涯を書きたいという思いが止まず、芭蕉を書き続けました。それを角川学芸出版に持ち込み、『松尾芭蕉上・中・下巻)』を出版しました。これは、松尾芭蕉の人生と文学をトータルにとらえたもので、芭蕉の全体像を書くことができたと思っています。
 定年退職後は執筆に専念し、ています。最近では、わが町富士宮を舞台にした小説、『ビーワンダー! B−1王者富士宮やきそば物語』を出版しました。